モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ > 国内株式型部門

2014年の傾向(国内株式型 部門)

97%がプラスのリターンを獲得も、年間リターン差は上下で90%以上

 国内株式型部門は、投資対象規模別では「大型」、「中型」、「小型」の3種類、投資スタイル別では「バリュー」、「ブレンド」、「グロース」の3種類を掛け合わせた合計9つのアクティブファンドの分類に、「日経225連動型」、「TOPIX連動型」の2つのインデックスファンドの分類を加えた合計11の類似ファンド分類で構成されます。

 国内株式型部門は投資対象の規模や投資スタイルによって、ファンドのパフォーマンスに差がつきました。2014年の国内株式市場は、前半は、新興国通貨の下落、ウクライナ情勢の悪化などの外部要因は懸念材料となったものの、企業業績の改善期待や日銀による量的緩和が下支えとなり、日経平均は概ね14,000円台でのもみ合いが続きました。後半は、米国株式市場の活況や円安傾向の持続により下値を切り上げる中、10月に発表されたGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の国内株式運用の保有比率の引き上げに加え、予想外の日銀による追加金融緩和などを契機に急騰する展開となり、12月上旬の日経平均株価は終値で約7年4ヵ月ぶりに1万7,900円台を回復しました。日経平均株価の年間騰落率は7.12%となり、3年連続の上昇となりました。

 こうした環境の中、年間のトータルリターンは国内株式型部門に属する全ての類似ファンド分類で上昇しました。上昇率で見ると、「国内小型ブレンド」が16.95%と最も高く、次いで「国内小型バリュー」が16.88%となりました。相対的には規模別では大型株よりも小型株が優位となったものの、スタイル別ではブレンドが優位となり、グロースとバリューでは明確な差異はみられませんでした。個別ファンドでは、良好な市況環境を受けて、1年以上の運用実績を有する593本中575本(96.96%)のファンドがプラスのリターンとなったものの、最大で90%以上のリターン差がつきました。

 国内株式型部門に属するファンドの2014年の純資金流出入額は6,428億円の流出超過となり、前年の流入超過から再び流出超過に転じました。月別では9月と11月が大幅な流出超過となり、株式市場の上昇局面では利益確定売りが優勢となりました。類似ファンド分類別では、国内小型ブレンド、TOPIX連動型などが流入超過となったものの、国内大型ブレンド、国内小型グロースなどで流出超過となりました。

 782本の候補ファンドの中から選出されたファンドは大型株3本、中型株2本の計5本で構成されており、2014年の上昇局面をうまくとらえた中長期的にも相対的に高いパフォーマンスを維持しているファンドとなっています。