投信フェア2018 in 福岡採録投信フェア2018 in 福岡採録

特別講演 第1部

任せて守る。これからの時代の運用スタイル“ファンドラップ”

  • <野村アセットマネジメント株式会社 講演枠>
    株式会社ウエルス・スクエア
    営業部 シニア・マネージャー
    鎌田 彰平氏

人生100年時代に備える資産運用はファンドラップで

 これからの時代というと、今では「人生100年時代」という言葉が象徴的になっています。日本は平均寿命が80歳を超え、世界でもトップクラスの長寿国です。人生100年時代の先頭を走る国といえるでしょう。

 同じ100年をテーマにした言葉で、2004年には「100年安心、年金プラン」という言葉がありました。この時は年金制度改正にあたって100年安心な社会保障制度を象徴する言葉だったのですが、現在の「人生100年時代」は、自助努力で長期化する老後生活を維持できるようにしようという意味があり、2004年当時とは真逆の内容になっています。

 実際に人生100年時代への備えができているでしょうか? たとえば、退職金をもらった方々に「退職金を運用しましたか?」という質問をしたところ、60%が何もしていないという回答でした。人生100年と考えると60歳は折り返し地点とでもいえるのに、何もしないで備えは十分といえるでしょうか?

 運用をしていない多くの方が悩みをもっています。「具体的にどうすれば良いのか分からない」「株式や為替などの価格の動きをみるのは苦手だ」「なにかと忙しいので、資産運用を考えたりする時間と気持ちの余裕がない」などです。これは、何かしら運用している人にもあり得る悩みだと思います。このような悩みの対策として近年注目されているのがファンドラップです。

 ファンドラップで運用している資金の資金源は、預貯金や退職金、相続・贈与資金といった、すぐに使う予定のない資金であることがわかります。そして、ファンドラップを利用する理由は、「投資判断を専門家に任せられる」「専門家からのアドバイスがある」といった、運用を任せられる安心感があることがわかります。

 実際にファンドラップの市場は近年、大きく伸びました。2017年度末には契約件数72万件、契約金額8兆円と過去5年で7倍以上の金額に拡大しました。

図表1:

 ファンドラップとは、投資信託を使った投資一任運用サービスです。投資信託が、多くの人で1つの商品を共同保有することに対し、ファンドラップは1対1のオーダーメイド型サービスです。投資信託の場合は、同じ商品を持っている人は、購入タイミングと保有期間によって運用成績は異なるものの、同じ期間の成績は同じになります。また、投資信託は、どの商品を選ぶのか、いつ買って、いつ売るのかということは、最終的に投資家が判断しますが、ファンドラップでは、プロが投資判断する「おまかせ(一任)」サービスです。そして、契約に当たっての申込手数料は不要です。

中期の資産運用で投資成果を決定する要因は「資産配分」につきる

 様々な資産の組み合わせの中から、お客さまにとって最適な資産配分を提供します。投資対象として国内株式、外国株式、国内債券、外国債券など様々な資産の組み合わせパターンは無数に存在します。その中から最適な資産配分を導き出すにあたって2つの考え方を重視しています。まず、同じリスク許容度の中でも、お客さまごとに「下落にどこまで耐えられるか?」ということは異なるということです。中位のリスク許容度の人であっても、「半分になっても耐えられる」という人もいれば、「95%でも耐えられない」という人もいます。その上で、お客さまは常に「高いリターンを求めている」ということです。この2つの考え方に基づいて、最適なポートフォリオを提供するようにしています。

対談用写真

<野村アセットマネジメント株式会社 講演枠>
株式会社ウエルス・スクエア
営業部 シニア・マネージャー

鎌田 彰平氏

 その手順は、独自のヒアリングシートによって、お客さまのリスク許容度を「保守」から「積極」までの5段階に分けます。そこでたとえば、「中位」のリスク許容度に分類されたお客さまは、「中位」以上のリスクには耐えられないのです。反対に、「中位」以下のリスクでは物足りないと感じます。そして、「中位」リスクには、様々なポートフォリオがありますが、その中で、最も高いリターンが期待できるポートフォリオをお客さまにとって最適な資産配分として提示します。

