

2010/03/04
ルピー安円高 1.92円(▼0.05円)
2月22日からの週、ルピーは対円で下落する一方、対ドルでは上昇した。25日にかけてルピー・円は下げ基調を強め、25日には一時1.91円まで下落した。
23日はわずかにルピーが下落。インド国内では月末に接近して輸入企業のドル需要が強く、ルピー相場の重しとなった。一方、ドル相場の先安観から輸出企業や銀行勢はドル売り・ルピー買いを出した。24日にはS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)がギリシャの財政削減へのリスクを背景に同国の格付けを1カ月以内に1ないし2段階引き下げる可能性があると指摘。ユーロ・円が25日に120円割れとなるなど各通貨に対して円高が進行すると、ルピー・円も下押された。
もっとも、26日にはムンバイ証券取引所のSENSEX指数が上昇。ルピーも反発した。インドのムカジー財務相が来年度(10/11年度)の予算案を発表。予算案では引き続きインフラ投資や農業・地方政策に力点が置かれ、財務相はインドが9%成長にいち早く復帰することを優先させる姿勢を打ち出した。また、09/10年の財政赤字見通しをGDP対比6.8%から6.9%に修正する一方、10/11年度には対GDPで5.5%まで財政赤字が圧縮するとされた。同じく26日に発表されたインドの09年10−12月期実質GDP(国内総生産)は前年同期比6.0%増と市場予想(同6.9%増)を下回った。干ばつの影響で農業生産が落ち込む一方、政府の財政支出と個人消費の強さが製造業を押し上げた。