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住友林業<1911.T>が3日ぶりに急反発し、前日比4.1%高の2132円まで買われた。信越化学工業<4063.T>が米国に塩化ビニール樹脂の新工場を建設すると伝わり、住宅市場の好調さが改めて意識された。
信越化が建物の窓枠や電線の被覆に使われる塩ビの工場を、1300億円を投じてルイジアナ州に建設すると報じられた。同国の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は直近の昨年12月が前月比5.8%増の166.9万戸と約14年ぶりの高水準を記録。低水準の住宅ローンやコロナ禍をきっかけとする郊外住宅ニーズの高まりが背景にある。
住友林は、米住宅市場の活況を背景に20年12月期の業績予想を上方修正した経緯がある。20年12月期決算の発表は2月15日を予定している。信越化にも買いが先行しているほか、関連銘柄では電動工具のマキタ<6586.T>、発電機や小型屋外作業機のやまびこ<6250.T>、可搬型発電機大手のデンヨー<6517.T>なども高い。
提供:モーニングスター社
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08:32
信越化<4063.T>が米国に塩化ビニール樹脂の新工場を建設すると伝わった。活況な住宅市場や景気刺激策を背景に、建物の窓枠や電線の被覆に使われる同製品の需要が強まっている。同社は同国で今夏にも年産能力29万トンの塩ビ工場が稼働する見通しだが、これとは別に1300億円を投じ、同38万トン規模の生産拠点を追加で設けるという。
米住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は直近の昨年12月が前月比5.8%増の166.9万戸と約14年ぶりの高水準を記録した。低水準の住宅ローンやコロナ禍をきっかけとする郊外住宅ニーズの高まりが背景にある。先行指標の建設許可件数も堅調に推移している。
信越化の動きは、米国で展開する住宅関連株にも好材料となる可能性がある。住友林<1911.T>のほか、電動工具のマキタ<6586.T>、発電機や小型屋外作業機のやまびこ<6250.T>、可搬型発電機大手のデンヨー<6517.T>、コンプレッサーの北越工<6364.T>、釘(くぎ)打ち機のマックス<6454.T>など。
提供:モーニングスター社
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08:31
米ジョージア州で現地5日に締め切られた2議席を争う連邦議会上院の決選投票は、いずれも民主党の候補者の得票が共和党の現職を上回ることが濃厚となった。大統領と下院に続き、上院も民主が実質多数派となる「トリプルブルー」政権が誕生する見通しで、株式市場では環境やインフラ、バリュー(割安)株、金融株などが買われる反応が想定される。
現地メディアの情勢調査によれば、日本時間7日午前7時時点で、ジョージアの上院決選は民主のオソフ氏(改選)、ウォーノック氏(補選)の両候補者に当確が出ている。マーケットではトリプルブルーにより民主主導の財政拡大が進みやすくなるとの見方から、米長期金利が上昇した。
これを受け、6日はハイテク株で構成するナスダック総合指数が値下がりした一方、相対的に割安なNYダウは前日比437ドル高と急騰して市場最高値を更新した。個別の米株は、太陽光発電など環境関連が値を飛ばした。バイデン次期大統領は温暖化ガス削減を目指すパリ協定への復帰や、環境分野への巨額投資を公約。また、公共インフラの整備やインターネット網の拡充にも意欲的だ。
金利上昇をめぐっては、ハイテクセクターに多いグロース(成長)株からバリュー株への資金シフトが想定される。また、金融セクターにも追い風とみられ、6日の米市場でも関連株が値上がりしている。きょうの東京株式市場は、こうした物色動向を引き継ぐ公算が大きい。
<物色テーマと有力銘柄>
◎環境
太陽光発電の本命は北米が主戦場の太陽電池製造装置メーカーのエヌピーシー<6255.T>。顧客のファースト・ソーラー<FSLR>の株価も6日は急騰している。脱炭素の気運が世界的に勢い付く可能性があり、再生可能エネルギー事業のディベロッパーのレノバ<9519.T>も反発が期待される。このほか、EV(電気自動車)関連はデンソー<6902.T>や、同社向けに温度センサーに使う「サーミスタ」を供給する大泉製<6618.T>、テスラと取引実績のあるモーター用自動巻線機の小田原エン<6149.T>、風力発電関連の駒井ハルテク<5915.T>などに注目したい。
◎インフラ
米国には耐用年数を過ぎた橋りょうや道路が多い。東京綱<5981.T>は現地に工場を持ち、軽くて強力な緊張材や補強筋の素材のCFCC(炭素繊維複合ケーブル)を展開。大型工事で採用された。米国事業に力を入れる太平洋セメ<5233.T>、工事現場で使う発電機のやまびこ<6250.T>、チェーンブロックのキトー<6409.T>も浮上する。
◎バリュー
PBR(株価純資産倍率)は日産自<7201.T>はが約0.6倍。EV関連の側面も意識される。日電硝子<5214.T>は0.4倍台で、構造改革による収益改善期待を踏まえると割安修正の余地がある。水素製鉄法への転換を目指す日本製鉄<5401.T>は0.5倍、海運では準大手のユナイテド海<9110.T>が0.3倍台と出遅れ感があり、足元でばら積み船市況が回復傾向にある点も見逃せない。こんほか、UACJ<5741.T>やリョービ<5851.T>、リコー<7752.T>もマークしたい。
◎金融
銀行や大手保険株は金利上昇を受けて6日に株価が上昇しており、きょうも買い優勢となるかが注目される。ダークホースは不動産担保ローンのアサックス<8772.T>。また、将来的な住宅ローン金利上昇の思惑が浮上すれば、フラット35販売のアルヒ<7198.T>やモーゲージS<7192.T>にも関心が向かうかもしれない。
提供:モーニングスター社
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12/15
