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MSプレミアム=日本アジアGのTOBで思惑―村上ファンド系に新たな動き、西松建設、東洋建設などマーク
(1/18 16:33)
日本アジアグループ<3751.T>(監理)のTOB(株式公式買い付け)をめぐり、投資ファンドが新たな動きを見せた。他の大量保有銘柄にも思惑が広がる可能性がある。
旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが14日、日本アジアGに対して1株840円でTOBを実施すると発表した。日本アジアGは昨年11月に経営陣が米ファンドと組んでMBO(経営陣による自社株買収)の方針を明らかにしているが、そのTOB価格(600円)を4割上回る水準だ。
シティインデックスは1月8日報告時点で日本アジアGを19.06%保有しているが、同ファンドによる大量保有が判明したのは昨年11月19日で、MBOの発表後だった。
旧村上ファンド系の他の大量保有銘柄への関心も高まる。シティインデックスは14日報告分で西松建設<1820.T>を12.91%まで買い増しているほか、大豊建設<1822.T>を24.84%、フージャースホールディングス<3284.T>を37.16%保有。中堅ゼネコンや不動産関連株の買い集めが目立つ。含み益や業界再編を思惑視しているとみられる。
このほか、旧村上ファンド系ではエフィッシモ キャピタルが不動テトラ<1813.T>やOSJBホールディングス<5912.T>を保有しているほか、レノが14日付で大量保有(5.04%)を発表した東洋建設<1890.T>もマークしておきたい。
提供:モーニングスター社
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日経平均は33円安、業種別値下がり率上位は輸送用機器、サービス、電気ガスなど
(1/15 10:08)
15日午前10時時点の日経平均株価は前日比33円04銭安の2万8665円22銭。朝方は、バイデン次期米大統領が現地14日発表の総額1.9兆ドル規模の追加景気対策案(日本時間15日朝に公表)により米景気回復が期待され、買い先行となり、寄り付き後まもなく2万8820円50銭(前日比122円24銭高)まで上昇した。ただ、直近連騰による短期的な過熱感もあって、利益確定売りにいったん下げに転じた。その後の戻りは限定され、前日終値を挟んでもみ合い商状となっている。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり594、値下がり1507。東証業種別株価指数では全33業種中、22業種が下落している。値下がり率上位業種は、輸送用機器、サービス、電気ガスなど。値上がり率上位業種は、鉱業、石油石炭製品、空運など。
午前10時ごろの値上がり率上位銘柄(東証1部)
・タマホーム<1419.T>
・ベクトル<6058.T>
・日本アG<3751.T>
・サーバーW<4434.T>
・プレナス<9945.T>
午前10時ごろの値下がり率上位銘柄(東証1部)
・メディアドゥ<3678.T>
・フィルC<3267.T>
・ランド<8918.T>
・テラスカイ<3915.T>
・SKジャパン<7608.T>
提供:モーニングスター社
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MSプレミアム=シンプル・イズ・ベスト―21年厳選株はT&Gニーズ、タムラ製など
(12/30 16:52)
株式新聞恒例の低位株投資ガイド「シンプル・イズ・ベスト」の時期がやってきた。株価が割安・低水準に放置された銘柄に分散して資金を投じ、良いころ合いを見計らって利益を出そうというのがこの企画の趣旨。今年も厳選したラインアップをお届けしたい。
シンプル・イズ・ベストの原則は大発会の寄り付きで10銘柄をそれぞれ最低単位だけ購入し、その後はしばらく保有する。十分に利が乗ったと判断したもの、また、一定以上下落してしまったものを順次売却していき、大納会までにすべてを処分するというシンプルな戦略だ。
2020年は予想外の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的規模での流行)の発生で、われわれの挙げた銘柄も大打撃を受けてしまった(表(1)参照)。年後半に高値を更新できたのは10銘柄中わずか2銘柄という状況がそれを物語る。
ところが、これこそ分散投資の真骨頂。半導体関連の野村マイクロ・サイエンス<6254.T>は12月中旬に4.3倍まで高騰し、TOB(株式公開買い付け)の掛かった日本アジアグループ(=日本アG)<3751.T>(監理)も11月末までに2.2倍化。結果的にほかの銘柄をカバーし、なんと大発会の買い付け総額(約90万円、手数料除く)を12月29日の合計時価(102・5万円)が上回っている。
