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1/12
16:21
新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、首都圏1都3県で8日から緊急事態宣言が敷かれた。飲食店などの営業時間が制限され、夜間を自宅で過ごす人が大幅に増える。自粛下の過ごし方に関連する銘柄に関心が集まりそうだ。
2月7日までの1カ月が想定される今回の緊急事態宣言は、東京など1都3県の飲食店で夜8時までの営業が要請されるほか、商業施設も時短営業が働き掛けられ、多くの店舗が通常より早い時間に閉店する。
夜間に外出する場所が激減することで、自宅に長く居る人が確実に増える。「巣ごもり消費」は再び拡大する公算が大きく、飲食に絡んではデリバリーの出前館<2484.T>や「業務スーパー」の神戸物産<3038.T>、菓子材料のcotta<3359.T>などに注目が集まる。
新たな趣味に挑戦する人や、スキルアップにいそしむ動きも拡大する可能性が高い。プラモデルやDIY、手芸などのほか、語学学習や資格試験に時間を充てるケースも少なくないだろう。
プラモデルではバンダイナムコホールディングス(=バンナムHD)<7832.T>や玩具大手のタカラトミー<7867.T>、手芸は藤久<9966.T>、DIYはホームセンターのケーヨー<8168.T>などが浮上する。また、意外なところでは、GSIクレオス<8101.T>がプラモデル用の塗料を手掛ける。
資格をめぐっては、オンライン講座を展開するKIYOラーニング<7353.T>が狙い目。資格取得ニーズは従来から強く、巣ごもりによって一段と押し上げられそうだ。同社は前2020年12月期の単体営業利益見通しを1.3億円から1.6億円(財務諸表を作成していないため前期比較はなし)に増額している。ネット広告の効果で知名度が高まっており、1万円弱でもみ合う株価の上放れが期待される。
このほか、「資格の学校」のTAC<4319.T>や、オンライン英会話のレアジョブ<6096.T>もマークしたい。穴株としては、デジタルキャンパスの学校「ネットの大学マナガラ」を今年4月に開校するウィザス<9696.T>も面白そうだ。
提供:モーニングスター社
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12/29
17:20
テクノアルフ<3089.T>
続落。前20年11月期決算を発表し、連結営業損益は6000万円の赤字(前々期実績2億6200万円の黒字)だった。エレクトロニクス事業において、製造ライン向け装置一式の販売が低調に推移した。今期期業績予想は現時点で合理的な算定が困難として非開示。期末一括配当予想は25円(前期実績25円)を見込んでいる。
太洋物産<9941.T>
一時ストップ安で年初来安値更新。東証が28日、同社株式を上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄に指定すると発表した。同日付の有価証券報告書で前9月期において債務超過となったため。猶予期間は22年9月30日まで。
岩塚製菓<2221.T>
年初来高値更新。同社が株式を保有するWANT WANT CHINA HOLDINGS LIMITEDからの中間配当金3億9600万円を今3月期の第3四半期(10−12月)に営業外収益の受取配当金として計上する。
ラクオリア薬<4579.T>
3日ぶり反発。中期経営計画を修正し、今12月期の連結営業損失予想は従来の2億6000万円から7億5300万円(前期実績1500万円)に損失幅を拡大したものの、最終年度である22年12月期の営業利益は2億4400万円から3億7700万円に増額した。
cotta<3359.T>
上伸。28日、12月単月の連結売上高が過去最高となる見込みと発表した。新型コロナの影響で20年は「自宅で家族とクリスマス」という傾向が顕著にみられたことから、同社のクリスマス商戦がBtoB、BtoCともに好調に推移した。詳細の数値は21年1月13日に開示する予定。
☆上記の記事には未確認情報が含まれています。
提供:モーニングスター社
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12/22
16:26
新型コロナウイルスをめぐる期待と懸念に、株式市場が一喜一憂している。ワクチンの接種開始が好材料視される一方で、欧米での「変異種」の登場が警戒感につながり、21日は日経平均株価が前週末比229円安まで売り込まれる場面があった。東京都の新規感染者数はこの日も392人と高水準が続き、リモートや衛生、巣ごもり消費といった物色テーマの息が長くなっている。
これまでに英国と米国で米ファイザーなどが開発したワクチンの接種が始まっている。また、米国では同国のモデルナのワクチンも許可された上、与野党が9000億ドル(約93兆円)規模の追加経済対策にも合意した。しかし、直後の日本株の好反応は限定的。高まる「第3波」にマーケットが逃げ腰になっている。
新型コロナの変異種については未確認情報が多いものの、感染力が極めて強いとされている。また、既存のワクチンの効力を不安視する見方もあり、市場の楽観論を吹き飛ばしかねない。
こうした中で底力を示しつつあるのが、ブイキューブ<3681.T>などのいわゆるウィズコロナの本命格だ。Vキューブの株価はこの日、軟調の地合いにあらがい前週末比3.6%高まで買われた。クリーンルームの日本エアーテック<6291.T>も下値を切り上げる動きを維持している。
