モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 国際株式型 部門(対象ファンド:1,034本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・エマージング・複数国(F) ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

JPM アジア・オセアニア高配当株式ファンド『愛称:アジアの風』

設定・運用:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社

投資方針

 当ファンドはマザーファンドを通じて、実質的には日本を除いたアジア・オセアニア地域の高配当株式を主要投資対象とするアクティブファンドである。アナリストの高レーティング銘柄の中から、高い配当利回りと値上がり益の双方が期待される60〜90銘柄程度でポートフォリオを構築する。マザーファンドの運用は、JFアセット・マネジメント・リミテッド(香港法人、以下、同社)が行う。毎月(19日)決算。

選定ポイント

分類内のアジア・オセアニア株ファンドでは運用成績、効率性ともにトップ
 2014年のトータルリターンは23.63%となり、類似ファンド分類平均を9.25%上回った。類似ファンド分類内では、ロシアなどのアジア地域以外も組入対象としているファンドに対して優位となったのみならず、アジア・オセアニア株ファンドの中でも第1位となり、全体でも上位25%内の運用成績となった。同期間のシャープレシオは2.12と、類似ファンド分類平均を0.98上回り、同分類内のアジア・オセアニア株式ファンドの中では第1位、全体でも上位10%内と、高い運用の効率性を示した。
 参考として、同期間のMSCIオール・カントリー・アジア・パシフィック指数(除く日本、円ベース)のトータルリターンと比較すると、当ファンドが7.00%上回った。国別配分では韓国や豪州のアンダーウェイトなどが、銘柄選択では豪州の素材、中国のエネルギーなどがプラスに寄与した。
過去3年間の運用の効率性は分類内でトップ
 2014年12月末までの過去3年間のトータルリターン(年率)は33.44%と、類似ファンド分類平均を12.12%上回った。同分類内のアジア・オセアニア株式ファンドの中では第1位、全体でも上位4%内の運用成績となった。同期間のシャープレシオは2.20と、類似ファンド分類平均を0.95上回り、同分類内では132本中第1位と、相対的な効率性はきわめて高い水準となった。
 2014年12月末時点における国別構成比率の上位は、豪州が24.1%、中国及び香港がそそれぞれ16.2%などとなっており、高配当銘柄の少ない韓国やインドよりも、豪州などを重視する傾向がある。同月末時点における予想配当利回りは4.8%と、類似ファンド分類内のアジア・オセアニア株式ファンドと比べても相対的に高く、より配当利回りを重視したポートフォリオを構築していると推測される。
アジア株式関連に注力、運用の継続性にも配慮
 マザーファンドの運用は、同社のアジア・太平洋地域グループ(以下、PRG)が行う。PRGには30名以上のファンドマネジャー兼アナリストが属する。マザーファンドの主担当ファンドマネジャーは約23年の運用・調査経験(うち、約14年がアジア株式)を有し、設定(2011年7月)来、一貫して担当している。2014年からは新たに副担当ファンドマネジャーを配置しており、運用の継続性にも配慮された体制となっている。
 主担当ファンドマネジャーは、マザーファンド類似の香港籍ファンドのほか、ルクセンブルグ籍の「JPMorgan Asia Pacific Income Fund」(以下、ルクス籍ファンド)など複数のファンドを担当している。参考として、ルクス籍ファンドのモーニングスターレーティングをみると、2014年12月末時点のオールデストシェアクラス(最も運用実績の長いシェアクラス)は4ツ星と、海外でも相対的に高い評価を受けている。
 なお、当ファンドは2012年の『ファンド オブ ザ イヤー』で、優秀ファンド賞を受賞した実績を有する。