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モーニングスターセミナー『日本の力を、明日の力に!』モーニングスターセミナー『日本の力を、明日の力に!

日本株投資の魅力と三井住友アセットマネジメントの運用力

MSカテゴリーで過去10年のトータルリターン1位の「三井住友・中小型株ファンド」

朝倉:
それでは、「三井住友・中小型株ファンド」などの運用を担当する木村忠央氏に投資信託の特徴と運用方針、銘柄選別方針などについてお伺いします。「三井住友・中小型株ファンド」は最高評価の「5つ星」もさることながら、2015年5月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は9.02%とモーニングスターカテゴリー内(国内小型グロース、29本)でトップです。運用効率を示すシャープレシオでも同じく1位と相対的に効率の良い運用となっています。まずは、運用の特徴をお願いできますか。

木村忠央・株式運用グループ シニアファンドマネジャー(以下、木村氏):

「三井住友・中小型株ファンド」の特徴としては、徹底した個別銘柄の調査で「目標株価水準」を算出し、組入銘柄を厳選した投資を行う点が特徴です。中小型株式市場では短期的な投資行動が株価に影響を与えるケースが多いですが、市場における評価は変わるものです。長期で短期的な相場動向に左右されない運用を徹底し、同時に投資家にも長期保有していただける投資信託を目指しています。ポリシーは「『リターンを売る』のではなくて、『投資哲学を売る』」です。
対談用写真

三井住友アセットマネジメント株式会社
株式運用グループ シニアファンドマネジャー

木村 忠央氏

「リスク」重視、企業の変わらない価値を徹底した調査で探る

朝倉:
それでは、「三井住友・中小型株ファンド」での「投資哲学」はなんでしょうか。
木村氏:
企業価値の分析においては、独自の企業分析モデルを活用しています。特に、中小型の銘柄では、「中小型の銘柄をみる評価が変わる」ということがリスクになりますから、絶対的に変わらない点はどこにあるのかを調査や運用モデルで判断するわけです。これを徹底してやり抜くことが大事だと考えています。分析モデルの基本の数字を変更しないことも重要です。長期で運用する場合では、相場展開によっては時にはモデルが上手に機能しないケースもあるのですが、そこで相場に合わせて数字を変えてしまうのは良くないと考えています。
朝倉:
長期で徹底してやるというのは本当に難しいと思いますが、それを達成したからこそ、今の運用成績があるということですね。分析モデルの特徴も教えてください。
木村氏:
分析モデルにおいて、重要視するのが「リスク」です。徹底した個別銘柄の企業調査・分析による業績予想と、個別銘柄ごとのリスク評価によって算出する企業価値を基に、目標株価水準という絶対的目標株価水準を決めています。
企業分析においては、企業調査を踏まえて3年間の業績予想と、財務分析を行います。そして、個別銘柄のリスクを判定します。具体的には、「ビジネス」、「ビジネスモデル」、「株式需給」、「安全性」、「経営・その他」の5点です。「ビジネス」については、短期的な市場成長率の変化や市場成長予測の確実性など、ビジネスに関するリスクをみます。「ビジネスモデル」に関しては、技術力やコスト競争力などの競争力、参入障壁の高さ、市場の中で利益を獲得していけるかを測ります。「株式需給」は流動性、「安全性」は財務指標分析、「経営・その他」は経営者の資質や組織戦略をみています。特に重要視するのが「ビジネスモデル」です。「ビジネスモデル」がしっかりしたものであれば、外部環境の変化にもある程度対応できます。この「リスク調査・分析」に基づいて、5つのリスク項目でそれぞれ5段階評価し、総合リスクを判定します。リスク評価と業績予想に基づいて企業価値を算出し、絶対的な目標株価水準を設定するわけです。

図表4:企業調査・分析−リスク調査・分析

図表4:企業調査・分析−リスク調査・分析

出所:三井住友アセットマネジメント作成

図表5:株価評価−リスク判定

「リスク調査・分析」に基づいて、5つのリスク項目それぞれについて5段階評価します。そして5つのリスク評価に基づいて当該企業の「総合リスク」を判定します。

図表4:企業調査・分析−リスク調査・分析

出所:三井住友アセットマネジメント作成

朝倉:
まずはリスクを重視するという視点はユニークですね。個別銘柄の投資でリスクを重視することが、「三井住友・中小型株ファンド」のシャープレシオが高いことにつながっているかもしれませんね。実際の組入れについてはいかがでしょうか。
木村氏:
ポートフォリオ構築にあたっては、個別の組入比率は1〜3%程度とし、期待収益率やリスクの分散などを勘案して組入を行います。個別銘柄の組入比率には大きな差はありませんが、これは個別銘柄のリスクを取りすぎないという方針によるものです。また、投資対象ユニバースに関しては、特定のスクリーニングを行うことで収益源泉の芽を摘んでしまうことを避けるため、対象基準は定めてはいません。ファンドマネジャー自身の発想で投資対象銘柄を発掘することを重視していることもあります。
ファンドの運用体制に関しては、私を含めて計3名のファンドマネジャーが運用し、銘柄の調査も行っています。運用チームで、年間800〜900銘柄程度を定期的に調査しています。
対談用写真

