-
12/14
11:27
日本酸素ホールディングス<4091.T>が続伸。野村証券では11日付で、投資判断を「Neutral」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を1880円から2400円に、それぞれ引き上げている。
業績は底堅いと見て予想を上方修正し、あわせて「Buy」に引き上げるとしている。幅広い産業で使用される産業ガスの需要は経済活動と連動し、足元の半導体向けの好調に加えて23年3月期にかけて幅広い産業向けにガスの販売が回復すると考えるとコメント。
中期ではエレクトロニクス向けの拡大に加え、買収を機に事業機会が広がった米国やアジアでの利益拡大を予想するとしている。海外で競合企業の再編が進んだことによる競争環境の改善や、半導体向けや海外事業の成長性を評価して、RN Large cap(除く金融)の22年3月期予想基準EV/EBITDA倍率9−10倍より上の10−11倍で評価し、あわせて目標株価を2400円に引き上げるとしている。
同証券では調整後連結営業利益について、21年3月期825億円(前期比8.7%減、従来805億円、会社側計画は820億円)、22年3月期925億円(従来869億円)、23年3月期1036億円(同991億円)と試算している。
午前11時20分時点の株価は前週末比155円高の1963円。
提供:モーニングスター社
-
12/14
09:51
◎野村証券(3段階・Buy>ニュートラル>リデュース)
日本酸素HD<4091.T>――「ニュートラル」→「Buy」、1880円→2400円
◎みずほ証券(3段階・買い>中立>アンダーパフォーム)
イオンFS<8570.T>――「中立」→「買い」、1050円→1470円
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券(3段階・オーバーウエート>ニュートラル>アンダーウエート、中・小型株分類はBuy>Hold>Sell)
前田建設<1824.T>――「ニュートラル」→「オーバーウエート」、1000円→1150円
大林組<1802.T>――「オーバーウエート」→「ニュートラル」、1250円→1150円
提供:モーニングスター社
-
12/14
09:09
日本酸素ホールディングス<4091.T>が前週末比5.5%高の1908円まで買われた。野村証券が投資判断を引き上げている。
同証券は11日付で日本酸素HDのレーティングを「ニュートラル」(中立)から「Buy」(買い)に変更した。特殊ガスや海外産業ガスで成長を見込み、目標株価を2400円(従来1880円)とした。
提供:モーニングスター社
-
12/14
08:27
◎新規
★NTTDIM<3850.T>、★ヒラノテク<6245.T>、★ニチコン<6996.T>
◎格上げ
★前田建設<1824.T>、★日本酸素HD<4091.T>、★イオンFS<8570.T>
◎格下げ
大林組<1802.T>、◇トビラS<4441.T>、日電硝子<5214.T>
*★は最上位、×は最下位、◇は2段階以上の変更、未確認情報を含む
提供:モーニングスター社
-
12/7
08:53
英政府は米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを承認し、8日に接種を開始する。米国ではFDA(米食品医薬品局)の諮問委員会の会合が開催され、使用許可が10日にも出る見通し。ワクチン輸送で重要拡大が見込まれるドライアイスの関連銘柄に注目が集まる可能性がある。
ファイザーとビオンテックは11月に米英で新型コロナワクチンの使用許可を申請し、英当局が世界に先駆けて承認した。米国もファイザーに続き、米モデルナのワクチンについても実用化が近いとされている。EU(欧州連合)はファイザーのワクチンを早ければ年内にも承認し、仏では来年1月にも接種が始まる。日本政府もファイザーやモデルナから供給を受ける方向だ。
新型コロナワクチンの生産が本格化する中、輸送に欠かせない低温物流網の「コールドチェーン」の重要度が増す。ファイザーのワクチンはマイナス70度以下の超低温で保管する必要がある。同社は年内の生産目標を当初の1億回から5000万回に半減したのは、サプライチェーンのネックによる。物流網の強化を急ぐ公算だ。
超低温での管理に最も適する物質はヘリウムだが、より調達しやすいのが二酸化炭素を凍らせたドライアイスだ。ファイザーはドライアイスを用い、マイナス70度を10日間保持できる小型容器を開発した。日本政府はファイザーから1.2億回分のワクチンの購入を予定しており、来年にも日本での接種開始が予想される。
日本酸素ホールディングス<4091.T>はヘリウムに加え、ドライアイスの原料となる液化炭酸ガスを取り扱う。エア・ウォーター<4088.T>も炭酸ガス、水素、ヘリウムなどさまざまな産業ガスを展開する。株価が低水準に放置された昭和電工<4004.T>も狙い目。同社はドライアイスの販売所を全国に展開するなど供給網が充実している。株価は上値を抑えてきた26週移動平均線に迫りつつある。
小型株では東邦アセチレン<4093.T>は炭酸ガスのほか、超低温液化ガス容器も取り扱う。穴株としては小池酸素工業<6137.T>が浮上する。液化炭酸ガスのほか、産業用ガスの供給装置を販売している。流動性にやや難があるものの、動き始めたら上昇が早そうだ。このほか、液化炭酸ガスの輸送に必要なタンクローリーで極東開発工業<7226.T>、新明和工業<7224.T>なども面白い。
提供:モーニングスター社