MORNINGSTAR 朝日ライフ アセットマネジメント

“「“SRI先駆けファンド”の魅力に迫る」朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド<愛称:あすのはね> “「“SRI先駆けファンド”の魅力に迫る」朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド<愛称:あすのはね>

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が今年7月に日本株のESG指数を選定し、同指数に連動したパッシブ運用を開始するなど、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を重視するESG投資に対する注目が高まっています。朝日ライフ アセットマネジメントは2000年9月に、ESG投資の原点ともいえるSRI投資(従来の財務分析による投資基準に加えて、社会や環境の側面も考慮する投資手法)に着目した先駆ファンドである「朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド<愛称:あすのはね>」を設定し、長期にわたって良好なパフォーマンスを獲得しています。同社リサーチ運用部 ESG運用グループ チーフ 兼 チーフ ファンドマネジャーの速水禎氏に、モーニングスターのファンドアナリスト武石謙作がインタビューし、同ファンドの目的や特徴などを聞きました。

SRI投資で
長期的な運用成果を高める

武石:
モーニングスターでは、企業統治、環境、社会性などから評価した150社を組入れ銘柄とするSRIインデックス(MS−SRI:モーニングスター社会的責任投資株価指数)を算出しています。「朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド<愛称:あすのはね>」は2017年9月末時点で10年(年率)トータルリターンが5.08%と同インデックスを5.93%上回り、長期的に良好なパフォーマンスを獲得しています。まず、ファンド設立の経緯と目的を教えていただけますか。

図1:「朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド」の累積リターン

図1:「朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド」の累積リターン
  • ※ファンド:当ファンド、MS−SRI:モーニングスター社会的責任投資株価指数
  • ※ファンドの騰落率は信託報酬控除後であり、税引前分配金を再投資したものとして計算
  • ※MS−SRI の基準日である2003年5月30日を10,000として指数化
  • ※期間:2003年5月−2017年9月(月次)
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではない
  • 出所:モーニングスター作成
速水氏:
当ファンドの設定は2000年です。当時は、環境問題をテーマとするエコファンドはありましたが、当社では、環境だけではなく社会問題も含めた多面的なSRI投資が中長期的なテーマになると考えて、研究を始めておりました。
武石:
研究を始めるきっかけとして、どのような背景があったのでしょうか。
速水氏:
1980年代から90年代にかけて、地球温暖化、オゾン層破壊、海洋汚染、森林減少といった環境問題に加えて、貧困、人権、教育、医療といった社会問題が世界的規模で拡大し、注目を集めるようになりました。グローバル化が急速に進む中で、その「負」の側面が顕著になってきており、もはや国家や国際機関だけではグローバルな課題を解決できなくなってきていたのです。1999年には国連のアナン事務総長が世界経済フォーラム(ダボス会議)の場で、世界の企業リーダーたちに向かって「人間の顔をしたグローバリゼーション」への取り組みを促し、負の問題解決のために立ち上がるよう求めました。
武石:
グローバル化の負の側面への対応が求められるなど、企業を取り巻く環境が変化すると判断されたのですね。
速水氏:
はい。資産運用会社として当社がSRIに着目したのは、自然な流れであったと思います。また、SRI投資は中長期的に企業の本質を見極めた投資手法になることから、長期的な運用の成果を高めるとの判断もありました。
速水 禎氏
朝日ライフ アセットマネジメント
リサーチ運用部 ESG運用グループ
チーフ 兼 チーフ ファンドマネジャー

速水 禎

二段階のESG調査で
投資候補先企業を格付け

武石:
なるほど。SRI投資は、当時の社会環境だけでなく、中長期的な運用の成果を高めるという狙いもあって採用したのですね。では、実際にどのような運用を行っているのか、お伺いしたいと思います。まずは、投資先企業をどのようにして決定するのか、お話し頂けますか。

