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8/27
19:55
インドネシア・スマトラ島沖地震、中国・四川地震、ハイチ地震とマグ二チュード7を超える地震が世界各地で起きているが、こと、地震大国といえばわが日本。地震の最大の原因とされるプレートが、複数せめぎ合い、地震の3タイプといわれるプレート付近型、プレート内部型、活断層型の大地震が、すべて起きている。海外では家屋倒壊による大惨事もある震度5強程度の地震は、毎年全国各地で起き、ニュースにもなりにくい。それだけビル、家屋とも耐震構造が進んでいるためだが、今後発生が想定されている、震度6以上、マグ二チュード7以上の地震である東海地震、東南海地震、首都直下型地震では、さすがに耐え切れないビル、家屋の倒壊、火災が予想され、かなりの犠牲者が予想されている。9月1日の防災の日を前に、地震、風水害などに対する認識を新たにし、また、その防災関連についても、株式市場からの観点で見直したい。
国家計画としての地震防災は、地震防災対策特別措置法により、平成18年度を初年度とする第3次5カ年計画により、地震防災施設などの整備が推進されている。避難地、避難路、消防施設など29施設を対象に耐震化を推進。小・中学校58.6%、病院43%、消防署59.6%など、同法施行前の耐震率をいずれも100%近くまで高めることを目標にしている。このため、小・中学校の耐震補強の費用補助を、従来の3分の1から2分の1にかさ上げしている。
民間ビルや、一般家屋も一部補助の対象となるが、超高層ビルの場合、大家である大手不動産会社が積極的に耐震補強に動きだしている。特に超高層ビルや、超高層マンションなどの耐震には、油圧ダンパーなどの制震装置の使用が増えている。油圧により地震の震動を吸収する装置で、上場企業ではJFE<5411.T>などの鉄鋼メーカー、KYB<7242.T>などの油圧機器メーカー、日立機材<9922.T>などが手がけている。納入先は、大手のゼネコンが多く、日立機材の場合、鹿島<1812.T>が納入先だが、製品の品ぞろえを充実させたこともあり「11年3月期第1四半期の受注を伸ばせた」(IR担当)としている。
制震工法による補修工事は、大成建<1801.T>、大林組<1802.T>、清水建<1803.T>、鹿島<1812.T>のスーパーゼネコンが圧倒的に強いが、準大手、中堅クラスも着々と実績を上げている。一般家屋の耐震は、補強材の敷設が中心だが、上場企業では岡部<5959.T>が圧倒的に強い。また、新築、建て替えの場合は、大和ハウス<1925.T>、積水ハウス<1928.T>、積水化学<4204.T>などのプレハブメーカー、旭化成<3407.T>などのコンクリート住宅メーカーが強い。
道路とともに、地震対策として架け替えが急務なのが橋だ。補修、架け替えの対象は全国に13万カ所あり、架け替えが必要なのは年間2600カ所だが、予算の関係で、2000カ所程度にとどまっている。このため、他の構造物以上に補修、架け替えのスピードアップが望まれる。この分野では横河ブリッジHD<5911.T>、川田テクノロジーズ<3443.T>、駒井鉄<5915.T>、サクラダ<5917.T>などの大手が高い実績を上げている。
地震の感知、報道では、地震速報システムが動きだしている。地震波のP波とS波の波動のスピードの差を利用して、知らせるシステムで、テレビ、ラジオなどのマスコミや、携帯電話会社のキャリアがサービスを開始している。パソコンを解してのサービスは、ウェザーニューズ<4825.T>、セコム<9735.T>などが行っている。
防災グッズ関連としては、大衆薬の大正薬<4535.T>、医療機器のニプロ<8086.T>、それらを購入するホームセンターのコメリ<8218.T>やコーナン商事<7516.T>、ドラッグストア大手のマツモトキヨシ<3088.T>などが注目される。
提供:モーニングスター社
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8/25
12:57
米国の中古住宅販売不振を嫌気して、24日の米国株式、ドル相場とも下落、円は一時1ドル=83円57銭の高値を付けた。25日午前の野田佳彦財務相の為替相場が偏った動きとの懸念を示したうえで「必要な時には適切な対応を取る」と発言。為替介入の可能性を示唆したことで、1ドル=84円台半ばまで戻して推移している。ただ、米国の為替専門家筋では1ドル=80円トライの可能性も指摘されており、円高基調の転換は当面難しそうだ。
株式市場も円高を嫌気し下値模索の展開が続いているが、円高がマイナスの企業ばかりではないはず。25日の株式相場も、前場の値上がり銘柄395銘柄のなかには、円高メリットを見直された銘柄が散見される。
円高メリットが大きいのが、海外の協力工場から製品を仕入れている小売り業で、ABCマート<2670.T>、ニトリ<9843.T>、しまむら<8227.T>、ファーストリテ<9983.T>、Uアローズ<7606.T>、ホームセンターのコメリ<8218.T>、コーナン商事<7516.T>、自転車専門店のあさひ<3333.T>など。
HIS<9603.T>、KNT(近畿日本ツーリスト)<9726.T>などの旅行代理店も円高による旅行者増という円高メリットを享受している。ワイン専門商社のエノテカ<3049.T>などの輸入専門業者や、ゼンショー<7550.T>、松屋フーズ<9887.T>、吉野家HD<9861.T>、サイゼリヤ<7581.T>などの外食産業も、仕入れコストの低下という円高メリットを享受。これが値下げ戦略にも生きている。(高野龍一)
