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50年にわたる米国投資のスペシャリスト、
ジャナス・ヘンダーソンに聞く米国市場の魅力

50年にわたる米国投資のスペシャリスト、ジャナス・ヘンダーソンに聞く米国市場の魅力

掲載期間:2019年12月30日〜2020年1月31日

世界で最も効率的で、流動性のある市場としてグローバル分散投資の中核として位置づけられる米国市場。過去100年を振り返っても年率約7%で成長してきた米国株式など大きな収益機会となってきた米国投資の魅力について、米国資産への投資で豊富な実績を持つジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ・ジャパンの代表取締役社長 丸井英樹氏(写真:左)と、ヘッド・オブ・リテールセールスの松岡健太郎氏(写真:右)に聞いた。

◆ウォール街に流されず、独自の投資哲学を貫くジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ

――本日は、米国投資の魅力についてお伺いしたいと思いますが、まず、ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズについてご紹介ください。

渡邊 浩行氏
ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ・ジャパン
代表取締役社長
丸井 英樹
丸井氏:
ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ(以下、JHI)は、米国に拠点を置くジャナス・キャピタル・グループと英国に拠点を置くヘンダーソン・グループが2017年5月に合併して誕生した世界有数のアクティブ運用会社です。本社があるのは英国ロンドンですが、米国資産への投資は、米国のコロラド州デンバーを拠点とする運用チームが中心となって行っています。
松岡氏:
デンバーは、米国中西部に位置するコロラド州の州都です。ロッキー山脈を望む四季折々の美しい自然に囲まれており、標高1マイル(1609メートル)の高地にあります。標高1600メートルというと、日本では熊本県の阿蘇山や青森県の八甲田山を超える高さです。
また、デンバーには、野球、バスケットボール、アイスホッケー、アメリカン・フットボールという米国4大メジャー・スポーツのチームが本拠を構えているほか、高級スキー・リゾートが近隣にあるなど、スポーツやレジャーも盛んです。米国の某有名誌の調査では、「全米で住みやすい都市」の第2位にランクインし、デンバーへの注目が高まっています。

図表1:デンバーのダウンタウンの眺め。後方の山並みがロッキー山脈

図表1:デンバーのダウンタウンの眺め。後方の山並みがロッキー山脈

――デンバーはとても魅力的な街のようですが、ビジネスの拠点としてはどうですか? 米国のビジネス街というとニューヨークを思い浮かべることが多いと思います。大手金融機関も米国東部を拠点にしている企業が多いようですが。

丸井氏:
確かに、ニューヨークやボストンには運用会社を含めた多くの金融機関がありますが、当社がデンバーに拠点を置いているのにはいくつかの理由があります。第一の理由は、他の運用会社が集中する場所から距離を置くことで、多数派の意見に流されることなく、独自の投資アイデアを追求できる環境で運用を行うことができるからです。
松岡氏:
企業調査で全米を移動するアナリストにとってもデンバーを拠点にするメリットがあります。米国のデンバーがある中西部は、東海岸、西海岸どちらに行くにも飛行機で3時間程度なのです。ニューヨークからサンフランシスコへ移動する場合は飛行機で6時間半かかりますから、地の利がわかっていただけると思います。デンバー国際空港は、全米で最も忙しい空港といわれるほど、全米各地に向かう航空機が利用するハブとなっていて、米国のどこへ行くにもアクセスの良い空港です。実際に企業を訪問し、経営陣と直に面談することを通じた企業分析は、運用の根幹を成すものとJHIは考えています。ですから、JHIのアナリストは一週間のうち、大半の時間を企業との面談に費やしているんですよ。

◆アナリストを支える「草の根」調査チームの活躍

――なるほど、JHIの運用拠点の立地に関する考え方はとてもユニークですが、他に他社と違う点はありますか?

