モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ > 国内REIT型部門

2014年の傾向(国内REIT型 部門)

日銀追加緩和で史上最高値、全ファンドがプラスのリターン

 国内REIT型部門は、国内のREIT(不動産投資信託)を主要投資対象とするアクティブファンドの「国内REIT」、インデックスファンドの「東証REIT指数連動型」の計2つの類似ファンド分類で構成されます。

 2014年の国内REIT市場は、大幅に上昇しました。前半は、国内REITの公募増資や新規公開(IPO)の発表を受けて、需給悪化懸念が台頭し、一時下落する場面がありました。しかし、その後は東京都心5区のオフィス賃料の上昇や空室率の低下など、不動産市況の改善が続いたことから上昇に転じました。後半は、日銀による長期国債やREITの買い入れ額拡大などを含む追加金融緩和の決定を受けて騰勢を強め、代表的なインデックスである「東証REIT指数(配当込み)」の年末終値は3,273.60ポイントとなり、終値ベースで史上最高値を更新しました。同指数の年間騰落率は29.68%と、大きく上昇しました。

 こうした環境の中、2014年の国内REIT型部門の年間トータルリターンは、「国内REIT」が33.11%となり、「東証REIT指数連動型」の28.68%を上回りました。個別ファンドでは、国内REIT型部門に属する64本のファンド全てがプラスのリターンを達成しました。2014年の純資金流出入額は4,383億円の純流入と、集計可能な2003年以降で過去最高だった2013年の8,581億円に次ぐ規模となり、6年連続の流入超過となりました。2014年末時点の国内REIT型部門に属するファンドの純資産総額は3兆427億円となり、リーマン・ショック前の2007年末時点と比べて約6.7倍に拡大しました。

 93本の候補ファンドの中から選出された国内REITファンドは3本となりました。いずれも東証REIT指数の構成ウェイトに捉われない特徴的なポートフォリオを構築し、2014年の上昇局面をうまく捉え、一般的なアクティブファンドに対して相対的に優れたパフォーマンスを獲得しています。また、中長期的にも安定したパフォーマンスを維持しているファンドとなっています。