オリックス銀行・投資信託発売1周年記念ESG投資セミナー採録オリックス銀行・投資信託発売1周年記念ESG投資セミナー採録

講演1

今話題のSRI(ESG)投資で資産形成
~朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)~

  • 朝日ライフアセットマネジメント株式会社
    投信事業部 次長 
    坂田 泰一氏

2000年に設定したESG投資の草分け的存在「あすのはね」

 「朝日ライフSRI社会貢献ファンド」は、2000年に設定され長期で優れた運用実績を残しています。この分野で草分け的存在です。長期的な実績が評価会社からも評価されています。

 ファンドの特色は、ビジネスを通じて社会に貢献する企業の株式に投資します。たとえば、リフォーム業者は多数ありますが、地方に特化したリフォーム業者は、成長することによって、地方の人口減少の問題の抑制、空き家問題の解消にもつながっています。

 投資先の企業価値が成長することは、株価の上昇につながり、投資家にとっては投資リターンの享受につながるとともに、その従業員、取引先、顧客など、全ての関係者にとって利益になります。

 個別企業調査を基本とし、ボトムアップ戦略による銘柄選択を行います。中長期的な視点に立って価値のある銘柄が大幅に割安になっている時に買って、企業価値の成熟とともに株価が上昇することを待ちます。

 銘柄選定にあたっては、企業価値が緩やかに上昇していることがポイントです。企業価値が急上昇するような場合は、その勢いが持続することは難しいといえます。緩やかに上昇していくとともに、株価が上昇していく企業を選ぶようにしています。

 そして、信託報酬の一部を社会的課題の解消に向けて活動する団体に寄付しています。純資産額の0.1%~0.2%を弊社が受け取る信託報酬の一部で寄付しています。

なぜ、ESG投資なのか?

 SRI投資は、古くからある投資手法です。そもそも欧米では、宗教的な要素から、武器、ギャンブル、タバコ、アルコールなどに関係する企業を投資対象から外すネガティブスクリーンという手法がありました。SRI投資は、社会や環境の側面をもつ企業を応援する投資手法ですが、現在では、ESG課題を考慮する部分について注目されるようになっています。

 SRI投資は、1999年に国連がグローバルコンパクトというものを企業に対して提唱したことに始まります。人権、環境権、労働、腐敗防止に関する10原則を企業に対して実践するように要請しました。この時期に、日本でも環境を配慮した「エコファンド」や「SRIファンド」が設定されました。

対談用写真

朝日ライフアセットマネジメント株式会社
投信事業部 次長

坂田 泰一氏

 そして、2006年に国連が提唱したPRI(責任投資原則)によって、機関投資家に対して、投資行動にESGの課題を取り入れるようになりました。この時から、ESGという言葉が一般に使われるようになりました。

 PRIは、法的な拘束力を持たない原則なのですが、世界中の多くの機関投資家が自発的に署名しました。日本でも2015年に世界最大の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が署名したことで注目が高まりました。

 当ファンドでは長期的なパフォーマンスを高めるために、設定来、ESGの考え方を取り入れて運用しています。

 銘柄選定にあたって、投資する銘柄を絞り込む際にESGの観点を取り入れています。ベルギーにある社会的責任投資専門調査機関のヴィジオ・ベルギー社の協力を得て、環境、雇用、顧客対応、市民社会貢献、企業理念・法令順守などについて、企業のステークホルダーの視点から調査・分析・評価を行います。

投資銘柄の選定で使う2つの軸と銘柄格付け

 企業価値分析を行う上で、銘柄格付けを行っています。銘柄の格付けは、将来の収益力を反映した企業価値の評価がポイントになります。「事業の魅力度」、「競争の優位性」という2つの軸で見ています。

 事業の魅力度は、「そもそも儲かる業界なのか」「その業界に成長性があるのか」を判断します。具体的には市場環境と事業特性から、競合他社分析をし、さらに、環境・社会の観点から、ビジネスチャンスとリスクを全体的にみて、魅力度を分析しています。

 競争の優位性では、財務分析、企業業績の成長の推移、その要因、そして、コーポレートガバナンスを分析し、競争相手に勝ち続ける仕組みはなんなのかを見ていきます。

 銘柄格付けは、ABCの3段階で格付けし、原則、A銘柄にのみ投資します。

 コーポレートガバナンスを重要視しています。多くの企業もガバナンスに注目していますが、私どもも、長時間労働や不正会計などを防ぐ仕組みを企業が持っているか、企業の成長を促す不可欠な要素と考えています。

 企業の経営が持続的な企業価値の向上に結び付いているかどうかを見極めるため、「資本効率」、「株主還元」、「リクスマネジメント」という3つの分野に注目しています。

 資本効率では、ROIC(投下資本利益率)を使って、本業に投下した資本をどれだけ効率よく使ってキャッシュを生み出しているかを測ります。また、株主還元については、しっかり株主を意識した経営をしているか、企業価値を高める経営をしているかを見ていきます。ROICの水準を低下させないように、将来のリスクを見極めてちゃんと対応しているか、その準備ができているかを見ています。

 ファンドの特色である寄付についてですが、昨年は約400万円を7団体に寄付しました。継続的に寄付をしています。寄付の利用方法なども継続調査した上で寄付をしています。

運用実績が示す下落に強い性格

 ファンドの運用実績は、年度別リターンをみると、SRI、ESGの観点を取り入れることによって結果として下落に強いという性格ができています。

 分配金は、決算日の5営業日前の基準価額で判断し、1万円を超過した分を分配対象にしています。

 運用成績については、投資評価機関からたびたび優秀ファンドに選ばれている他、2017年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。20年間の長い実績があり、市場の変動を経て、評価されています。ぜひ、長期で投資を考えるファンドとしてご検討ください。

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<協賛>

<協力>

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