提供:モーニングスター社
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8/25
09:46
コメリ<8218.T>が5円安の1872円と反落して始まるも、売り一巡後はすぐに切り返し、プラスに転換。午前9時31分には27円高の1904円まで買われている。ホームセンターの大手で、7月29日の2076円を目先の高値にミニ調整局面にあったが、23日、24日と1870円割れ場面で下げ渋ったことから調整一巡感が強まり、仕入れ面で円高メリットが期待できる内需の勝ち組として見直されている。
10年9月中間期(4−9月)の連結業績は売上高1520億円(前年同期比4.1%増)、営業利益110億円(同7.4%増)の会社側見通しだが、月次の全店売上高は7月が猛暑効果により前年同月比12.84%増と2ケタ伸長となっており、8月も高水準で推移している。このため、中間期決算を前に上ブレの可能性が高い。
時価は連結PBR0.92倍と割安・出遅れ感もあり、当面は水準訂正の動きが予想される。(高野龍一)
提供:モーニングスター社
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8/12
13:03
11日のNY外国為替市場で円相場が急伸、一時1ドル84円72銭と約15年ぶりの円高水準を付けた。トヨタ自動車<7203.T>など輸出企業の業績悪化不安が高まり、12日の日経平均株価は大幅に5日続落。円高が株式市場に重くのし掛かってきた格好だ。一方、輸入ウエートの大きい製造小売業(SPA)など一部の企業にとっては、仕入れコストの軽減といった効果も見込まれる。改めて「円高メリット株」を探った。
12日株価が底堅く推移した家具・インテリア専門店のニトリ<9843.T>は、マーケットでも最も認知されている円高メリット株の一つ。中国やベトナムの生産拠点から商品の大半を輸入するSPAで、ドル・円が1円円高に進めば、年間で原価が推定7億円程度押し下げられる。
11年2月期の前提レートは1ドル=94円としており、6月の時点で第2四半期(10年5月21日−8月20日)以降に必要な外貨の約7割を1ドル=89円水準で手配していた。その後の円高局面で、さらに有利な条件でドルの調達を進めたとみられる。同社は輸入差益の一部を商品値下げの原資に活用している。消費者の低価格志向が根強い状況で、円高が業績成長の好材料となる。
同じSPAでは靴小売り大手のエービーシー・マート(ABCマート)<2670.T>や、自転車チェーン店を展開するあさひ<3333.T>も円高の恩恵が大きい。ABCマートの場合、仕入れ全体に占める海外の協力工場から輸入比率は4割以上。11年2月期の想定輸入レートは1ドル=95円で、「1円の円高が営業利益を年間7000万−8000万円押し上げる計算になる」(経営企画室)。
あさひは中国で製造したPB(プライベートブランド=自社企画)商品を輸入しており、円高は利益率の改善につながる。11年2月期の為替前提は非開示だが、「90円台の後半」(下田進社長)に設定しているという。既存店売上高の苦戦で株価は低迷しているものの、円高が利益面でのサポート要因となりそうだ。
一方、ユニクロを展開するファーストリテイリング<9983.T>は、円高メリット株としてくくられることもあるが、実際は為替先物により輸入レートを長期で固定している。計画外の仕入れはスポットレートで行うが、むしろ円高は海外子会社への貸付金の目減りといったデメリットも多いようだ。
総合スーパーでは、最大手のイオン<8267.T>が今年5月の円高・ユーロ安局面でパスタやワインなどの一部輸入品を値下げした。同社は「その時々の環境によって、最適と思われる価格設定を行う」(コーポレートコミュニケーション部)としており、足元の為替環境が長引けば、大規模な円高還元セールを実施することも予想される。
このほか、旅行需要が刺激されることで、エイチ・アイ・エス<9603.T>や近畿日本ツーリスト(KNT)<9726.T>はツアー予約数が好調に推移している。同様に海外挙式を手掛けるワタベウェディング<4696.T>も、12日の株価はしっかり。また、円高・ユーロ安に絡んでは、雑貨などを輸入販売するドウシシャ<7483.T>や、欧州品に強いユナイテッドアローズ(Uアローズ)<7606.T>などにも有利な状況となっている。(鈴木草太)
主な円高メリット株
●服飾品専門店
ABCマート<2670.T>
パル<2726.T>
Uアローズ<7606.T>
●ホームセンター
コーナン商<7516.T>
コメリ<8218.T>
●その他専門店、専門商社
あさひ<3333.T>
ニトリ<9843.T>
良品計画<7453.T>
ドウシシャ<7483.T>
●総合スーパー
イオン<8267.T>など
●旅行など
ワタベ<4696.T>
HIS<9603.T>
KNT<9726.T>
提供:モーニングスター社
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7/30
10:22
京セラ<6971.T>―投資判断「ニュートラル」(中立)継続、目標株価9800円→1万円
日産自動車<7201.T>―投資判断「Buy」(買い)継続、目標株価770円→840円
コメリ<8218.T>―投資判断「ニュートラル」(中立)継続、目標株価2000円→2100円
ソフトバンク<9984.T>―投資判断「ニュートラル」(中立)継続、目標株価2450円→2550円
・投資判断の対象期間は今後12カ月
提供:モーニングスター社