モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ国内株式型部門 > ダイワ 好配当日本株投信(季節点描)
モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 国内株式型 部門(対象ファンド:782本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国内中型バリュー ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

ダイワ 好配当日本株投信(季節点描)

設定・運用:大和証券投資信託委託株式会社

投資方針

 当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、国内の上場企業の中から、「好配当株式」に選別して投資を行う。「好配当株式」とは、予想配当利回りが高い「高配当株」と、成長性や割安性からみた「投資価値が高い株」という双方の条件を満たす銘柄を指す。年4回(1、4、7、10月の各15日)決算。

選定ポイント

リターンは分類内でトップ、効率性でも優位
 2014年のトータルリターンは19.76%と、類似ファンド分類平均を8.45%上回った。類似ファンド分類内では、鉄鋼の比率を高めていたファンドなどに対して優位となったのみならず、高配当株を主要投資対象とするファンドの中でも第1位となり、全体でも15本中第1位の運用成績となった。同期間のシャープレシオは1.78と、類似ファンド分類平均を0.58上回っており、上位30%内と、運用の効率性でも優位となった。
 参考として、同期間のTOPIX(配当込み)の騰落率と比較すると、当ファンドが9.48%上回った。2014年は、過剰流動性相場が継続し、テーマ性やグロース性を意識した銘柄選択が重要との前提に立ち、個別銘柄では、円安メリットの享受が見込まれるセイコーエプソンや東洋ゴム、好調な建設需要の恩恵の享受が見込まれる安藤ハザマ、加藤製作所などへ投資したことに加え、J-REITを保有したこともプラスに寄与した。
急騰局面ではトップを獲得し、過去5年間では全勝
 暦年のトータルリターンをみると、2014年までの過去9年間のうち、2008年と2009年を除く7年間で類似ファンド分類平均を上回った。2011年は欧州債務危機の影響などから、類似ファンド分類平均が12%以上下落する中でも、相対的に下落率を低くとどめた。一方で、2013年はアベノミクスへの期待や日銀による金融緩和政策によって、類似ファンド分類平均が47%以上急騰する中、第1位の運用成績となっており、アクティブファンドとしての優位性を如何なく発揮した。特に2010年以降は、株式市場の上下動に関わらず、5年連続で類似ファンド分類平均を上回っている点は評価される。
ファンドマネジャーの権限と責任を明確化、日本株の運用・調査体制はトップクラス
 マザーファンドの運用を担当するファンドマネジャーは、大和証券投資信託委託(以下、同社)のバリューチーム(以下、同チーム)に属する。担当ファンドマネジャーは15年以上の運用・調査経験を有し、設定(2005年7月)来、一貫してマザーファンドの運用に従事している。同社の日本株運用では、ファンドごとに権限と責任の明確化を図るためにファンドマネジャー制を採用している。一方で、特定のファンドマネジャーに過度に依存しすぎないように、同じチーム内で他のファンドマネジャーがバックアップする体制が整えられている。同社全体では18名の日本株専任のファンドマネジャーが在籍しており、同チームには7名が属する。
 調査体制としては、企業調査アナリスト18名が在籍しており、うち10名は10年以上の調査経験を有する。ファンドマネジャーはアナリストを兼任しておらず、アナリストと密にコミュニケーションをとっており、アナリストによる調査・分析結果が超過収益の源泉となっている。この他にも、13名のクウォンツアナリスト、9名のエコノミスト・ストラテジストが在籍しており、同社の日本株の運用・調査体制としては国内トップクラスのレベルにある。
 なお、当ファンドは2008年の「ファンド オブ ザ イヤー」で最優秀賞を受賞しており、今回で2度目の受賞となる。