モーニングスターアワード受賞記念セミナー採録モーニングスターアワード受賞記念セミナー採録

債券型 部門 最優秀ファンド賞

日本の大手金融機関が発行する外貨建てハイブリッド証券の魅力

受賞ファンド名:日本金融ハイブリッド証券オープン(毎月分配型)円ヘッジありコース『愛称:ジェイブリッド』

  • 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社
    クライアントサービス第二部 営業部長 
    小松 正宏氏

比較的高金利、かつ、安定運用の商品が「ハイブリッド証券」

 皆さんの悩みは、2つあると思います。まず、「低金利でお金が増えない」という悩みです。100万円を預金に預けても1年間で10円の利息しかつきません。しかも、この低金利は、すぐには変わりそうもありません。もう一つは、この2月がそうだったように「不安定で落ち着かない相場」になっているということでしょう。

 この2つの悩みに応えられるのは、金利が高くて安定した運用ができるということです。そこで、為替ヘッジのついた、比較的高金利の商品として、当ファンドを紹介したいと思います。

 ハイブリッド証券について、「ハイブリッド」と聞くと、みなさん「ハイブリッドカー」を思い起こすのではないでしょうか。「ハイ」という言葉に、何か性能が良いことの意味が含まれているように感じますが、語源は、豚とイノシシの混合種である「ヒュブリダ」にあります。2つの種類を合わせたものという意味です。

 「ハイブリッド証券」という時には、債券と株式の中間的な性格を持つ有価証券をいいます。たとえば、債券には満期があります。株式には満期がありません。ハイブリッド証券には満期のあるものとないものがありますが、満期がないものには繰上償還があるので、債券に近い性格になっています。

 また、弁済順位で考えると、会社が倒産した場合の債権の弁済順位は、まず、債券で、最後が株式になります。ハイブリッド証券はその中間です。債券よりも弁済順位は劣後しますが、株式より優位です。

 「ジェイブリッド」は、日本の金融機関が発行するハイブリッド証券に投資します。その中でも、外貨建てのものに投資します。

投資適格債の中で国債や社債を上回る利回りを確保

 そもそも日本の金融機関が、外貨建ての債券を発行するニーズはどこにあるのでしょうか。たとえば、日本の保険会社が海外の保険会社を買収するということがあります。買収資金として外貨が必要です。あるいは、銀行が資金調達の安定化を図るために、円だけではなく、外貨で資金を調達するということがあります。このような、日本の金融機関が発行するハイブリッド証券を投資対象にしています。

 なぜ、ハイブリッド証券の金利が高いのでしょう。最も信用力が高い国債に対し、企業が発行する社債は信用力が劣ります。加えて、ハイブリッド証券に固有のリスクである弁済順位が社債に劣後するという点で、高い金利が付きます。この信用リスクや固有のリスクは、経営が悪化した時に現実のものになりますが、私たちは、今の日本の金融機関の信用力は、それほど心配しなくても良いと考えています。

対談用写真

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社
クライアントサービス第二部 営業部長

小松 正宏氏

 金利の比較では、たとえば、ドル建て債券では、円とドルの金利差がありますから、ドル建て債券の金利の方が高くなります。また、同じドル建て債券の中で、普通社債と劣後債の金利差は0.5%ほどあります。この差がハイブリッド証券の固有のリスクの差です。0.5%といっても、現在の日本の低金利環境下では、相応に高い利回りが上乗せされていると感じます。

 ジェイブリッドの利回りは、日本国債、米国国債、投資適格社債等と比較すると高い利回りですが、ハイ・イールド債券と比較すると利回りで負けます。ジェイブリッドの平均格付けは「BBB」以上、いわゆる投資適格債です。ハイ・イールド債券は「BB」格以下の投機的債券です。信用力が高くて利回りが高いのは、なかなかありません。

図表1:ジェイブリッドの魅力な利回り

図表1:ジェイブリッドの魅力な利回り
  • 出所:Bloombergより作成
  • 2017年12月29日時点
  • 日本国債:野村BPI国債インデックス(7-11)、投資適格社債(円建):野村BPI事業債インデックス、
  • 米国債:10年国債利回り、投資適格社債(ドル建)、ICE BofA Merrill Lynch US Corporate Index、
  • ハイ・イールド債券:ICE BofA Merrill Lynch US High Yield Index
  • マザーファンド:ジェイブリッドに組入れられているマザーファンド「日本金融ハイブリッド証券マザーファンド」
  • ※上記の指数は、ICE Data Indices, LLC が公表しているインデックスであり、その著作権および知的財産権は同社に帰属します。
  • 上記は過去の実績を示したものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。

 日本の金融機関の信用力は、1990年代の後半は、97年に4大証券の一角や都銀の一角が経営破たんするなどがあって、信用力がボロボロになりました。その後、不良債権の処理などを進めて信用力の回復に努め、今では評価が一変しています。海外では、リーマンショックによって米国の金融機関の信用力がボロボロとなり、欧州債務危機では欧州の金融機関の信用力が悪くなりましたので、今では、日本は欧米の金融機関と同等か上回るような信用力になっています。

 たとえば、銀行の自己資本比率は、国際基準を大幅に上回っています。保険会社のソルベンシー・マージン比率は、規制基準を大きく上回ります。格付けも高い格付けになっています。20年前とは全然違う高い信用力を得ています。

「ジェイブリッド」は大手7金融機関の発行債券に集中投資

 現在のポートフォリオは、発行体は7つに集中投資しています。わかりやすく、馴染みのある金融機関ばかりです。このファンドが投資している日本の金融機関であれば、ちょっとおかしくなると、皆さんすぐに変調を知ることができると思います。分かりやすさは重要だと思います。

図表2:マザーファンドのポートフォリオ概況

図表2:マザーファンドのポートフォリオ概況

 通貨別では全て米ドルの債券に投資しています。格付けは9割がシングルAの格付けになっています。相応に高い信用力と高い利回りが得られるのが「ジェイブリッド」というファンドです。

 もうひとつ、為替のヘッジコストについて紹介します。外債投資では為替をヘッジするのが重要だと思います。円高でも円安でもブレない。円高のリスクを排除することが重要です。ただ、ヘッジにはコストがかかります。基本的には米ドルですと、日米の金利差になります。2010年から14年くらいまでは、ヘッジコストも少なかったのですが、米国の利上げとともにヘッジコストが上昇しています。低い利回りの債券に投資すると、ヘッジコストによって利回りが出なくなってしまいます。だからこそ、相応に信用力が高く、利回りも高い証券に投資することで、ヘッジコストをかけても、しっかりと利回りが残ることが大事です。

 日本の低金利環境はなかなか変わりません。市場が荒れている状況も続きます。為替ヘッジを付けた外債ファンド「ジェイブリッド」を運用に取り入れていただくことで、安定した運用が期待できます。ぜひ、ご検討ください。

<協賛>

この資料は投資判断の参考としてモーニングスターが情報提供しております。モーニングスターのレーティング情報は過去のパフォーマンスに基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスター株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar.Incに帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

広告企画・制作=モーニングスター株式会社

Copyright© Morningstar Japan K.K.All rights reserved.