評価基準日:2008年12月31日

■モーニングスター・類似ファンド分類:国内大型バリュー
■ベンチマーク:なし
わが国の上場企業(主として東証一部上場企業)の中から、配当の成長性や安定性、株価の割安性などの様々要素を考慮し、ポートフォリオの平均利回りが市場平均を上回るように投資する。決算は年4回(1月、4月、7月、10月)行われ、1月と7月には基準価額の水準などにより追加分配が行われる場合もある。

◇3年連続で類似ファンド分類内上位のパフォーマンス
2008年のトータルリターンは▲34.27%となり、参考指数であるTOPIXを7.50%、類似ファンド平均を7.28%それぞれ上回った。配当利回り水準及び配当の成長性・安定性を重視した銘柄選択を徹底し、業種選択では参考指数に対して、医薬品、情報・通信のオーバーウェイト、電気機器のアンダーウェイトがプラスに寄与した。また、年間トータルリターンは、2008年のみならず、2006年及び2007年のいずれも類似ファンド分類内上位で、過去3年間の株式市場は上下動の激しい局面が続いていたものの、一貫して類似ファンド分類内で上位のパフォーマンスを維持した。
◇自社予想の優先と専門的な運用体制が好配当と超過収益の源泉
2008年の累計分配金額(1万口当たり、税引前)は415円となっており、設定から2008年10月までの累計額は2,495円に達する。2008年の国内株式市場は波乱の展開となり、後半には業績や配当見通しの下方修正が相次いだものの、当ファンドはポートフォリオの予想配当利回りを2.3〜3.5%前後で維持しながら、一定水準以上の安定配当を実施し続けたことは評価される。配当に焦点をあてた定期的なスクリーニングの際には、自社予想を優先して用いていることや、バリュー型とは独立したインカム型運用チームが形成されており、より専門的な運用体制が構築されていることも奏功したと考えられる。なお、厳しい相場環境の中、年間の資金流出入がプラスとなった点も評価される。
◇ 国内屈指の調査体制がバックアップ
ファンドマネジャーの宮尾氏は約15年の運用経験を有し、設定来、一貫して当ファンドの運用を担当している。約8年の運用経験を有する副担当者を配置することで、運用の継続性にも配慮した体制が整えられている。野村アセットマネジメントには、アナリスト39名(日本株セクターアナリスト32名)、エコノミスト6名、クレジットアナリスト6名が在籍しており、国内屈指の調査体制が整えられている。

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