モーニングスター株式会社
代表取締役社長

朝倉智也

「中小型だからこそ、長期投資」

朝倉:
中小型の銘柄に投資する魅力はどのようにお考えでしょうか。
木村氏:
過去、1996年の第2次橋本内閣の発足後、1997年11月に「財政構造改革の推進に関する特別措置法」が成立し、規制緩和による構造改革が打ち出されました。その後の小泉首相による「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(いわゆる「骨太の方針」)などの成長戦略も基本的に「ニュービジネスを作り、育てる」という路線で一致しています。ですから、日本の成長に投資するには、ニュービジネス、つまり日本の中小型の銘柄に投資するしかないわけです。これは、日本の新興市場の株価指数であるジャスダック指数が1998年に最安値となり、その後は上昇したことに示されていると思います。
日本の中小型市場は長期で投資すれば良好なリターンを得られる市場だとは思いますが、中小型ならではの値動きの大きさだけに注目し、短期的に投資するケースは少なくありません。中小型株の長期的な上昇はこれからも続くと思われます。「中小型株だからこそ、長期投資」で、短期的なリスクを取らずに長期でのリターン獲得を目指します。どうもありがとうございました。
朝倉:
最後に、投資家へのメッセージを宜しくお願いします。
今井氏:
ご存じのように、最近日本株を買っているのは、主に外国人投資家という状況です。
実は、木村が運用するファンドは、タイでも販売していています。昨年から販売を開始したのですが、残高が200億円を超えて、現地では人気ファンドとなっているようです。このように外国人投資家も日本株に注目しています。是非、皆様にも日本株への投資を検討していただければと思います。
当社は、セミナータイトルにあるように「日本の力を、明日の力に!」ということで、日本株運用に力を入れています。木村のようなユニークなファンドマネジャーがたくさんいます。また特色があり、実績のあるファンドを揃えています。
是非、三井住友アセットマネジメントの日本株ファンドをよろしくお願いします。

三井住友アセットマネジメント 日本株ファンドご紹介

※モーニングスターのファンド分析ページにリンクします。

モーニングスターレーティング
リターンにリスクはつきものですが、同じリスクをとるのならリターンは大きい方がいいですし、同じリターンならリスクはなるべく小さい方がよいでしょう。そのため、ファンドの運用成績を見る時には、リターンだけでなくリスクの大きさを考えることも重要です。モーニングスターでは、ファンドのリターンとリスクを総合的にみて、運用成績が他のファンドと比べて良かったのか悪かったのか、相対的に評価を行います。例えば、車を選ぶ際には、大型・中型・小型などの大きさ、もしくは、セダン、ワゴン、SUVなどの種類・タイプに分けて、その中で比べてみることが多いでしょう。ですから、モーニングスターでは、同じタイプのファンドを比べて評価しています。レーティングは、過去3年間、5年間、10年間のファンドのリスク調整後パフォーマンスが分類内のファンド群の中で相対的にどのランクに位置するかを黒い星印で示したものです。1つ星から5つ星まで5段階のランクがあり、星の数が多いほど過去の運用成績が良かったことを示しています。5つ星が最も良かったグループのファンド、1つ星が最も悪かったグループのファンドということになります。
  • (1)評価対象ファンド
    ・運用期間3年以上のファンド
  • (2)計算期間
    ・過去3年間、5年間、10年間
  • (3)計算方法
    ・運用期間が3年以上5年未満の場合…3年レーティング
    ・運用期間が5年以上10年未満の場合…3年レーティング×40%+5年レーティング×60%
    ・運用期間が10年以上の場合…3年レーティング×20% +5年レーティング×30%+10年レーティング×50%
  • (4)レーティングの分布状況
    ・★★★★★ :上位0.0%〜10.0%以下
    ・★★★★ :上位10.0%超〜32.5%以下
    ・★★★ :上位32.5%超〜67.5%以下
    ・★★ :上位67.5%超〜90.0%以下
    ・★ :上位90.0%超〜100.0%
モーニングスターリスクメジャー
リスクメジャーは、基準価額の変動幅(標準偏差)をリスクの大きさと捉えて、全ファンドの中でどの程度の水準にあるかを示した値です。1(低)から5(高)まであり、リターンが大きくふれることを好まない投資家であれば、リスクメジャーができるだけ低い商品の中から選ぶべきでしょう。リスクメジャーを見る時には、ファンドが属する分類やカテゴリーが、全ファンドの中でリスクが大きい方であるのか小さい方であるのかを、まず見てみましょう。その上で、そのカテゴリーの中でファンドのリスクが平均以上なのか以下なのかを見極めてください。

手数料等(掲載ファンドのうち最大のものを表示しており、ファンドによって異なります)

◆お申込手数料は、原則として、お申込金額に3.24%(税抜き3.0%)を上限として、販売会社がそれぞれ別に定める手数料率を乗じた額。詳しくは取扱いの販売会社にお問い合わせください。◆ご換金手数料は、ありません。◆信託財産留保額は、1口につき、解約請求受付日の翌営業日の基準価額に0.2%以内の率を乗じた額。◆信託報酬は、ファンドの純資産総額に年1.62%(税抜き1.5%以内)の率を乗じた額。

※その他の費用に関しましては、その時々の取引内容等により金額が決定し、運用状況により変化するため、あらかじめ、その金額等を具体的に記載することはできません。※手数料等の合計額、その上限額、計算方法等は、ご投資家の保有期間に応じて異なる等の理由により、あらかじめ具体的に記載することはできません。

ファンドの投資リスク

ファンドは、主にわが国の株式を投資対象としています。ファンドの基準価額は、組み入れた株式の値動き、当該発行者の経営・財務状況の変化等の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。運用の結果としてファンドに生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、ファンドは預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証するものでもありません。

※基準価額の主な変動要因として、○株式市場リスク、○信用リスク、○市場流動性リスク等があります。詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。

設定・運用
三井住友アセットマネジメント
三井住友アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

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