モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ > 国際株式型部門

2014年の傾向(国際株式型 部門)

新興国はまだら模様もアジアは好調、史上最高値を更新し続けた北米が人気

 国際株式型部門は、アクティブファンドは「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」などの先進国株式を主要投資対象とする10分類、「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」などの新興国株式を主要投資対象とする12分類、パッシブファンドは「MSCIコクサイ(円ベース)連動型」などの4分類、計26の類似ファンド分類で構成されています。

 国際株式型部門の市場環境は、前半は好調な経済指標の発表などを受けて米国市場は堅調に推移したものの、予想を下回る経済指標の発表などを受けて中国市場は軟調に推移しました。後半は引き続き米国市場は堅調に推移し、年末にかけても連日最高値を更新しました。また、政権交代などにより、成長期待が高まったインド市場が堅調に推移したほか、金融緩和への期待から中国が年末にかけて急騰しました。一方、欧州ではドイツの経済指標が相次いで市場予想を下回ったことに加え、ギリシャのユーロからの離脱懸念が強まり、軟調に推移する市場が目立ちました。また、原油価格の急落に伴い、ロシアを中心とした資源国では株価が大幅に下落しました。

 代表的なインデックスの騰落率は、先進国株式は「MSCIコクサイ指数(配当込み、ドルベース)」が6.38%となる一方で、新興国株式は「MSCIエマージング指数(同)」が▲1.82%となりました。国別では、先進国では米国、新興国ではインドネシア、フィリピンなどのアジア諸国の上昇が目立ちました。業種別では、ヘルスケア、情報・通信などの上昇が目立ちました。

 こうした環境の中、国際株式型部門の年間トータルリターンは、ブラジルとロシアを除く全ての類似ファンド分類でプラスとなりました。上昇率では、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」の53.50%が最も高く、次いで「国際株式・中国(同)」が25.02%と、アジア地域の好調さが目立ったほか、「国際株式・北米(同)」も21.34%と好調でした。一方、「国際株式・ロシア(同)」が▲32.63%となったほか、「国際株式・ブラジル(同)」も▲4.78%と冴えませんでした。

 国際株式型部門の純資金流出入額は2兆4,584億円の流入超過となりました。株式市場の好調さを反映して「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」、「国際株式・北米(同)」などの先進国が資金を集めましたが、「国際株式・エマージング・単一国(同)」、「国際株式・中国(同)」は流出超過となり、新興国は株式市場が上昇しても資金回帰はほとんどみられませんでした。

 1,034本の候補ファンドの中から選出された6本は、アジア・オセアニア好配当株式3本、日本を含めた先進国株式2本、米国株式1本で構成されており、市場環境が良好だった国・地域、業種を主要投資対象としているだけでなく、それぞれ特徴のあるファンドとなっています。