図表2:

 この自分に相応しい資産配分を決めるということは、資産運用では重要なことです。中長期の資産運用で投資成果を決定する要因の90%超を資産配分が決めています。

 合わせて長期投資を行うとさらに良くなります。分散投資で1年間運用した場合と10年間運用した場合のリターンの違いを調べると、1年間の運用の場合は、分散投資をしてもタイミングによってプラスの時とマイナスの時があります。過去30年にわたって検証すると3割程度でマイナスになる可能性があり、最も悪いタイミングで投資をした場合にはマイナス37%超という結果にもなりました。

 しかし、これを10年間に伸ばすと、マイナスの収益になることがなくなります。いつ投資を開始してもプラスになるのです。あのリーマンショックのような大幅下落の期間を含めて検証しても、10年ではマイナスにはなりません。誰もが、いつ始めればよいのかと考えるのですが、10年の運用期間であれば、いつ始めてもプラスですから、いつ始めようかと悩むよりも、「10年運用しよう」と考えることが大事です。

11の質問で明らかになるリスク許容度を知っていただきたい

 ヒアリングシートには11の質問があります。この質問にお答えいただくことで、リスク許容度を測定します。そして、「投資提案書」によってお客さまに最適な運用プランを提示します。資産配分をご案内し、それで運用した場合の想定されるリスク、期待できるリターンを数字でお示しします。さらに、最長20年間の想定される資産推移を提示します。この想定推移は、実際の成果の90%が入る範囲を示しています。

 ファンドラップの運用について、「プロが運用するのだから、必ずもうかるだろう」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、必ずもうかるとは言い切れません。私たちは、だだ一点、「お客さまのリスク許容度に即した運用」をめざしています。それが、将来のプラスのリターンを得る最善の策だと考えています。

 実際に、想定推移のグラフを良く見ていただくと、運用当初は資産がプラスになる確率とマイナスの確率は半々くらいです。それが運用期間が長くなるほど、プラスになる確率が上がっていきます。これは、利子・配当収入が積み上がっていくという効果もありますが、リスク軽減効果も働くためです。ですから、ファンドラップの契約は、長期を前提にご検討いただきたいと思っています。

 運用の環境は日々かわります。ファンドラップでは四半期ごとに配分の見直し、また、リバランスを行って調整をすることで、長期にわたってお客さまにとって最適な資産配分が維持できるように努めています。運用経過報告は、四半期に一度「定期運用報告書」をお送りすることに加え、お客さまごとに専用Webサイトを設けて、日々の変化をご確認いただくこともできます。私たちは、お客さまのゴールに向けてお客さまと一緒に伴走するという思いでサービスを提供しています。

 ウエルス・スクエアは、野村グループが2016年1月に設立したファンドラップ・サービス専門の資産運用会社です。当社のファンドラップは業務提携している金融機関を通じてサービス提供していますが、九州ではふくおかフィナンシャルグループの3行のみが取り扱っていただいています。

 昨年ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のリチャード・セイラー教授は、行動経済学の権威で、人間は非合理な行動ばかりをすると言っています。非合理的な行動とは、株式投資では「辛抱すれば良くなることが分かっていても耐えきれない」「永く投資をしていれば良くなることが分かっていても待ちきれない」など。こうした行動を回避するための最も簡単な方法は、ルールを決めてしまうことです。運用では分散投資、長期投資です。これこそが人生100年時代に向けた資産運用の心得だと思います。このルールに最も納まりやすいのがファンドラップだと思います。ぜひ、皆さんには、ご自身のリスク許容度がどの程度であるのか知っていただきたい。ご近所の親和銀行の支店で、ヒアリングシートの11の質問を体験していただきたいと思います。

<共催>

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