モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 債券型 部門(対象ファンド:892本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・グローバル・除く日本(F) ベンチマーク:なし

最優秀ファンド賞

高金利先進国債券オープン(毎月分配型)『愛称:月桂樹』

設定・運用:日興アセットマネジメント株式会社

投資方針

 当ファンドはファミリーファンド方式で運用され、マザーファンドを通じて信用力が高く且つ金利が相対的に高い先進国のソブリン債に投資する。投資対象は取得時の格付け(長期債務格付け)がAA格相当以上の債券。毎月10日決算。

選定ポイント

際立つニュージーランドへの選別投資、運用効率は過去最高の上位10%
 2014年のトータルリターンは16.44%となり、類似ファンド分類平均を3.96%上回り、同分類内で上位15%の運用成績となった。債券のインカム(利息)収入ではニュージーランド、値上がり益ではオーストラリアとイギリスがプラスに寄与した。為替差益ではニュージーランドと米国がプラスに寄与した。
 当ファンドの2014年12月末時点の国別構成比率を見ると、ニュージーランドの比率が26.5%となっており、米国の31.1%に次いで高い。類似ファンド分類内の高金利債券ファンドの中でもポートフォリオの4分の1以上をニュージーランドに投資するファンドは珍しく、当ファンドの特徴となっている。ニュージーランドは10年国債利回りが2014年12月末時点で3.67%と、主要先進国の中で相対的に高く、且つ2014年は他の先進国に先駆けて利上げに転じたことからニュージーランド・ドルは対円で上昇基調を継続した。当ファンドが各国中央銀行の金融政策の分析に重きを置き、その結果、同国への投資比率を高めに維持したことが奏功したと言えよう。
 また、同期間のシャープレシオは2.20と、類似ファンド分類平均を0.52上回り、同分類内では暦年で過去最高となる上位10%となった。
暦年で類似ファンド分類に圧勝、機動的な投資比率変更に強み
 暦年のトータルリターンをみると、2014年までの過去10年間のうち、8年間で類似ファンド分類平均を上回る圧勝となっている。当ファンドは、経済・市場環境の分析に基づき、投資国の入替や投資比率の変更を機動的に行っており、それが長期での良好なパフォーマンスにつながっている。通貨別で見ると、2008年のリーマン・ショックの際には米ドルへの投資を再開することにより、結果的に基軸通貨として信用力の高い米ドルが選好された恩恵を受けたほか、2011年の欧州危機前にはユーロへの投資を手仕舞う一方、高金利のカナダドルへの投資を再開することにより、欧州危機の影響を回避しつつ高水準のインカム収入を獲得した。
 実際、こうした柔軟な投資比率の変更が奏功し、モーニングスターレーティングは2014年12月末まで54カ月連続で4ツ星以上と、常に上位の評価を維持しており、リスクを抑えながら相対的に優れたリターンを達成している。
人気と実力兼備、類似ファンド分類内で純資産残高・資金流入No.1
 当ファンドの純資産残高は2014年12月末時点で4,577億円、過去1年の純資金流入額は927億円と、いずれも類似ファンド分類内で第1位となっている。長期で良好なパフォーマンスを達成するだけでなく、安定的に投資家から資金を集めており、人気と実力を兼ね備えたファンドである。
 マザーファンドは、日興アセットマネジメントのグループ会社である日興アセットマネジメント ヨーロッパ リミテッドが運用する。ファンドマネジャーの運用経験年数は25年と豊富である。調査体制については、3名のアナリストが地域別にソブリンリスクの分析などを行う。また、日興アセットマネジメントはグループ全体で債券部門に26名のファンドマネジャーと14名のアナリストを擁しており、マザーファンドの運用においてもこうした人員との協力体制が機動的な投資国の入替や投資比率の変更を可能にしている。