モーニングスターセミナー採録 今、ひそかに市場の注目を集める、太陽光発電ファンドの魅力に迫る!モーニングスターセミナー採録 今、ひそかに市場の注目を集める、太陽光発電ファンドの魅力に迫る!

第三部 講演

「いちごグリーンのご紹介」

  • いちご投資顧問株式会社
    上席執行役 グリーンインフラ本部長 
    日色 隆善氏

長期にわたる安定性の確保と、利益超過分配金による積極的な投資主還元

 「いちごグリーンインフラ投資法人」(9282)は、2016年12月に上場し、1年4か月が経過しました。2番目に上場したインフラファンドとなります。

 いちごグリーンは固定価格買取制度によって、20年間にわたり売電価格が保証された太陽光発電所に投資していますが、上場インフラファンドの中で唯一、1年決算としており、分配金の支払いは年に1回となります。これは、天候(日射量)は短期的にはぶれてしまうものの、1年間で見ると、過去30年間の統計データに近い結果となるためです。価格が固定されており、かつ、日射量も1年間を通じてみると安定していることから、安定的な収益が期待できます。

 現在、北海道から沖縄まで15か所の発電所を所有し地域分散を図っていますが、その地域の気候特性に応じた堅固な発電設備を設計するとともに、統合監視によるオペレーションを通じて長期安定的な運用を行っております。また、賃料をオペレーターが保証する仕組みを入れることによって、さらに安定性を確保しています。

 いちごグリーンの運用会社であるいちご投資顧問は、「いちごオフィス」(8975)、「いちごホテル」(3463)という2本のJ−REITを運用しており「いちごグリーン」と合わせて3本の上場投資法人を運用するという豊富な実績を有しています。

 いちごグリーンが保有する15発電所のうち2か所を除くと、土地は賃借していることから、減価償却の対象となる発電設備がバランスシートの大半を占めています。発電所の現金収入が減価償却後の会計上の利益を大きく超えているため、現金収入を積極的に「利益超過分配金」として投資主に還元する方針を採っております。

図表1:いちごグリーンの社会的使命

気候や地形に対応した高効率発電と、高度な統合監視システム

 いちごグリーンが現在保有する発電所は15か所で、取得価格の合計は114億円、パネル出力の合計は約29.4メガワットとなっております。野球場1個分くらいの広さの土地にパネルを敷きつめるとおよそ1メガワットの出力となることから、野球場30個分の広さの土地に相当する発電設備を所有しているものとお考え下さい。

 地域別分布は、北海道と沖縄県にそれぞれ約30%ずつ、その他は、中国、四国、関東、中部、九州で計40%と分散したポートフォリオを構築しております。

 発電所の建設にあたっては、投資家の皆さまに安心していちごグリーンを長期保有していただけるよう、気候や地形に対応した堅固な発電所を作っております。例えば、北海道では積雪対応として、架台が低いところで2メートル、高いところで4メートルとパネルを高く設置するとともに、パネルの角度を30度(通常は平地で10度)に設定することにより、雪が滑り落ちて架台の下に雪が積もるようにしています。一方、沖縄では台風への対応として架台を低く設置し、最大で風速60メートルの強風にも耐えられるよう、架台の支柱も地中深くまで掘り下げています。私どもいちごグループは既存不動産の価値向上を事業としていることから、一級建築士が在籍しており、こういったきめ細やかな対応が可能です。このような対応が評価され、いちご桐生奥沢ECO発電所(群馬県)においては、国際的な検査機関であるテュフラインランドジャパンから信頼性の高い発電所としての総合認証を取得しております。

 また、REITでは賃料を上げるほか、空室率を改善するなどの内部成長が可能ですが、インフラファンドが保有する太陽光発電所では、そのような余地がありません。従って太陽光発電所の運営にあたっては、故障やパネルの劣化をいち早く発見し、発電ロスを最小化することが重要となります。いちごグリーンが採用している統合監視システムはリアルタイムで発電所の稼働状況をチェックしており、故障等が発生した場合は現地のメンテナンス業者に連絡し、いち早く対応する仕組みとなっています。

 各発電量所の状況については、いちごグリーンのホームページでも公開しています。投資主の皆さまに安心して保有していただけるよう、WEBカメラによる発電所のライブ映像や、当日の発電量をリアルタイムで開示しています。また、月初には前月の発電量のデータについても開示しております。