09:31
やまびこ<6250.T>に注目したい。
小型屋外作業機械・農業用管理機械・一般産業用機械を事業の三本柱とする屋外作業機械メーカー、国内だけでなく、主力の北米市場をはじめ、欧州、アジアなど、グローバルに展開。
11月11日に20年12月期の連結経常利益が61億円から85億円(前期比43.6%増)へ、純利益は44億円から57億円(同36.9%増)に予想を上方修正するとともに、期末配当も従来予想の35円から40円(前期末35円)に増配すると発表した。上方修正の要因は、北米や国内では、在宅時間の増加などに伴う巣ごもり消費の流れに乗って小型屋外作業機械需要の増加など。経常利益は4期ぶりのピーク更新となる。ただ、第3四半期(1−9月)の経常利益は97億3900万円(前年同期比46.2%増)、純利益は72億3700万円(同43.3%増)と通期利益計画を超過、通期業績再上ブレ期待も出てきそうだ。
株価は7月31日に857円まで押してから底入れ反転、11月27日には1506円高値をつけた。その後は微調整となっていたが、12月14日に上昇トレンドの75日移動平均線水準の1301円まで押してから切り返しの動きを見せつつある。
◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
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11/12
07:48
▽NISSHA<7915.T>、20年12月期の連結業績予想を上方修正
▽バルテス<4442.T>、21年3月期第2四半期(20年4−9月)の連結業績予想を引き上げ
▽フェイス<4295.T>、21年3月期の連結利益予想を下方修正
▽ソフトMAX<3671.T>、20年12月期第3四半期(1−9月)の単体決算は、2ケタの減益に
▽近鉄エクス<9375.T>、21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の5160億円から5240億円(前期比3.8%減)に、営業利益を190億円から240億円(同21.7%増)にそれぞれ引き上げ
▽東精密<7729.T>、これまで未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高920億円(前期比4.6%増)、営業利益132億円(同7.4%増)とし、上限30億円、80万株(自己株式を除く発行済株式の1.9%)の自社株買いを実施
▽東応化<4186.T>、20年12月期第3四半期累計(1−9月)の連結業績は、売上高860億8800万円(前年同期比15.3%増)、営業利益109億5500万円(同57.5%増)で、営業利益の通期予想138億円(前期比44.6%増)に対する進ちょく率は79.4%
▽三越伊勢丹<3099.T>、21年3月期の連結営業損益予想を従来の380億円の赤字から330億円の赤字(前期は156億7900万円の黒字)へと赤字幅を縮小
▽大木ヘルス<3417.T>、21年3月期上期(20年4−9月)の連結営業利益は22億2700万円(前年同期比2.2倍)
▽TSIHD<3608.T>、21年2月期10月度の売上高は、既存店が前年同月比2.9%減で全店は同1.7%増
▽マルタイ<2919.T>、21年3月期上期(20年4−9月)の単体営業利益は5億5500万円(前年同期比3.3倍)で、通期予想の8億5000万円(前期比49.4%増)に対する進ちょく率は65.3%
▽サンアスタ<4053.T>、20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の51億2000万円から53億700万円(前期比17.2%増)に、営業利益を7億1000万円から8億4900万円(同79.2%増)にそれぞれ引き上げ
▽ユーザーL<3984.T>、21年6月期第1四半期(20年7−9月)の単体営業利益は2億1200万円(前年同期比24.2%増)
▽Speee<4499.T>、20年9月期の連結営業利益予想を従来の5億8900万円から7億7700万円(前期比3.9倍)に上方修正
▽アマダ<6113.T>、21年3月期の連結業績予想(IFRS)を上方修正。売上収益を従来の2250億円から2330億円(前期比27.2%減)に、営業利益を60億円から120億円(同65.4%減)にそれぞれ引き上げ
▽NITTOK<6145.T>、21年3月期上期(20年4−9月)の連結営業利益予想を従来の4億円から5億5200万円(前年同期比69.0%減)に上方修正
▽やまびこ<6250.T>、20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1240億円から1290億円(前期比6.7%増)に、営業利益を63億円から87億円(同40.3%増)にそれぞれ引き上げ
▽DMソリュ<6549.T>、21年3月期上期(20年4−9月)の単体営業利益は4億4500万円(前年同期比4.7倍)で、通期予想を達成
▽サンドラッグ<9989.T>、21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の6266億円から6335億円(前期比2.5%増)に、営業利益を333億円から378億円(同3.3%増)にそれぞれ引き上げ、一転して増益に
▽日本KFC<9873.T>、21年3月期の連結営業利益予想を従来の50億円から60億円(前期比25.4%増)に上方修正
▽あんしん保証<7183.T>、21年3月期上期(20年4−9月)の単体営業利益は3億2100万円(前年同期比2.3倍)で、通期予想の3億7000万円(前期比3.5%減)に対する進ちょく率は86.8%
▽スズデン<7480.T>、21年3月期の連結営業利益予想を従来の6億2000万円から7億8000万円(前期比43.4%減)に上方修正
▽レオクラン<7681.T>、20年9月期の連結営業利益予想を従来の1億4000万円から2億400万円(前期比82.9%減)に上方修正
▽主な月次=大庄<9979.T>
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