図2:ポートフォリオ構築過程

図2:ポートフォリオ構築過程
  • 資金動向、市況動向等によっては、上記のような運用ができない場合がある
  • 出所:当ファンド目論見書より
速水氏:
国内上場企業から、原則としてROIC(※)が市場平均以上、時価総額が100億円以上の企業を主な調査対象企業として選定します。ROICは投資に際して最も重視している指標であり、本業で稼ぐ力が一定水準以上あり伸ばすことができるかを判断しています。時価総額は流動性の観点から絞り込んでいます。
※ROIC:投下資本利益率=(税引き後営業利益)÷(運転資本+有形・無形固定資産)
武石:
調査対象企業は何社程度ですか?
速水氏:
600〜700社程度です。次に、企業価値分析を行います。これは2つの段階で行います。第一段階は、協力調査機関であるヴィジオ・ベルギー社によるESG調査です。ヴィジオ社はベルギーにある社会的責任投資専門調査機関で、日本人アナリストを中心にグローバルな視点から日本企業を調査し、A、B、Cの格付けを付与します。第二段階は当社による調査です。ヴィジオ社の調査結果を受けて、同じ調査を行います。
武石:
具体的にはどのように分析し、格付けするのですか。
速水氏:
「事業の魅力度」を縦軸、「競争優位性」を横軸として、A、B、Cの格付けを付与します。「事業の魅力度」は「市場環境と事業特性」「競合他社分析」、それに高齢化で伸びる、もしくは縮むビジネスといった「環境・社会の課題から見たビジネス機会と脅威」の観点から分析します。「競争優位性」は、企業の強み弱みといった「自社分析」や「コーポレートガバナンス」などの観点からの分析で、「コーポレートガバナンス」では、資本効率、株主還元、リスクマネジメントの視点から、株主と経営のベクトルが同じ方向を向いているか確認します。企業のクオリティ(格付け)と投資スタンス決定のための判断材料としています。時間をかけて多くの項目を詳細に調査しているため、調査を行うのは年間40〜50社程度です。

図3:企業価値分析−格付けに際してのマトリックス評価

図3:企業価値分析−格付けに際してのマトリックス評価
  • 出所:朝日ライフ アセットマネジメント「ESG投資の視点〜IR・CSR活動に期待すること」より

経済動向にかかわらず経営改革により
成長が見込める企業に厳選して投資

武石:
当ファンドの2017年9月末時点の組入れ銘柄数は37とかなり絞り込まれています。銘柄を厳選して投資する狙いと銘柄選定上のポイントを教えてください。
速水氏:
当ファンドでは、企業価値分析でA、Bの格付けを付与した企業の中から、適正な企業価値の算出を経て、高いROICを維持し、伸ばすことができると判断した企業の株式に厳選して投資しています。A格付けを中心とし、Bは将来Aに入りそうな企業を拾うイメージです。ポートフォリオの約9割がA格付けです。株式市場では様々な要因の影響を受けて株価が形成されますが、最終的には経営のクオリティの高い企業、すなわち経済動向にかかわらず経営改革によって成長が見込める企業に厳選して投資することが、高い投資成果を獲得するために最も重要であると考えています。また、当ファンドでは、投資先の企業の経営トップと面談し、投資先企業への理解を深め、信頼関係を構築するよう努めています。その点でも、現在の銘柄数がちょうどよいと思います。
武石:
モーニングスターの調べでは、国内株式に投資する日本のSRIファンドは2017年9月末時点で当ファンドを含めて28本あり、そのうち25本が大型株に投資しています。企業の環境や社会貢献の程度を調べるには大企業の方が容易ということもあるでしょう。その中で、当ファンドは中型株への投資比率が高いという特徴が見受けられます。中小型株を主対象とする狙いはどこにあるのでしょうか。
武石 謙作
モーニングスター
プロダクト開発本部 ファンド分析部 マネージャー

武石 謙作

図4:当ファンドの組入上位10銘柄・10業種(2017年9月末時点)

組入上位10銘柄
順位 銘柄名 比率(%)
1 日本M&Aセンター 4.8
2 セリア 4.6
3 良品計画 4.6
4 ニトリHLD 4.3
5 ヤフー 4.2
6 東祥 4.1
7 アークランドSHD 4.1
8 芝浦電子 3.9
9 アネスト岩田 3.8
10 リログループ 3.8
組入銘柄数 37
組入上位10業種
順位 業種名 比率(%)
1 サービス 22.8
2 小売 21.5
3 電気機器 12.1
4 機械 11.6
5 化学 10.0
6 建設 5.7
7 情報・通信 4.2
8 卸売 3.4
9 その他製品 2.9
10 輸送用機器 2.6
  • ※構成比は現物株式ポートフォリオに占める比率
  • 出所:モーニングスター作成
速水氏:
当ファンドでは持続的な企業価値の成長に必要な要素として「業界特性」「競争優位性」「ガバナンス」に着目し、投資先の選定を行います。最終的にニッチな市場で高いシェアを築いている企業が選好される傾向があり、当ファンドの投資先には中小型の企業が多くなっています。

