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12/30
16:52
株式新聞恒例の低位株投資ガイド「シンプル・イズ・ベスト」の時期がやってきた。株価が割安・低水準に放置された銘柄に分散して資金を投じ、良いころ合いを見計らって利益を出そうというのがこの企画の趣旨。今年も厳選したラインアップをお届けしたい。
シンプル・イズ・ベストの原則は大発会の寄り付きで10銘柄をそれぞれ最低単位だけ購入し、その後はしばらく保有する。十分に利が乗ったと判断したもの、また、一定以上下落してしまったものを順次売却していき、大納会までにすべてを処分するというシンプルな戦略だ。
2020年は予想外の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的規模での流行)の発生で、われわれの挙げた銘柄も大打撃を受けてしまった(表(1)参照)。年後半に高値を更新できたのは10銘柄中わずか2銘柄という状況がそれを物語る。
ところが、これこそ分散投資の真骨頂。半導体関連の野村マイクロ・サイエンス<6254.T>は12月中旬に4.3倍まで高騰し、TOB(株式公開買い付け)の掛かった日本アジアグループ(=日本アG)<3751.T>(監理)も11月末までに2.2倍化。結果的にほかの銘柄をカバーし、なんと大発会の買い付け総額(約90万円、手数料除く)を12月29日の合計時価(102・5万円)が上回っている。
それでは21年分のシンプル・イズ・ベストを発表する(表(2))。今回は東証1部から8銘柄、ジャスダック、マザーズから各1銘柄。購入単価は5万円台〜19.4万円で、例によってNISA(少額投資非課税制度)向けに総額を100万円未満に抑えた。
コロナ禍で売り込まれたテイクアンドギヴ・ニーズ(=T&Gニーズ)<4331.T>、ラウンドワン<4680.T>、日本航空(=JAL)<9201.T>のほか、材料含みの星光PMC<4963.T>、王道のルネサスエレクトロニクス<6723.T>、パワー半導体関連のタムラ製作所<6768.T>、国策が追い風のあすか製薬<4514.T>などを選んだ。
表(1) <2020年のパフォーマンス>
銘柄(コード) 大発会 その後の高値(日付) 上昇率
アスモ<2654.T> 606 733(2/6) 21.0
AMBITI<3300.T> 1172 1309(1/9) 11.7
日本アG(3751、監理) 382 855(11/30) 123.8
関電化<4047.T> 1000 1070(2/6) 7.0
住友理工<5191.T> 980 980(1/6) 0.0
サンコール<5985.T> 569 586(1/7) 3.0
野村マイクロ<6254.T> 1000 4265(12/16) 326.5
ウェルビー<6556.T> 1753 1964(2/14) 12.0
長野計器<7715.T> 924 1083(1/24) 17.2
東京産<8070.T> 616 699(1/22) 13.5
大発会 その後の高値(日付) 上昇率
TOPIX 1699.6 1819.46(12/30) 7.1
単位:円、%
表(2) <2021年の厳選銘柄>
銘柄(コード) 12月29日終値
ヤマト<1967.T> 706円
夢真HD<2362.T> 702円
T&Gニーズ<4331.T> 568円
あすか薬<4514.T> 1606円
ラウンドワン<4680.T> 922円
星光PMC<4963.T> 719円
テックP<6697.T> 672円
ルネサス<6723.T> 1081円
タムラ製<6768.T> 580円
JAL<9201.T> 1938円
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11/11
07:44
安藤ハザマ<1719.T>
神田通機<1992.T>
寿スピリッツ<2222.T>
TBASE<3415.T>
アズーム<3496.T>
オープンドア<3926.T>
T&Gニーズ<4331.T>
スペースマーケ<4487.T>
ラウンドワン<4680.T>
ワシントンH<4691.T>
不二硝<5212.T>
アドベンチャー<6030.T>
EAJ<6063.T>
ホープ<6195.T>
旅工房<6548.T>
HANATJ<6561.T>
ツインバード<6897.T>
ベルトラ<7048.T>
247<7074.T>
今仙電機<7266.T>
関西みらいF<7321.T>
ジャムコ<7408.T>
JR西日本<9021.T>
ビジョン<9416.T>
HIS<9603.T>
セレスポ<9625.T>
日空ビル<9706.T>
KNTCT<9726.T>
進学会HD<9760.T>
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11/10
15:43
安藤ハザマ<1719.T>
神田通機<1992.T>
寿スピリッツ<2222.T>
TBASE<3415.T>
アズーム<3496.T>
オープンドア<3926.T>
T&Gニーズ<4331.T>
スペースマーケ<4487.T>
ラウンドワン<4680.T>
ワシントンH<4691.T>
不二硝<5212.T>
アドベンチャー<6030.T>
EAJ<6063.T>
ホープ<6195.T>
旅工房<6548.T>
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ツインバード<6897.T>
ベルトラ<7048.T>
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今仙電機<7266.T>
関西みらいF<7321.T>
ジャムコ<7408.T>
JR西日本<9021.T>
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神田通機<1992.T>
寿スピリッツ<2222.T>
TBASE<3415.T>
オープンドア<3926.T>
T&Gニーズ<4331.T>
スペースマーケ<4487.T>
ラウンドワン<4680.T>
ワシントンH<4691.T>
不二硝<5212.T>
アドベンチャー<6030.T>
EAJ<6063.T>
ホープ<6195.T>
247<7074.T>
ジャムコ<7408.T>
JR西日本<9021.T>
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11/10
09:40
米ファイザー<PFE>などによる新型コロナウイルスのワクチン開発が前進したことを受け、10日の東京株式市場では旅行関連株などに買いが広がっている。JAL<9201.T>やANAホールディングス<9202.T>が一時2割高となり、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>も1割超値上がり。エイチ・アイ・エス<9603.T>が値幅制限いっぱいまで買われている。
<9割以上に効果、航空や鉄道に物色広がる>
ファイザーとドイツのビオンテックは9日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンが最終段階の治験参加者の9割以上に効果があったと発表した。近く米国で緊急使用の承認手続きを申請する。同日の米国市場では、ボーイング<BA>など航空株のほか、クルーズ船のカーニバル<CCL>、ウォルト・ディズニー<DIS>といった新型コロナで窮地に追い込まれた企業の株価が急騰した。
10日の東京市場も同様の展開となっている。JR各社のほか、西武ホールディングス<9024.T>や京成電鉄<9009.T>、東急<9005.T>といった鉄道株が軒並み大幅高。旅行ではHISのほかにオープンドア<3926.T>がストップ高。航空券予約サイトのエアトリ<6191.T>、クルーズ船予約のベストワンドットコム<6577.T>も急騰した。
インバウンド(訪日外国人観光客)の回復期待により、松屋<8237.T>をはじめとする百貨店株や、セレクトショップのユナイテッドアローズ<7606.T>も大幅に値上がりした。また、結婚式場のテイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>、複合施設のラウンドワン<4680.T>などにも買いが殺到している。
<ウィズコロナ株は売られる>
半面、ウィズコロナの新常態銘柄は軟調だ。ビデオ会議のブイキューブ<3681.T>が大幅安。米市場では同業のズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>も急落した。ネット通販の恩恵を受けてきたヤマトホールディングス<9064.T>やSGホールディングス<9143.T>も安い。宅配食のオイシックス・ラ・大地<3182.T>、出前館<2484.T>も下げが厳しい。
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