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特別対談 特別対談

「新興国債券」の分散投資と
長期保有の魅力を徹底対談
新興国の高利回り資産を活用し、
資産成長を狙う

米国をはじめとした世界の中央銀行が利下げを進める中、低金利の状況が長期化することが予想され、相対的に高金利の新興国債券への投資妙味が高まっている。そこで今回、「PIMCO新興国ハイインカム債券ファンド」(以下、「当ファンド」といいます。)の委託会社である日興アセットマネジメントの渡邊浩行氏と当ファンドの投資顧問会社であるピムコジャパンリミテッドの吉田泰造氏に新興国債券への投資の重要性をインタビューした。

新興国資産というと値動きが大きく、ご投資経験のある方にとっては必ずしも良い印象をお持ちでない方も中にはいらっしゃると思いますが、どうでしょうか?

渡邊 浩行氏
日興アセットマネジメント株式会社
資産運用サポート推進部 副部長
渡邊 浩行
吉田氏:
リーマンショック後から2012年までの3年間ぐらいは新興国投資ブームがありましたが、その時に単一通貨型への投資で損をされた方がいるのかもしれません。単一通貨型はその国のストーリーを描きやすいですが、一つの通貨の影響を受けやすいです。「PIMCO新興国ハイインカム債券ファンド」では、投資対象の国と通貨を分散することで一つの通貨の影響を受けにくくして、かつ相対的に高い利回りという魅力を低下させないような仕組みとなっています。
渡辺氏:
確かに、新興国に対して良いイメージを持っていない方もいらっしゃるかもしれません。ただ、これだけ低金利が続く中で、新興国の高金利債券の利回りは魅力的です。また、債券は株式と違ってインカムを積み上げていくことができ、長期投資を行う上で必要な資産ではないでしょうか。もちろん、個別の国で見ると政治・経済情勢が大きく変化することもあり、何にどのように投資するかは重要だと考えます。

新興国債券を取り巻く環境は変化しているのでしょうか?

吉田氏:
景況感の指数などを見ると先進国と新興国では逆転が起きていて、新興国は人口の多さや所得の増加を背景とした元々の成長力の高さが目立っています。また、先進国に比べて出遅れてきたことで、割安で高利回りの新興国債券の魅力が相対的に高まっています。さらに、米国が利下げへの転換をしたことによって、新興国が米国の金利上昇を気にしなくて良くなったことから底堅さが生まれています。

図表1:新興市場をサポートする3つの材料
(概念図)

図表1:新興市場をサポートする3つの材料(概念図)
  • ※上記はイメージ図です。
渡辺氏:
おっしゃる通りで、昨年は利上げによる引き締め姿勢にあったFOMC(米連邦公開市場委員会)が今年に入り既に複数回利下げを行っており、この先の政策金利見通しも下がってきていることは新興国には追い風ですね。さらに、10月にIMF(国際通貨基金)が発表した世界経済見通しでは、先進国経済が減速傾向である一方で、新興国経済は2019年を底にして切り返していくという見通しとなっていますので、そういった成長性も魅力の一つです。金融政策と実需の両面で新興国をポートフォリオに組み入れるのも面白いタイミングになってきたとみています。

「人生100年時代に備えた投資」に注目が集まっていますが、その中で新興国をどのように活用するべきなのでしょうか?

吉田 泰造氏
ピムコジャパンリミテッド
常務執行役員 投資信託営業部 部長
エグゼクティブ バイス プレジデント
吉田 泰造
吉田氏:
米国では金融緩和への期待先行により株式・債券ともに高値を更新している状態で、リターンを上げ続けるには限界が来ていると思います。先進国への投資は、大きく外すこともない分、大きくリターンを上げるのも難しくなっています。それだけだとリターンが十分でないという方であれば、新興国を一部組み入れる方が良い投資になるのではないでしょうか。
渡辺氏:
先進国が良くて新興国が悪いという考え方はもう捨てる段階にきていると思いますね。新興国に集中投資をしたらそれだけリスクを取ることになりますが、一部を新興国の高い利回りの債券に投資するということは、先進国の金利が低位にとどまる中、十分に選択肢たり得ると思います。先進国に偏ったポートフォリオはチャンスを見逃すことになりかねないので、先進国、新興国に幅広く分散投資を検討する必要があるかと思います。
吉田氏:
新興国というと株式がイメージされやすいですが、株式はトータルリターンの約8割が株価と為替のキャピタルゲインに依存しており、これらが大きくブレるため投資のタイミングが重要となります。一方で、新興国債券を実質的な主要投資対象とする当ファンドと同様の戦略は運用開始してからあげてきた累積リターンの9割が相対的に高い金利収入(インカムゲイン)の積上げによるものであり、長期投資をすることで価格のブレを抑えることができるのが大きな違いではないでしょうか。