吉田 泰造氏
ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ・ジャパン
ヘッド・オブ・リテールセールス
松岡 健太郎
丸井氏:
リサーチ・チームによる独自の徹底した企業調査は当社の強みです。業界動向などの分析は調査対象が幅広いため、非常に手間と時間がかかります。そこで、一般的な運用会社は、証券会社などの外部アナリストが収集した企業情報や分析に大きく依存する傾向があります。しかし、当社ではアナリストとは別に、アナリストの企業調査をサポートする独自のリサーチ・サポート・チームを設置しています。このチームは、当社で「草の根調査」と呼んでいる業界動向に関する200以上の調査プロジェクトを継続的に実施しています。
例えば、クレジットカード会社に関する調査では、チームメンバーが実際に各クレジットカード会社の会員となり、ダイレクト・メールに含まれるプロモーション内容や実施頻度を追跡することで、キャンペーンによる会員数・カード利用額への影響を分析、予想しています。アナリストは、このような草の根レベルの調査を通じて得た業界情報を直接活用して、より詳細な企業分析に専念することができます。
また、一般的な運用会社ではあまり行われていないと思いますが、株式と債券のアナリストが協働することがある点も当社の特徴です。企業との面談では、経営者らが、株式のアナリストには積極的な投資による成長性を強調し、一方、債券アナリストには財務の健全性を強調する傾向があります。しかし、両者が協働し、企業を資本と負債の両面から多角的に分析することで、より精度の高い銘柄分析を行うことが可能です。
松岡氏:
それから、一般的には、ポートフォリオマネージャーがアナリストを兼務していたり、ジュニアレベルのポートフォリオマネージャーがアナリストを務めているケースがあるようです。当社ではアナリストは独立した存在であり、ポートフォリオマネージャーと対等な立場で投資アイデアについて意見交換する文化が根付いています。この企業文化は、柔軟な視点を運用に取り入れることにつながっています。

◆株式市場が示す米国の力強い成長力

――日本人にとって米国は身近な国であり、投資先としての興味を持つ人は多いと思います。その一方で、中国などの台頭を受けて、米国の将来性はどうなのかが気になるところです。今後も米国経済は世界をリードする存在であり続けるのでしょうか?

丸井氏:
JHIのリサーチ・チームは、先進国を中心とした世界の企業を調査対象としていますが、その多くを米国企業が占めています。確かに最近は、米国がこれからも世界経済をけん引するのか疑問に思う人もいるようですが、米国経済は依然として他国を圧倒しています。2018年の実績で、米国のGDPは20.49兆ドルです。一方、追い上げてきたとはいえ中国は13.61兆ドル、第3位の日本は4.97兆ドルですから、米国経済が世界の中心にあることは変わりません。
このような経済成長の基盤となる教育や学問の分野でも、米国は非常に大きな影響力を持っています。例えば、2001年から2018年までの自然科学系のノーベル賞受賞者数*は、米国の70人に対し、第2位の日本が17人、第3位の英国が12人で、米国が圧倒的な強さを見せています。これらの優れた頭脳がイノベーション(技術革新)を生み出し、米国経済の力強い成長を支えています。
*自然科学系(「物理学」、「化学」、「生理学・医学」)の受賞者数
松岡氏:
また、多くの先進国や中国でさえも、今後は人口減少に転じると予想されていますが、米国は先進国で人口増加が予想されている数少ない国の1つです。人口の増加によって安定的に労働力が提供され、米国の持続的な成長を支える可能性があります。

図表2:日米株式市場のパフォーマンス推移(1989年12月末〜2019年10月末)
日本株式市場:TOPIX、米国株式市場:S&P500種株価指数(日米とも配当込み)、1989年12月末を100として指数化

図表2:主要国の人口の見通し
  • 出所:ブルームバーグのデータをもとにジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ・ジャパン株式会社が作成
このように圧倒的な経済規模、イノベーションを生み出す頭脳、安定した労働力を兼ね備えている米国は、投資先として今後も非常に魅力ある市場だとみています。
皆様ご存知の通り、日本の株式市場は1989年末に天井を付けた後、大幅下落し、いまだに1989年末の水準を大きく下回っています**。
一方、米国のS&P500種株価指数は、ITバブル崩壊やリーマンショックなどで大きく値下がりしたにも関わらず、1989年末からの約30年間で、1500%以上も上昇しました**。このデータから米国のたくましい成長力が伝わってきますね。
**1989年12月末〜2019年10月末のTOPIXおよびS&P500種株価指数(ともに配当込みベース)のパフォーマンス
丸井氏:
JHIの米国拠点は1969年に設立されて以来、米国の株式や債券への投資で着実に経験と実績を蓄積してきました。50年の間に培ってきたノウハウを活用し、これからも日本の投資家の皆様に、魅力ある米国資産の投資戦略をご提供していきたいと考えています。
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