モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 国際株式型 部門(対象ファンド:1,034本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・グローバル・除く日本(F) ベンチマーク:なし

最優秀ファンド賞

三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン『愛称:椰子の実』

設定・運用:三井住友アセットマネジメント株式会社

投資方針

 当ファンドはマザーファンドを通じて、日本を除いたアジア・オセアニア地域の好配当株式を主要投資対象とするアクティブファンドである。配当利回りが市場平均を上回る銘柄の中から、中長期的には株価の上昇が期待される80〜120銘柄程度でポートフォリオを構築する。REIT(不動産投資信託)も投資対象とする。毎月(18日)決算。

選定ポイント

分類内のアジア・オセアニア好配当株式では運用成績、効率性ともにトップ
 2014年のトータルリターンは22.07%となり、類似ファンド分類平均を8.62%上回った。類似ファンド分類内では、資源やエネルギー関連株の比率を高めていたファンドなどに対して優位となり、同分類内のアジア・オセアニア好配当株式ファンドの中では第1位、全体でも上位15%内となった。同期間のシャープレシオは2.18と、類似ファンド分類平均を1.14上回り、同分類内のアジア・オセアニア好配当株式ファンドの中で第1位、全体でも上位10%内と、相対的な効率性でも上位となった。
 参考として、同期間のMSCIオール・カントリー・アジア・パシフィック指数(除く日本、配当込み、円ベース)のトータルリターンと比較すると、当ファンドが3.14%上回った。国別配分、銘柄選択がいずれもプラスに寄与した。銘柄選択では、資源産業の業績の下振れを見込んで、関連銘柄の保有比率を引き下げていたことや、インドの総選挙前に割安な金融関連銘柄に投資をしていたことなどがプラスに寄与した。
上昇・下落のいずれの局面でも優位性を発揮し、年間リターンでは9戦8勝
 暦年のトータルリターンをみると、2014年までの過去9年間のうち、2013年を除く8年間で類似ファンド分類平均を上回った。類似ファンド分類平均が50%以上下落した2008年は上位35%内、10%以上下落した2011年も同5%内となり、株式市場の下落局面で株価の下方硬直性がある好配当株投資の優位性を発揮した。一方、類似ファンド分類平均が20%以上上昇した2009年、2012年はいずれも上位20%内となっており、株式市場の上昇・下落のいずれの局面においても相対的に優位な運用成績を維持した。
 暦年のシャープレシオをみると、トータルリターンがプラスとなった過去7年間のうち、2006年、2009年、2013年を除く4年間で類似ファンド分類平均を上回っている。さらにその4年間のうち、3年間では上位20%内となっており、上昇局面における相対的な運用の効率性も高い傾向にある。
自社の海外ネットワークを活用した運用・調査がリターンの源泉
 海外株式ファンドは外部に再委託するファンドが増加する中、当ファンドはマザーファンドの運用において自社の海外ネットワークを活用している点に特徴がある。マザーファンドのファンドマネジャーは日本に在籍しているものの、上海拠点には5名、香港拠点には10名が在籍しており、アジア株式の運用・調査スタッフとしては3拠点で計24名が配置されている。
 マザーファンドのファンドマネジャーは、2009年以降は一貫して現在のファンドマネジャーが担当している。また、社内異動で一時的に外れることはあったものの、設定(2005年7月)当初も担当をしており、マザーファンドの担当歴は長い。今後も、変更等があった場合にはチーム内で引き継がれる体制が整えられており、運用の継続性にも配慮がされている。
 なお、当ファンドは2010年の『ファンド オブ ザ イヤー』で、優秀ファンド賞を受賞した実績を有する。