
「アースウインド2009」の投資(融資)スキーム

※取引等は一般的な表現で記載しています。
<TVT自然のちからファンドホームページより抜粋>
米国版「グリーン・ニューディール」計画を筆頭に国内外で地球温暖化対策が活発化しており、環境関連事業に投資するいわゆる「エコ・ファンド」への関心も高まってきている。独立系信託会社のトランスバリュー信託が個人投資家向けに4月に販売開始したのが、国内初の風力発電投資特化型ファンドとなるTVTの自然のちからファンド「アースウインド2009」。「アースウインド2009」の特徴やその仕組み、エコにかける思いについて杉谷孝治・トランスバリュー代表取締役社長に聞いた。
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「アースウインド2009」(実績配当型合同運用指定金銭信託)は通常の投資信託とは異なり、風力発電事業への融資により運用する商品。投資家(契約者)から集めた資金を風力発電事業を行うSPCへ融資。SPCが風力発電所の建設を行い、風力発電所の運営・管理を株式会社市民風力発電に委託する。発生した電気は「北陸電力」に売却し、その売電代金から融資の元利返済を行う仕組みになっている。また、風車が発電した電力は「北陸電力」が固定価格で買い取る契約を結んでいる。
株式会社市民風力発電は、市民や地域が主体となって取り組む風力発電事業、いわゆる「市民風車」の企画立案、調査、コンサルティングを行なっており、全国各地での実績を有する。既に全国では、市民出資による風力発電事業の風車が11基稼動しているという(2009年4月現在)。
「アースウインド2009」の投資対象は石川県輪島市に建設予定の風力発電事業(ウインドファーム)に限定しており、募集資金の投資先を明確化しているところに特徴がある。風車の運転開始予定は2010年4月。出力は2000KWで、計10基を運転する。
また、この風力発電事業は経済産業省資源エネルギー庁の06年度新エネルギー事業者支援対策事業として採択済みであり、補助金の対象となっている。環境事業の一つとして、国の関心も高い。
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「例えば、いわゆる『エコ・ファンド』への投資金額は増加しているが、現実には投資対象の会社の『エコ』の部分に、自分の投資資金が必ずしも活かされているわけではありません。『アースウインド2009』の投資対象は、石川県に建設予定の風車による風力発電事業、と自分の投資資金がどこに投資されているかがよくわかります。自分の投資したお金が何に使われるかが事前に決められており、投資家の方々に、商品の『見える』投資を提案する、という点が『エコ・ファンド』と違います。『アースウインド2009』は、投資対象が電力事業と社会基盤の一つであり、エコへの投資を直接行うことで、温暖化防止、二酸化炭素削減という「思い」を投資で実践するもの。また、投資商品としても、株式ではなく債券的な要素を持っていること、税務的にも利子所得として源泉課税される商品であることから、ポートフォリオの分散化にも繋がります。」
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「『アースウインド2009』は、寄付とは違い、投資であるためリターンがあります。自分のお金が社会に貢献して、同時にリターンが出ることが、投資と寄付では大きく違います。「経済の血液」とも呼ばれるお金をもって、お金が必要とされている箇所に巡り、社会を循環しなければ、エコへの投資資金は回っていかないでしょう。建設資金を欲している風力発電事業に自分のお金を10年または18.5年投資し、分配金を得ながら自分のお金が社会の役に立っていることを実感する。最終的には投資資金が役目を終えて自分の手元に返ってくる。このファンドを通じて、エコに貢献し、地球環境への具体的な貢献を行い、実感することができます。
現在は『アースウインド2009』を募集中ですが、今後は太陽光発電やバイオマス発電など、お金を必要としている次世代エネルギー分野で、皆様がエコを実践できる商品を作っていこうと考えています。」
「アースウインド2009」は、9月15日に運用の開始予定。今後は、投資先の風車に個人の名前を記入するといったサービスや、実際に風車の見学を行うといったサービスも計画しているという。信託期間10年(A号、2009年9月15日から2019年9月15日)と、18.5年(B号、2009年9月15日から2028年3月15日)の2コースがある。予定配当率はA号が2.0%、B号は3.6%となっている(年2回配当予定)。募集総額はそれぞれ14億2500万円(最低募集金額は10億5000万円)で、先着順となり総額に達した時点で募集は終了となる。購入単位は1口50万円から。申込手数料は5250円。信託報酬率は年0.75%。中途解約は不可(但し、相続は可能)。募集申込はTVT自然のちからファンドホームページ(http://tvt-f.jp/)から。