モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 高利回り債券型 部門(対象ファンド:661本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・エマージング・単一国(F) ベンチマーク:なし

最優秀ファンド賞

野村 インド債券ファンド(毎月分配型)

設定・運用:野村アセットマネジメント株式会社

投資方針

 ファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、投資先ファンドを通じて、実質的にインドの債券に投資する。現地通貨建ては流動性の高い公社債(国債、準ソブリン債券、社債など)を対象とする一方、米ドル建て債券は、JPモルガン・アジア・クレジット・インデックスのインド債券部分を対象とする。毎月(13日)決算。

選定ポイント

部門内リターンNo.1、シャープレシオは類似ファンド分類内トップ
 2014年のトータルリターンは27.35%と、類似ファンド分類平均を14.56%上回り、類似ファンド分類内でトップとなっただけでなく、ハイ・イールド債券ファンドも含めた高利回り債券型部門内でもトップとなった。2014年はインド債券ファンドが総じて良好なパフォーマンスとなり、類似ファンド分類内で上位を占めた。その中でも当ファンドは市場環境に応じて現地通貨建て債券と米ドル建て債券の比率を柔軟に変更したことが奏功し、他のインド債券ファンドを上回った。
 当ファンドは運用の効率性も高く、2014年のシャープレシオは2.62と、類似ファンド分類平均を1.42上回り、同分類内でトップとなった。値動きが異なる現地通貨建て債券と米ドル建て債券への分散投資により、安定したパフォーマンスを達成している。
 また、新興国ファンド全体で大幅な資金流出が続く中、インドへの資金流入は目立っており、中でも当ファンドは過去1年間の純資金流入額が169億円と、類似ファンド分類に属するインド債券ファンドの中で第2位になった。
3年リターンは類似ファンド分類内1位、レーティングも上位
 3年のトータルリターン(年率)は22.69%と、類似ファンド分類平均を11.30%上回り、同分類内でトップとなった。2012年11月から2014年12月までの各月末の1年リターンの推移(ローリング・リターン)を見ると、26カ月のうち25カ月で類似ファンド分類平均を上回った。同期間の最大上昇率は47.67%と類似ファンド分類平均を15.16%上回っており、アクティブファンドとしての優位性をいかんなく発揮した。一方、最大下落率は▲1.52%と類似ファンド分類平均の▲7.32%より小さくなっており、下落リスクも抑制されている。
 インドは2013年に高水準のインフレ率や経済の失速を経験したものの、こうした一時的な経済の悪条件のなかでも安定した運用成果を達成した点は評価できる。モーニングスターレーティングは2014年12月末時点で4ツ星と、リスクを抑えながら高いリターンを達成している。
アジアに強い調査体制、現地に根付いた運用可能に
 当ファンドの投資先ファンドを運用するインド債券運用チームは4人で構成され、運用責任者の運用・調査経験年数は23年と豊富である。チームには運用責任者のほかに、クオンツ運用や企業アナリストの経験者がおり、多角的な視点から運用が行われている点は評価される。さらにインド担当1名含むクレジットアナリスト5名、新興国専任の2名含むエコノミスト5名が運用チームと連携している。
 野村アセットマネジメントの新興国債券の調査体制は、世界6拠点で約30名の人員で構成され、特に重視するアジアはインドを含み17名と、充実した陣容となっている。アナリストによる現地の企業訪問や情報収集が可能であり、投資先ファンドにおいても現地に根差した体制が市場環境や銘柄の分析などで強みとなっている。