モーニングスターアワード受賞記念セミナー採録モーニングスターアワード受賞記念セミナー採録

バランス(成長)型 部門 最優秀ファンド賞

GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)
〜米国名門大学が実践する、本物の長期運用〜

受賞ファンド名:GCIエンダウメントファンド(成長型)

  • 株式会社 GCIアセット・マネジメント
    代表取締役CEO 
    山内 英貴氏

米国名門大学の優れた運用モデルが「エンダウメント」

 GCIは、国内の独立系運用会社です。2000年から機関投資家向けにヘッジファンドの運用を行っています。東京とロンドンとシンガポールで50人くらいの陣容で、1,500億円程度の資金を運用しています。初めての公募投信は、2015年9月にスタートし、2年半が経過しました。それが、この「GCIエンダウメントファンド」です。長期資産形成を志向する長期・分散・積立に馴染むような商品にしています。お客さまのポートフォリオのコア(核)としてご検討いただける商品にしました。

 世の中にカリスマ投資家といわれる人はいますが、機関投資家といわれる組織で運用する長期の投資家で、運用業界の人間がすごいカリスマとはという話をする時に、真っ先に上がってくるのがエンダウメントです。

 エンダウメントとは、アメリカの大学の財団や基金のことです。ハーバード大学やイェール大学などは3兆円、4兆円という資金を運用しています。日本では一番大きいといわれる大学で7,000億円程度ですから、かなり規模が違います。毎年10%近いリターンを出して、そこから5%程度を大学経営に拠出しています。大学経営に使いながら、運用資産を大きくしていくということをやっています。

図表1:エンダウメント(Endowment)とは

図表1:エンダウメント(Endowment)とは

オルタナティブ投資によって長期で良好な運用成績を実現

 過去20年の成績は、米国株のパフォーマンスを上回る素晴らしい成績を残しています。残高上位のエンダウメントが、どういう運用をしているかというと、特徴的なのは、株式が新興国も含めて全体の4分の1くらい。債券はほとんど持っていません。そして、資産の3分の2がオルタナティブになっています。オルタナティブ投資を運用の核にしているのが、エンダウメントの大きな特徴です。これが、長期のリターンのドライバーになっています。

 一般に「投資」というと、株式や債券に投資して、インカムゲインを得る、または、より高い値段で売却してキャピタルゲインを得ます。伝統的な資産は、上場している株式や債券などで、市場でいつでも売買できる資産です。

対談用写真

株式会社 GCIアセット・マネジメント
代表取締役CEO

山内 英貴氏

 昨今は、世界中の市場がつながっています。20世紀の経済学の教科書には、分散の重要性が書かれ、たとえば、株式を買うにしても地理的、業種的に分散しなさい、あるいは、株式と債券に分散しなさいと書かれています。ところが、21世紀に入ってからの市場は、特にリーマンショック後の世界的な金融相場では、この常識が機能しなくなっています。売られる時には全て売られますし、金利が上がる(債券売られる)と、株も売られてしまうということも起こります。分散効果が得にくいので、エンダウメントは、より分散を広げていこうと考えました。

 オルタナティブとは、「代替」と訳されます。伝統的な株式や債券を代替するものという意味です。具体的には、上場していない企業の株式、債券、実物資産、不動産、インフラなど、一度投資するとなかなか換金できません。途上国の空港や港湾に投資すると30年−40年も投資の回収まで時間が必要です。このような資産は流動性がないので、高いリターンが期待できます。

 もう一つは、投資のやり方が伝統的ではないものです。端的にいうとヘッジファンドといえますが、売りから入って、下がったところで買い戻す。あるいは、リスクが大きい時には、キャッシュにして逃避してしまうなど柔軟な運用をします。

 エンダウメントがこのような手法を使えたのは、大学の資金は寄付金で返済義務がないので、半永久的に長期で運用できます。時間を味方にできるメリットを生かして、オルタナティブに投資をしてきています。この特徴は、家計の長期資産形成とよく似ていると思います。エンダウメントの時間を味方につけるという考え方は、機関投資家よりも個人投資家の皆さまに馴染むと思っています。

「GCIエンダウメントファンド」は、リスク8%と5%の2タイプ

 エンダウメントの考え方、ポートフォリオの作り方、投資の枠組みを何とか、公募投信の形で実現したいと考えたのが、「GCIエンダウメントファンド」です。

 ファンドのコンセプトは、「長期投資」=10年、20年という長期の投資です。「分散投資」=20世紀型の分散ではなく、オルタナティブも使ってより分散します。ただ、公募の投信の場合、毎日現金化できる必要があります。伝統的なポートフォリオの保険として組み入れました。

 ポートフォリオは、2つあります。「成長型」は、1年間のリスク、資産のブレを8%に置いています。年間で8%程度はマイナスがあり得ます。また、リーマンショックのような大きな下落場面では16%マイナスもあるというリスクをとって運用します。「安定型」は、リスクを5%にして、もう少し安定的な運用をします。

図表2:GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)

図表2:GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)
  • ※各資産クラスへの配分ターゲットは、40%以内を基本とします。
  • ※各資産クラスへの配分はターゲット・ポートフォリオから5%の範囲内で調整します。5%以上乖離した場合にはリバランスを実行します。
  • ※運用にあたりレバレッジは用いません。
  • ※基本資産配分は、1年に1回程度検証を行い、必要に応じて見直しを行います。
  • ※上記は、平成29年10月末時点で作成した当面のイメージであり、実際の資産配分比率とは異なる場合があります。
  • ※オルタナティブ戦略については、投資対象ファンド(投資信託証券)により想定されるリスク水準(リターンの振れの度合い)が異なることから、年率標準偏差10%程度を基準として当該資産クラスの基本資産配分比率を決定します。オルタナティブ戦略として組み入れる投資対象ファンド(投資信託証券)の想定リスク水準が基準値(年率10%)より高い場合は、実際の投資組入比率を引き下げて調整を図ります。

 長期資産形成に異論はないと思いますが、長期の資産形成を行う上で、一番避けたいのは予期せぬ「損切り」だと思います。2008年のような世界同時金融危機の時は、株が50%マイナスですから、そういう時には買い持ちでこらえるのは、なかなか難しくて、夜も眠れないほど心配になります。しかし、そこで売ってしまっては、戻りが取れないのです。それを避けるために、リスクを決めることは、ひとつのやり方だと思います。決められたリスクの中で、もっとも効率的なリターンをめざします。

 オルタナティブ戦略を36.5%入れていますが、これは、私どもが機関投資家に提供している戦略と同じものです。トレンドに乗って、上げでも下げでも収益が上げられるコンピュータモデルで運用しています。その他は株式や債券やリートなどに分散投資しています。このポートフォリオ構成比は1年に1度見直します。アメリカのエンダウメントもそうです。基本は、一度決めたら動かないというものです。それができるのは、リスクから設計しているからです。

 エンダウメントとオルタナティブを特徴とした「GCIエンダウメントファンド」をご活用いただきたいと思います。

<協賛>

この資料は投資判断の参考としてモーニングスターが情報提供しております。モーニングスターのレーティング情報は過去のパフォーマンスに基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスター株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar.Incに帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

広告企画・制作=モーニングスター株式会社

Copyright© Morningstar Japan K.K.All rights reserved.