ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス(安定型/安定成長型/成長型)『愛称:ライフポイント』クローズアップファンド特集

ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス(安定型/安定成長型/成長型)『愛称:ライフポイント』クローズアップファンド特集

ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス
(安定型/安定成長型/成長型)『愛称:ライフポイント』

設定・運用:ラッセル・インベストメント株式会社

ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス(安定型/安定成長型/成長型)『愛称:ライフポイント』
ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス(安定型/安定成長型/成長型)『愛称:ライフポイント』

投資方針
マザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、実質的に日本の株式、債券、海外の株式、債券(為替ヘッジあり)の4資産に分散投資するアクティブファンド。基本資産配分が異なる3コース(安定型/安定成長型/成長型)がある。基本資産配分は年2回見直すほか、必要に応じて±10%内で変更することがある。年1回(11月)決算。

  • 基準日:2019年5月31日
  • モーニングスターカテゴリー:モーニングスターカテゴリー:当ファンドの「安定型」「安定成長型」はいずれもカテゴリー「安定成長」、「成長型」はカテゴリー「バランス」に属する。
  • ベンチマーク:なし

モーニングスターの評価ポイント

10年リターンは全コースがカテゴリー平均以上、「安定成長型」「成長型」はトップクラス

 当ファンドの2019年5月末までの過去10年間のトータルリターン(年率)は、「安定型」が5.02%、「安定成長型」が6.85%、「成長型」が8.50%と、カテゴリー平均をそれぞれ0.23%、2.05%、2.09%上回り、相対的に良好なパフォーマンスとなっている。中でも、「安定成長型」はカテゴリー内145本中第13位、「成長型」は119本中第7位といずれもカテゴリー内で上位10%内となっており、トップクラスの運用成績を達成している。

 また、10年保有時のトータルリターンの推移は、いずれのコースも設定から10年経過後の2016年4月から2019年5月までの38カ月全てでプラスとなっている。10年保有時で最も低かった時のリターンは、「安定型」が3.11%、「安定成長型」が2.87%、「成長型」が2.26%と、カテゴリー平均をそれぞれ1.94%、1.69%、0.98%上回っており、2008年のリーマン・ショックや2011年の欧州危機など極端なリスク回避局面を乗り越えプラスを維持しているだけでなく、相対的に良好なパフォーマンスである点は評価される。また、10年保有時の平均リターンを見ても、「安定型」が4.16%、「安定成長型」が4.88%、「成長型」が5.27%と、カテゴリー平均をそれぞれ1.50%、2.21%、1.89%上回っており、長期で保有し続けた場合の優位性が示されている。

(図表1)当ファンドの10年保有時トータルリターン(年率)の最大・最少・平均
(図表1)当ファンドの10年保有時トータルリターン(年率)の最大・最少・平均
  • ※最大・最少・平均は、2016年4月〜2019年5月の各月末までの10年間のトータルリターン(年率)に基づく
  • ※カテゴリー平均はモーニングスターインデックス(単純)に基づく
  • 出所:モーニングスター作成

 当ファンドの特徴としては、徹底した分散が挙げられる。当ファンドは国内外株式債券4資産への分散に加え、運用スタイル(バリュー、グロースなど)の分散、2019年5月末時点で10社以上に上る運用会社の分散を図っており、特定の資産・スタイル・運用会社が不調であっても他が補うことにより安定したパフォーマンスを達成している。

レーティングは全コース4ツ星以上、低コストも寄与

 2019年5月末までの過去10年間のリスク(標準偏差・年率)は、当ファンドの「安定型」が4.28%、「安定成長型」が8.11%となっており、それぞれカテゴリー平均より4.39%、0.57%低くなっている(図表2)。また、同期間のリスクを考慮したリターンであるシャープレシオ(※1)を見ると、「安定型」が1.17と、カテゴリー平均を0.62上回りカテゴリー内145本中第1位、「安定成長型」は0.84とカテゴリー平均を0.29上回り同145本中第16位となっている。また、「成長型」を見ても、同期間のリスクは12.46%とカテゴリー平均を2.11%上回る一方でトータルリターンも2.09%上回っていることから、結果的に同期間のシャープレシオは0.68とカテゴリー平均を0.06上回り同119本中第29位と優れている。シャープレシオは全コースがカテゴリー内で上位となっており、リスクに見合ったリターンを獲得している。