図表2-1:新興国ハイインカム債券戦略のリターン要因分解
(円ベース、報酬控除前)

図表2-1:新興国ハイインカム債券戦略のリターン要因分解(円ベース、報酬控除前)

図表2-2:新興国株式のリターン要因分解
(円ベース、報酬控除前)

図表2-2:新興国株式のリターン要因分解(円ベース、報酬控除前)
  • 期間:2011年9月〜2019年10月
  • 出所:PIMCO、ブルームバーグ、WMロイター
  • ※PIMCO新興国ハイインカム債券戦略は、PIMCOが2011年9月より運用する新興国ハイイールド社債戦略のバミューダ籍代表口座と、PIMCOが2008年4月より運用する新興国高金利通貨戦略のバミューダ籍代表口座を50%ずつ組み入れた戦略。新興国株式はMSCIエマージング・グロス・トータルリターンインデックスを使用。

上記は、投資者の皆様に当ファンドの運用についてご理解いただくために、主要投資対象である外国投資信託の実質的な運用対象であるPIMCOバミューダエマージングマーケットハイイールドコーポレートボンドファンド(M)の値と、主要投資対象である外国投資信託と同様の運用が行なわれているPIMCOバミューダエマージングカレンシーハイインカムファンドJ(JPY)の実績値をもとに50%ずつの投資比率で月次リバランスをした結果であり、実在するポートフォリオの推移ではありません。また、上記は過去のものおよびシミュレーションの結果であり、将来の運用成果などを約束するものではありません。当ファンドの実際の運用においては、売買コストや信託報酬、運用資産の規模、設定解約に伴なう資金流出入、実際に行なうリバランスのタイミングなどによる影響が生じます。そのため、当ファンドの運用成果が、上記シミュレーションと同様のリターンまたはリスクになることを約束するものではありません。運用開始後の状況については、ファンドの適時開示資料でご確認ください。

「PIMCO新興国ハイインカム債券ファンド」では、新興国の投資対象をどのように選択しているのでしょうか?

吉田氏:
当ファンドは、実質的に米ドル建ての新興国高金利通貨戦略と、新興国高利回り社債戦略を概ね50%ずつ組み入れて、国と通貨の分散投資を図っています。新興国高金利通貨については、相対的に名目金利の高い通貨を中心に均等分散をベースとしつつ、PIMCOが債券投資家として世界最大級の運用残高を有することにより、各国の政策見通しについて生の情報を得やすいという利点を生かして、PIMCOの見通しに基づいて投資比率を調整しています。また、新興国高利回り社債戦略については、債券を発行する企業のデフォルト(債務不履行)リスクをいかに回避するか、ということが重要になりますが、PIMCOでは60人以上のクレジット・アナリストがそれぞれ国ではなくセクターで担当を分けて世界の様々な企業を横断的にカバーし、先進国も含めた世界的な水準で投資に値するかどうか、慎重な銘柄選択を行っています。
では、どういった国に注目しているかというと、3つに大別できます。1つ目は、インドネシアやインドなどの改革が進んでいる、または改革が期待できる国、2つ目はブラジルやロシアなどの近年ファンダメンタルズが改善している国、3つ目がトルコなど最悪期を脱する可能性がある国です。3つ目については、注意は必要ですが、リスクの裏側にあるどれだけのリターンが得られるか、政策が正しい方向に進んでいるかを見て慎重に組入れ機会を選択しています。

投資家の方々に向けてのメッセージをいただけますでしょうか。

渡辺氏:
このファンドの特徴は、あくまで実質的な主要投資対象は債券であり、その通貨も米ドル建てと現地通貨建てが概ね半分ずつになっていることです。新興国通貨が下落した時に、米ドル部分が新興国通貨のマイナスを緩和・抑制する効果が期待でき、そういった点でもバランスを取っていく手法は、今までありそうでなかった新しいファンドだと思います。為替リスクを抑制しながら相対的に高いインカムを取っていくのは投資信託ならではの工夫でありますし、単一通貨に集中投資するリスクを取ることなく新興国の高い成長性や利回りの享受が期待できる投資信託になっています。

図表3:新興国ハイインカム債券戦略の基本資産分配
(概念図)

図表3:新興国ハイインカム債券戦略の基本資産分配(概念図)
  • ※上記はイメージ図です。
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