オペレーターによる賃料保証と、史上初の10か年長期業績予想

 いちごグリーンでは、発電所の運営管理を行うオペレーターが、最低保証日射量(P85、統計学で100回のうち85回は達成される水準)で計算される基本賃料を保証しております。毎年の業績予想は平年並みの日射量(P50、統計学で100回のうち50回は達成される水準)を前提としており、平年並みの日射量を上回った分については基本、投資主に還元する仕組みとなっています。一方で平年並みを下回った場合は、利益分配金が減少することになりますが、P85を前提とした基本賃料がその下限となります。この最低保証日射量は、平年並みの日射量のおよそ95%であることから平年並みの日射量を5%以上下回った場合は、基本賃料が保証されることになります。 また、各発電所は、火災保険、地震保険、利益保険など、想定されるリスクに応じて付保しています。

いちご投資顧問株式会社 上席執行役 グリーンインフラ本部長 日色 隆善氏

いちご投資顧問株式会社
上席執行役 グリーンインフラ本部長

日色 隆善氏

 固定価格買取制度によって売電価格、期間が確定しているうえ、オペレーターによる賃料保証制度など、非常に安定した収益が見込まれることから、いちごグリーンでは2017年6月期から2026年6月期までの10か年長期業績予想を2017年3月に開示しました。安定的な収益構造に加え、修繕費なども計画的に計上しており、皆さまに安心して長期保有していただける仕組みを構築しています。設立から3年目までに償却する費用、新規上場後5年目までに償却する費用があるため、分配金(利益分配金+利益超過分配金の合計)のピークは2023年6月期(1口あたり4,094円)になるものと予想しています。なお、太陽光パネルはいわゆる「電気製品」であることから、毎年0.5%ずつ発電効率が劣化するという保守的な業績予想としているため、利益分配金は少しずつ減少していく見通しとなっています。また、2025年および2026年には発電設備の大規模修繕が予定されていることから、利益超過分配金は下がる見通しとしております。

図表2:史上初の10か年長期業績予想

投資口の分割

 2017年の夏以降、投資口価格が上昇した結果、個人投資家からは「買いにくくなった」との意見が寄せられるようになりました。いちごグリーンの投資主は個人が中心であることから、このご意見に対応すべく、2017年12月31日を基準日として、インフラファンドとして初となる1:2の投資口分割を実施いたしました。投資口分割後の1日当たり出来高は増加しており、流動性の向上ならびに個人投資家の利便性向上に寄与できたものと考えています。

10年〜20年という長期の運用資金に安定収益で応える

 いちごグリーンが保有している15発電所を含め、いちごグループ全体では現在、38の発電所で売電を開始しています。開発中のものを含めると44発電所、134メガワットの太陽光発電所を保有しております。いちごグリーンの方針としては、稼働から1年以上が経過して安定稼働が確認でき、なおかつ1メガワット以上の出力を擁する発電所を取得対象としております。これらの発電所については、今後の株式市場の状況等を見極めながら、取得の機会をうかがっていきたいと考えております。

 スポンサーであるいちご(東証一部、2337)では陸上風力発電への取り組みも進めております。山形、三重、千葉などに風力発電所の設置を計画していますが、風力発電の場合、開発から実際の発電までには時間がかかります。将来的には、いちごグリーンでも風力発電所に取り組んでいければと考えています。

 投資口価格の推移は、2016年12月に上場後、半年あまりは価格が低迷しましたが、2017年の夏以降は価格が上昇し、投資口分割後の2018年1月以降も投資口価格は堅調に推移しています。4月13日の終値は65,100円であり、2018年6月期の分配金予想に基づく利回りは5.51%となっております。

 インフラファンドは、インフレによって何らかのインパクトを受けるものではありません。借入金についても金利を10年にわたって固定化しており、金利上昇のデメリットも抑えています。どちらかといえば、インフレには弱く、デフレには強い商品であるといえます。いちごグリーンは、長期に安定した収益が期待できる商品として、年金やお子さまやお孫さまの教育資金といった、10年〜20年という長期の資金運用に応えられる商品だと考えております。投資家の皆さまには安心して長期保有していただけるよう、引き続き安定的な運用を心がけてまいります。

<協賛>

この資料は投資判断の参考としてモーニングスターが情報提供しております。モーニングスターのレーティング情報は過去のパフォーマンスに基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスター株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar.Incに帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

広告企画・制作=モーニングスター株式会社

Copyright© Morningstar Japan K.K.All rights reserved.