モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 高利回り債券型 部門(対象ファンド:661本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・エマージング・複数国(F) ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

DIAM 新興資源国債券ファンド『愛称:ラッキークローバー』

設定・運用:DIAMアセットマネジメント株式会社

投資方針

 当ファンドは、エネルギー資源や食糧資源が豊富な新興資源国の現地通貨建てソブリン債(組入れ時点でBB−格以上の格付け)を投資対象とする。投資対象国は原則4カ国で、状況に応じて銘柄や組入れ比率の大胆な入れ替えを行う。為替ヘッジは行わない。毎月(19日)決算。

選定ポイント

選別投資で類似ファンド分類上回る、資金流入も継続
 2014年のトータルリターンは12.76%と、類似ファンド分類平均を0.25%上回った。類似ファンド分類の中では、ロシアの組み入れなどにより原油安の影響を受けたファンドに対して優位となった。四半期毎のトータルリターンを見ると、新興国市場が動揺した1−3月期及び10−12月期に類似ファンド分類平均を上回った。1−3月期はアルゼンチン・ペソの急落、10−12月期はロシア・ローブルの急落が市場混乱の発端であったが、当ファンドは大きな影響を受ける国を含んでいなかったことから、堅調なパフォーマンスとなった。
 2014年に当ファンドの純資金流入額は181億円と、類似ファンド分類内で5番目に大きい流入額となっており、投資家からの注目度も高まっている。
投資対象国の大胆な組入変更でパフォーマンス改善
 同ファンドの特徴は、投資環境に応じて組入れ対象国や比率を大胆に変更することである。2014年7月にはインドネシアの引き上げ、ブラジルの引き下げを行ったが、これ以外にも2013年9月にはメキシコの引き上げ、南アフリカの引き下げを行っている。
 実際、ポートフォリオの調整により、類似ファンド分類平均に対する暦年のトータルリターン及びシャープレシオは過去3年で毎年改善してきた。有望国に厳選投資し、大胆に組み入れを変更する独自性のある運用スタイルであり、実際にそれが成果につながっている点は評価される。
4カ国への厳選投資で重点的且つ効率的な調査が可能に
 当ファンドは、投資対象国を4カ国に絞ることにより、重点的且つ効率的に調査を行うことが可能となる。ファンドマネージャーは投資対象国に現地に足を運び、情報収集に努めており、現地で得た知見を直接運用に反映できる点は強みである。
 調査においては、子会社であるDIAM.USAのマクロ経済に関する情報などを参考にして、セクター・銘柄の選択や入替えに活かしており、同社のグローバルなネットワークが強みとなっている