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ラサ工業が昨年来高値、岩井コスモ証は「A」継続、目標株価は3150円に引き上げ
(1/14 10:35)
ラサ工業<4022.T>が4日続伸、90円高の2678円まで買われ、連日の昨年来高値更新。岩井コスモ証券では13日付で、投資判断「A」(強気)を継続、目標株価は2200円から3150円に引き上げている。
株価は上昇したものの、株価指標に割高感がなく、事業面での追い風も強まっていることから、さらなる上値が期待できると判断しているという。目標株価は21年3月期予想PER約15倍の3150円に引き上げ、「A」を継続するとしている。あまり目立たない中堅化学メーカーだが、台湾TSMCが製造する先端プロセッサや3DNANDフラッシュメモリなど先端半導体の製造向けに高純度リン酸を供給しており、スマホや新型ゲーム機向けに半導体需要が旺盛なことの恩恵を享受し、中期的な成長局面にあると指摘。「2018年以来の3000円大台乗せへの条件が整ったと考える」としている。
同証券では連結営業利益について、21年3月期23億円(前期比23%増、会社側計画は21億円)、22年3月期30億円と試算している。
午前10時25分時点の株価は前日比8円高の2596円。
提供:モーニングスター社
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レーティング情報(目標株価変更・その2)=トビラS、SHIFTなど
(1/14 09:55)
◎東海東京証券(3段階・アウトパフォーム>ニュートラル>アンダーパフォーム)
トビラS<4441.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、2600円→2000円
IRJHD<6035.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、11500円→20300円
センコーGH<9069.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、930円→1190円
◎岩井コスモ証券(5段階・A>B+>B>B−>C)
SHIFT<3697.T>――「A」→「A」、20000円→15000円
ラサ工業<4022.T>――「A」→「A」、2200円→3150円
C&R社<4763.T>――「B+」→「B+」、1350円→1280円
提供:モーニングスター社
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<きょうの材料と有力銘柄>パワー半導体の増産投資加速―関連株にサムコやラサ工業など
(12/15 08:32)
東芝<6502.T>などが高い電圧や大きな電流を扱う「パワー半導体」を増産すると伝わっている。EV(電気自動車)向けに需要が強く、同社は800億円を投じてウエハーの生産能力を引き上げるという。富士電機<6504.T>も24年3月期までにEV向けなどのパワー半導体の設備投資に1200億円を投じる方針と表明している。
関連銘柄は装置のサムコ<6387.T>や岡本工<6125.T>、Mipox<5381.T>のほか、次世代素材でラサ工業<4022.T>、タムラ製<6768.T>もマークしたい。
提供:モーニングスター社
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日経平均52円程度安、値下がり率上位に内田洋行、セラク、Casaなど
(12/3 10:05)
3日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比52円程度安い2万6748円前後で推移する。朝方から売りが先行。押し目を拾う動きもあるもようで、前日終値を挟んだ動きが続いていたが、株価指数先物にややまとまった売りが出たことをきっかけに、午前9時48分には同65円72銭安の2万6735円26銭を付けた。時間外取引での米株価指数先物は、軟調な展開となっている。為替市場では、ドル・円が1ドル=104円50銭前後(2日終値は104円56−57銭)で小動き。
午前10時すぎの値下がり率上位銘柄(東証1部)
・内田洋行<8057.T>
・セラク<6199.T>
・Casa<7196.T>
・ベイカレント<6532.T>
・KeePer<6036.T>
午前10時すぎの値上がり率上位銘柄(東証1部)
・ショーケース<3909.T>
・DLE<3686.T>
・三光合成<7888.T>
・サンコール<5985.T>
・ラサ工業<4022.T>
提供:モーニングスター社
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先読み作戦指令室=ラサ工業:第2四半期は大幅増益の好スタート、夢のある思惑材料も
(11/10 09:30)
ラサ工業<4022.T>を狙いたい。
1911年に太平洋に浮かぶラサ島の肥料原料となるリン鉱石の採掘・加工会社として創業(設立は1913年)、現在はリン系製品など化成品、掘削・粉砕・選別機など機械、高純度無機素材など電子材料が3本柱。不動産賃貸事業という安定収益源もある。歴史を見ると、一時は収益の柱だった肥料、金属鉱山、製錬、シリコンウエハ再生などの事業から撤退するなど、大胆な選択と集中の経営戦略を続けてきた“企業DNA”を持つことも注目点。また、ラサ島には依然として大量のリン鉱石が埋蔵されていると見られるほか、付近の海域にはマンガン団塊,海底.熱水鉱床、鉄・マンガンクラストなど海洋資源が眠っていると見られており、夢のある思惑材料も持っている。
11月8日に21年3月期第2四半期(4−9月)、通期の連結業績は、経常・純利益予想を上方修正した(第2四半期の決算発表は11月13日予定)。具体的には通期の経常利益が15億円から21億円(前期比21.5%増)へ、純利益は13億円から15億円(同14.5%増)に修正。通期の見通しについては機械事業は不振と見られるものの、化成品事業で半導体向け高純度燐酸は高水準の販売が続くと見込まれる一方、電子材料事業において高純度無機素材の販売は堅調に推移すると見込まれ、レアメタル商品市況も底堅く推移すると見ている。
期末配当は40円(前期末40円)の計画。
株価は10月9日に2240円高値をつけたあと、調整に入ったが、11月2日に1959円まで押してから底入れ反転。5・13・26週、6・12・24か月移動平均線の上昇トレンドにも変化はない。
◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社