(図表2)過去10年間のリスク・リターン(年率)の分布
(図表2)過去10年間のリスク・リターン(年率)の分布
  • ※カテゴリー平均はモーニングスターインデックス(単純)に基づく
  • ※2019年5月末時点
  • 出所:モーニングスター作成

 また、当ファンドのモーニングスターレーティング(※2)は2019年5月末時点で、「安定型」「安定成長型」が5ツ星、「成長型」が4ツ星と、3コース全てが4ツ星以上となっている。レーティング対象期間(2010年7月〜2019年5月)である107カ月のうち、3コースのレーティング平均は101カ月で4ツ星以上となっており、直近だけでなく長期で良好なレーティングを継続している(図表3)。

 当ファンドのコストは信託報酬等(税込)が「安定型」が1.21%、「安定成長型」が1.23%、「成長型」が1.26%となっている。相対的なコストの優位性を示すモーニングスター・フィーレベル(※3)はフィーレベル・カテゴリー「バランス・アクティブ」内でいずれも「平均より安い」となっており、低コストであることも長期のパフォーマンスに寄与している。

(図表3)当ファンド3コースのレーティング平均推移
(図表3)当ファンド3コースのレーティング平均推移
  • ※期間:2010年7月〜2019年5月(月次)
  • 出所:モーニングスター作成

 なお、リスクやコストに見合ったリターンが長期的に達成されているかという観点は、投資家への良質な運用商品・サービスが提供されるよう2017年3月に金融庁が公表した「顧客本位の業務運営の原則」に関して、販売会社に公表が促されている共通KPI(成果指標)において重視されている点であり、ファンドの品質をみる上でも重要性を増している。

  • ※1.シャープレシオ=リスクに見合ったリターンが得られているかを示す指標で、数値が高いほど運用の効率性が高い。
  • ※2.モーニングスターレーティング=リスク調整後のパフォーマンスが、カテゴリー内で相対的にどのランクに位置するかを星の数で示したもの。5ツ星まで5段階のランクがあり、星の数が多いほど過去の成績が良いことを示す。
  • ※3.モーニングスター・フィーレベル=フィーレベル・カテゴリー内で信託報酬等に基づくランクを算出し、20%ずつの5分位にてレーティングを付与している。

優れた運用会社を厳選、組入4資産の累積リターンは設定来で全てベンチマークを上回る

 当ファンドの良好なパフォーマンスの背景として、年間約2,200回の面談により優れた運用会社を世界中から厳選し、入れ替え・新規採用を実施している点が挙げられる。2019年5月末時点の過去3年間では、日本株式部分で6社中1社を入れ替え、外国債券部分で2社中1社を入れ替えたほか、外国株式部分では4社を解約の上で5社を新規で採用して6社体制としており、積極的に運用成績の向上を図っている。

 継続的な調査活動に基づく運用会社の入れ替えや新規採用により、4つのマザーファンドは良好なパフォーマンスを維持しており、当ファンドの設定(2006年4月)来の2019年5月末までの累積リターンは日本株式が30.2%、外国株式が138.9%、日本債券が36.1%、外国債券が74.0%と、それぞれベンチマークを16.2%、26.2%、3.2%、24.2%上回っている(図表4)。

 また、日本株式と外国株式については、マザーファンドが同じ国内公募ファンドの「ラッセル・インベストメント日本株式ファンド(DC向け)」、「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)」のモーニングスターレーティングが2019年5月末時点でいずれも4ツ星となっており、優れた運用がなされている。

(図表4)設定来のマザーファンドとベンチマークの累積リターン比較
(図表4)設定来のマザーファンドとベンチマークの累積リターン比較
  • ※日本株式=ラッセル・インベストメント日本株式マザーファンド(ベンチマーク=TOPIX (配当込み))、外国株式=ラッセル・インベストメント外国株式マザーファンド(ベンチマーク=MSCI KOKUSAI(配当込み))、日本債券=ラッセル・インベストメント日本債券マザーファンド(ベンチマーク=NOMURA-BPI総合指数)、外国債券=ラッセル・インベストメント外国債券マザーファンド(ベンチマーク=FTSE 世界国債インデックス(除く日本、円ベース))
  • ※2019年5月末時点 マザーファンドのリターンは運用管理費用控除前。
  • 出所:モーニングスター作成

 資産配分や運用会社の検証と見直しを行う機能が内包され、低コストで且つ良好なパフォーマンスを維持している当ファンドは、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用して、積立投資など長期的な資産形成を計画する投資家にとって、中核的なファンドとなりうるだろう。

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