図5:持続的成長企業の要素分解

図5:持続的成長企業の要素分解
  • 出所:朝日ライフ アセットマネジメント「ESG投資の視点〜IR・CSR活動に期待すること」より

ESG運用会議による集団意思決定体制により
「見落とし」「思い込み」を排除

武石:
ポートフォリオの構築やその後の運用に際して、どのような意思決定体制が採られているのですか。
速水氏:
当ファンドの運用はリサーチ運用部内のESG運用グループが行っていますが、意思決定に関しては、調査企業の選定から組入企業の決定、売却、ウエイト変更などすべての過程で「ESG運用会議」が行っています。ESG運用会議は私を含めた4名からなり、毎週開催しています。4名の運用経験年数は合計で100年を超えます。慎重なスタンスで厳選して投資を行うためには、「見落とし」や「思い込み」を排除する必要があり、ESG運用会議による集団意思決定体制を採っています。
武石:
経験豊富な4名による集団意思決定により、投資家にとって最良の運用を目指しているということですね。話は変わりますが、当ファンドは信託報酬の一部を社会的課題に取り組む団体に寄付していますね。寄付を行う背景理由を教えてください。

図6:信託報酬の一部を社会的課題に取り組む団体に寄付

図6:信託報酬の一部を社会的課題に取り組む団体に寄付
  • 出所:当ファンド目論見書より
速水氏:
当ファンドの設立の背景でもある社会的な課題には、国家や国際機関が取り組む分野と、企業が取り組む分野と、それでも手の届かない分野があります。その手の届かない分野で活動を行っている団体を寄付により支援しています。寄付の金額は、ファンドの日々の純資産総額に応じて年0.1〜0.2%の率を乗じた額です。ファンドの設立以来行っており、寄付先は目論見書や運用報告書、当社ホームページ上で開示し、透明性を保っています。
武石:
SRI投資に着目した当ファンドならではの活動ですね。では、最後に投資家に対するメッセージをお願いします。
速水氏:
市場の推移はさまざまですが、経営のクオリティの高い企業への投資が高いリターンを得る上で最も有効な手法であると考えています。今後も、慎重なプロセスに基づいた厳選投資をモットーに、投資家の方々のご期待に応えていきたいと思います。また、10月4日には、当ファンドが日本デザイン振興会のグッドデザイン賞を受賞しました。日本で先駆的にSRI投資に着目したファンドで、より良き社会創造や社会貢献を目指している点や、信託報酬の一部を社会的課題に取り組む団体に寄付している点が評価されました。受賞を機に当ファンドのさらなる認知度向上を図るとともに、パフォーマンスの向上に取り組みたいと思います。

図7:日本デザイン振興会のグッドデザイン賞を受賞

図7:日本デザイン振興会のグッドデザイン賞を受賞
  • ※グッドデザイン賞は、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
  • ※グッドデザイン賞は、当ファンドのビジネスモデル等を含めたデザインを公益財団法人日本デザイン振興会が評価するもので、当ファンドの運用実績等を評価するものでなく、また将来の運用実績等を示俊・保証するものではありません。

ファンドの投資リスク

ファンドは値動きのある有価証券等を投資対象としますので、組入有価証券等の値動きなどの影響により、基準価額が下落することがあります。したがって、投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、これを割り込むことがあります。ファンドは預貯金と異なります。信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者に帰属します。
<ファンドの基準価額の主な変動要因>株価変動リスク、信用リスクなど
※詳しくは、「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。

ファンドの費用

投資者が直接的に負担する費用

  • お申込手数料:購入価額に3.24%(税抜3.0%)を上限として販売会社が個別に定める率を乗じて得た額
    ※詳しくは、販売会社へお問い合わせください。
  • 信託財産留保額:換金申込受付日の基準価額に0.3%の率を乗じて得た額

投資者が信託財産で間接的に負担する費用

  • 運用管理費用(信託報酬):ファンドの日々の純資産総額に年1.9224%(税抜1.78%)の率を乗じて得た額
  • その他の費用・手数料:以下の費用などがファンドから支払われます。これらの費用は、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を表示することができません。
    ・ファンドの監査費用(ファンドの日々の純資産総額に年0.005%(税抜)の率を乗じて得た額。ただし年40万円(税抜) を上限とします。)
     ※別途消費税等相当額がかかります。
    ・有価証券売買時の売買委託手数料
    ・先物・オプション取引等に要する費用

※ファンドの費用(手数料等)の合計額については、投資者がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。

■設定・運用は

朝日ライフ アセットマネジメント

商号等/朝日ライフ アセットマネジメント株式会社
    金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 301号
加入協会/一般社団法人投資信託協会
     一般社団法人日本投資顧問業協会

PAGE TOP

この資料は投資判断の参考としてモーニングスターが情報提供しております。モーニングスターのレーティング情報は過去のパフォーマンスに基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスター株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar.Incに帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

広告企画・制作=モーニングスター株式会社

Copyright© Morningstar Japan K.K.All rights reserved.