EC(=Eコマース、電子商取引)店舗支援のBASE<4477.T>や、デリバリーの出前館<2484.T>も新型コロナ第1波、2波で大きく上昇し、このテーマの主力級の位置付けだ。
Jストリーム<4308.T>も有力銘柄の一つ。同社は企業向けに動画配信プラットホームを展開しており、インターネットを利用した「バーチャル株主総会」やネット展示会など、企業のIR(投資家向け広報)支援で商機をとらえる。高値圏でもちあう株価は新局面に入る可能性がある。
このほか、サージカルマスクの川本産業<3604.T>や、ビジネスチャットのChatwork<4448.T>、「業務スーパー」を展開する神戸物産<3038.T>なども継続してマークしておきたい。
コロナ対策関連株の上昇率
銘柄名・コード 上昇率(21日現在)
BASE<4477.T> 1179.1%
Jストリーム<4308.T> 790.3%
出前館<2484.T> 658.6%
Vキューブ<3681.T> 545.5%
山王<3441.T> 493.5%
ギグワークス<2375.T> 488.2%
ライトアップ<6580.T> 462.9%
GMOペパボ<3633.T> 435.1%
ヤーマン<6630.T> 394.0%
ツインバド<6897.T> 361.2%
川本産業<3604.T> 308.9%
エムスリー<2413.T> 303.7%
ITM<2148.T> 297.4%
ストリーム<3071.T> 282.6%
cotta<3359.T> 276.7%
PCNET<3021.T> 271.1%
IRJHD<6035.T> 270.3%
スノーピーク<7816.T> 260.2%
提供:モーニングスター社
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11/6
16:49
・発表日は変更になる場合もあります。
◆11月13日(金)
キャンディル <1446.T>
コーアツ工業 <1743.T>
アジアゲート <1783.T>
ETSHD <1789.T>
ウェッジHD <2388.T>
オリコンHD <2498.T>
まんだらけ <2652.T>
ユーグレナ <2931.T>
サンワC <3187.T>
ディアライフ <3245.T>
オプンハウス <3288.T>
レカム <3323.T>
cotta <3359.T>
パルマ <3461.T>
マリオン <3494.T>
リネットJ <3556.T>
オークファン <3674.T>
Fスターズ <3687.T>
Rワールド <3691.T>
フォーシーズ <3726.T>
インタトレド <3747.T>
クラウドW <3900.T>
PCIHD <3918.T>
チェンジ <3962.T>
CAP <3965.T>
シェアRT <3989.T>
ナレッジS <3999.T>
ネクシィーズ <4346.T>
DIシステム <4421.T>
リビンテクノ <4445.T>
HENNGE <4475.T>
Speee <4499.T>
アサカ理研 <5724.T>
フリクアウH <6094.T>
ブランジスタ <6176.T>
エアトリ <6191.T>
キャリア <6198.T>
極東産機 <6233.T>
ホソミクロン <6277.T>
TVE <6466.T>
SUS <6554.T>
みらいワクス <6563.T>
ピクセラ <6731.T>
スプリックス <7030.T>
CRGHD <7041.T>
アクセスGH <7042.T>
ピアズ <7066.T>
インテM <7072.T>
東北化学 <7446.T>
グッドS <7676.T>
レオクラン <7681.T>
アミファ <7800.T>
MTG <7806.T>
SHOEI <7839.T>
アジア航測 <9233.T>
学研HD <9470.T>
マミーマート <9823.T>
加藤産 <9869.T>
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11/4
09:30
cotta<3359.T>に注目したい。
菓子屋、パン屋が必要とする資材や材料を小ロット・低単価・短納期で提供する製菓・製パン業界最大のプラットホーム「cotta」を運営、一般コンシューマーも購入できる。
20年9月期連結の経常利益は2億1400万円(前期比38.7%減)、純利益は1億3500万円(同40.2%減)の見通しだが、第3四半期(19年10月−20年6月)はそれぞれ4億7000万円(前年同期比29.1%増)、3億2300万円(同29.87%増)とすでに通期利益計画を超過しているだけでなく、18年9月期のピーク利益(それぞれ3億7800万円、3億4100万円)に対して経常利益はクリア、純利益は肉薄する高水準の利益を弾き出している。前期業績上ブレ、9月期末配当増額(4円計画)期待や、21年9月期収益拡大継続の期待も出てきそうだ。第3四半期の好調の要因についてはBtoB向けは新型コロナウイルス影響を受けたものの、「巣ごもり消費」の影響で、お菓子、パンを自宅で作る需要が急増したため、BtoC向けの販売は大変順調に推移したこと。
決算発表は11月13日の予定。11月29日にはリンクスリサーチ主催の個人投資家向けIRセミナーで黒須綾希子社長が個人投資家向け説明会を行う予定でもある。
株価は9月30日に1236円上場来高値を更新したあと、調整に入ったが、日足を見ると、1000円割れが底値ゾーンとなっており、依然として底値水準に位置している。
◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社