それでは21年分のシンプル・イズ・ベストを発表する(表(2))。今回は東証1部から8銘柄、ジャスダック、マザーズから各1銘柄。購入単価は5万円台〜19.4万円で、例によってNISA(少額投資非課税制度)向けに総額を100万円未満に抑えた。
コロナ禍で売り込まれたテイクアンドギヴ・ニーズ(=T&Gニーズ)<4331.T>、ラウンドワン<4680.T>、日本航空(=JAL)<9201.T>のほか、材料含みの星光PMC<4963.T>、王道のルネサスエレクトロニクス<6723.T>、パワー半導体関連のタムラ製作所<6768.T>、国策が追い風のあすか製薬<4514.T>などを選んだ。
表(1) <2020年のパフォーマンス>
銘柄(コード) 大発会 その後の高値(日付) 上昇率
アスモ<2654.T> 606 733(2/6) 21.0
AMBITI<3300.T> 1172 1309(1/9) 11.7
日本アG(3751、監理) 382 855(11/30) 123.8
関電化<4047.T> 1000 1070(2/6) 7.0
住友理工<5191.T> 980 980(1/6) 0.0
サンコール<5985.T> 569 586(1/7) 3.0
野村マイクロ<6254.T> 1000 4265(12/16) 326.5
ウェルビー<6556.T> 1753 1964(2/14) 12.0
長野計器<7715.T> 924 1083(1/24) 17.2
東京産<8070.T> 616 699(1/22) 13.5
大発会 その後の高値(日付) 上昇率
TOPIX 1699.6 1819.46(12/30) 7.1
単位:円、%
表(2) <2021年の厳選銘柄>
銘柄(コード) 12月29日終値
ヤマト<1967.T> 706円
夢真HD<2362.T> 702円
T&Gニーズ<4331.T> 568円
あすか薬<4514.T> 1606円
ラウンドワン<4680.T> 922円
星光PMC<4963.T> 719円
テックP<6697.T> 672円
ルネサス<6723.T> 1081円
タムラ製<6768.T> 580円
JAL<9201.T> 1938円
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日経平均は136円安、業種別値下がり率上位は保険、パルプ紙、精密など
(11/20 10:07)
20日午前10時時点の日経平均株価は前日比136円98銭安の2万5497円36銭。朝方は、売りが先行した。日本時間20日の時間外取引で米ダウ先物が下落し、投資家心理が後退した。新型コロナウイルスの感染拡大が改めて懸念され、前場早々には2万5445円65銭(前日比188円69銭安)まで下落する場面があった。その後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり、値下がり。東証業種別株価指数では全33業種中、25業種が下落している。値下がり率上位業種は、保険、パルプ紙、精密など。値上がり率上位業種は、鉄鋼、情報通信、ゴム製品など。
午前10時ごろの値上がり率上位銘柄(東証1部)
・日金属<5491.T>
・ジーンズメイト<7448.T>
・シキボウ<3109.T>
・ブレインパッド<3655.T>
・栄研化学<4549.T>
午前10時ごろの値下がり率上位銘柄(東証1部)
・藤久<9966.T>
・セントケアHD<2374.T>
・日本アジアG<3751.T>(監理)
・巴川紙<3878.T>
・Vキューブ<3681.T>
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日経平均が225円程度安、東証1部値下がり率上位にGDO、レノバ、ダイヤHDなど
(11/19 14:01)
19日午後1時55分すぎの日経平均株価は、前日比225円程度安い2万5502円前後で推移する。後場も売り優勢でスタートし、一部メディアで東京都のきょうの新型コロナ新規感染者数が500人を超えたと報じられ、午後零時59分には、同253円20銭安の2万5474円94銭を付けた。その後は、模様眺めムードが広がり、安値圏でのもみ合いとなっている。為替市場では、ドル・円が1ドル=103円70銭台(18日終値は103円88−89銭)で推移する。
午後1時55分時点で、東証1部の値下がり率上位に、GDO<3319.T>、レノバ<9519.T>、ダイヤHD<6699.T>、Wスコープ<6619.T>、東祥<8920.T>がランクイン。値上がり率の上位には、コナカ<7494.T>、日金属<5491.T>、Vキューブ<3681.T>、JTEC<3446.T>、日本アジアG<3751.T>(監理)が入っている。
提供:モーニングスター社