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世界の航空機市場が活気を取り戻している。アジア・中東地域における旅客・貨物輸送量の拡大を背景に、米ボーイング、欧州エアバス両社に対する発注に弾みがついている。
ボーイングが7月15日発表した「2010年度最新市場予測」によると、2029年までの今後20年間で、新造機の市場規模を3兆6000億ドル(1ドル=85.5円換算で307兆8000億円)、機数ベースで3万900機(旅客機と貨物機の合計)と見込んでいる。リーマン・ショックの影響下にあった前回予測「2009年度最新市場予測」では2028年までの20年間で3兆2000億ドル、2万9000機と予測されていた。世界景気には不透明感が濃いが、航空機市場はさしずめ別世界の感がある。
市場の活況は両社に部品や素材を供給している日本のメーカーにも恩恵をもたらしそうだ。川崎重工業<7012.T>は24日、エアバスの次期主力中型旅客機「A350XWB」に搭載される英ロールス・ロイス社製エンジン「トレントXWB」に用いる主要部品(圧縮機)の新工場建設を検討中であることを明らかにした。西神工場(神戸市)内に敷地を確保済みで、年内にも投資額、生産能力など細目を詰める予定という。「A350XWB」は標準で3クラス制の270席から350席を装備するエアバスの最新鋭機。現時点で世界の航空各社から400機以上の確定受注を受けている。
新工場では加えて、「A350XWB」の対抗機種にあたるボーイングの「787ドリームライナー」に搭載されるエンジン向けの受注も想定している。「787」は米GE製「GEnx」、ロールス・ロイス製「トレント1000」の両方が搭載可能で、「787」の現時点における確定受注800機以上の半分ずつを、この2つのエンジンが分け合っているもようだ。川重では「『トレント1000』用まで圧縮機の受注が広がった場合を想定すると、現行の西神工場の能力では対応できない」(広報部)と話している。
7月に開催された英「2010年ファーンボロ国際航空ショー」では、ボーイングは各機種合計で251機の受注を獲得。エアバスは255機の受注を獲得した。ボーイングの場合を例にとると、中国初の民間航空会社・奥凱航空、アイルランドを拠点とする航空機リース会社・アヴォロン社、同じくRBSアビエーション・キャピタル社、アゼルバイジャン航空など発注先が先進国から他の諸国・地域に広がりを見せている。エアバスも8月19日、チベット・エアラインズから小型旅客機「A319」3機を受注したと発表したばかりだ。(由谷 順)
<主な関連銘柄>
東レ<3402.T>
川島織物セルコン<3009.T>
日本特殊塗料<4619.T>
大同特殊鋼<5471.T>
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>
東邦チタニウム<5727.T>
牧野フライス製作所<6135.T>
オーエム製作所<6213.T>
ナブテスコ<6268.T>
ユニオンツール<6278.T>
住友精密工業<6355.T>
日機装<6376.T>
ミネベア<6479.T>
小糸工業<6747.T>
三菱重工業<7011.T>
川崎重工業<7012.T>
IHI<7013.T>
富士重工業<7270.T>
昭和飛行機工業<7404.T>
ジャムコ<7408.T>
島津製作所<7701.T>
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7/16
17:19
・発表日は変更になる場合もあります。
◆7月23日(金)
稀元素 <4082.T> KOA <6999.T>
JIEC <4291.T> 電産トーソク <7728.T>
電産サーボ <6585.T> 電産コパル <7756.T>
日電産 <6594.OS> 電産サンキョ <7757.T>
日新電 <6641.T> ジャフコ <8595.T>
小糸工 <6747.T> KDDI <9433.T>
電産コ電 <6883.T>
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