モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 高利回り債券型 部門(対象ファンド:661本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・ハイイールド債(F) ベンチマーク:バンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・コンストレインド・インデックス(円換算)

優秀ファンド賞

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド

設定・運用:フィデリティ投信株式会社

投資方針

 当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて、米国建てハイ・イールド債券(主に、ムーディーズ社のBa格、スタンダード&プアーズ社のBB格以下の格付け)に実質的に投資する。ベンチマークを上回る運用成績を目標とする。ベンチマークはバンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・コンストレインド・インデックス(円換算)。毎月(22日)決算。

選定ポイント

トップクラスのリターン、下落局面でも優位
 2014年のトータルリターンは17.10%となり、類似ファンド分類平均を5.33%上回り、同分類内で上位13%となった。類似ファンド分類の中では、エネルギー関連の組入比率が比較的高いファンドに対して優位となった。当ファンドでは、原油など資源価格下落の背景を分析した結果、エネルギー関連セクターをアンダーウェイトにしていた。
 さらに、ハイ・イールド債券ファンド全体が中東やウクライナ情勢などの地政学リスクや原油安の影響を受ける中、当ファンドは月次のトータルリターンが1月を除きすべてプラスとなり、類似ファンド分類平均が9月と12月にマイナスになる中でいずれの月も同平均を上回るリターンとなった。上昇局面だけでなく、下落局面にも強いファンドと言える。
リターン、シャープレシオは過去5年、10年で類似ファンド分類上回る
 過去5年のトータルリターン(年率)は13.34%、10年は7.55%となり、類似ファンド分類平均をそれぞれ1.55%、0.89%上回り、長期で良好なパフォーマンスを達成している。また、シャープレシオも過去5年及び10年で同平均を上回っており、運用効率も高い。業界屈指のハイ・イールド債券の調査体制により、ボトムアップでの銘柄選定が奏功し、厳選された有望銘柄への投資が優れた運用成績につながっている。
 当ファンドはハイ・イールド債券ファンドを代表する存在であり、2014年は1,296億円の純資金流入となり、類似ファンド分類内の米国ハイ・イールド債券に投資するファンドとしてはトップとなった。また、純資産額は2014年12月末時点で1兆2,326億円と、類似ファンド分類内でトップとなっているだけでなく、国内公募追加型株式投信(ETF除く)の中でも第4位である。
ファンドマネジャーは海外で高評価、調査体制も充実
 マザーファンドの運用は、フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニーが行う。ファンドマネジャーのハーリー・ランク氏は10年以上、ハイ・イールド債券の運用経験を有する。同氏が運用する外国籍ハイ・イールド債ファンドのパフォーマンスを見ると、「Fidelity US High Yield」(最も古いシェアクラス)は2014年12月末時点で米モーニングスターレーティングが4ツ星、米モーニングスターアナリストレーティング(※)が「Bronze」といずれも高い評価を受けている。また、調査体制については、ハイ・イールド債券専門のアナリストが30名と充実しており、25以上の幅広いセクターを対象にした個別銘柄分析を可能にしている。
 なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー」を2010年の最優秀ファンド賞を含め5回受賞しており、今回で6年連続の受賞となる。

(※)米国モーニングスターでは、主要なファンドについて、アナリストによる将来的な長期のパフォーマンスに対する相対的な優劣の判断項目として、運用プロセス、運用成績、運用・調査体制、会社全体、コストの5項目について3段階、総合評価として5段階の評価を公開している。