モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 国際REIT型 部門(対象ファンド:215本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際REIT・アジア・オセアニア(F) ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

アジア好利回りリート・ファンド

設定・運用:三井住友アセットマネジメント株式会社

投資方針

 当ファンドは、ファンドオブファンズ方式で運用され、投資先ファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、日本を除くアジア・オセアニア地域のリート(不動産投資信託)に投資を行う。アジア不動産市場の拡大・成長を享受するためにシンガポールや香港へ投資しているほか、流動性を補完するためにオーストラリアを組み入れている。毎月(12日)決算。

選定ポイント

優れたパフォーマンスで資金流入加速、アジアオセアニアリートファンドで純資産額トップ
 2014年のトータルリターンは30.01%と、類似ファンド分類平均を0.53%上回った。大型銘柄の投資比率を高くしたことで、2月以降の大型銘柄主導の上昇基調をうまく捉えたほか、地域別では、オーストラリアやシンガポールが堅調に推移したことがプラスに寄与した。同期間、類似ファンド分類内では、香港などの組入比率が高いファンドなどに対して優位となった。
 資金流出入をみると、2014年は資金流入が加速し、類似ファンド分類内第2位に10倍以上の差をつける938億円の純資金流入額で第1位となり、アジアオセアニアリートのファンドでは圧倒的な支持を集めた。2014年12月末時点の純資産額は1138億円と同分類内でトップだ。
配当利回りに着目し、安定的なリターンの積み上げに成功
 当ファンドの設定月(2011年9月)から2014年12月末までの1カ月トータルリターンの推移をみると、類似ファンド分類平均がマイナスとなったのは39カ月中12カ月だった一方、当ファンドは9カ月のみとなっており、下落局面においても優れた運用成績を獲得している。また、2012年9月末から2014年12月末までの1年の標準偏差の推移をみると、28カ月中19カ月で類似ファンド分類平均を下回っており、相対的なリスクは低水準で維持されている。当ファンドは配当利回りの高いリートを中心にポートフォリオを構築し、高い配当を得ることで、相対的にリスクを抑えながら安定したリターンを積み上げることに成功している。
蓄積されたノウハウを活かし自社の運用に強み
 日系の運用会社が海外資産で運用を行う場合、現地の運用会社に外部委託するケースが多いが、当ファンドでは蓄積されたノウハウを活用し、自社で運用する。投資先ファンドの運用体制は、リートを専任としたファンドマネジャー3名とアナリスト2名が担当し、チーム運用制を敷いている。主担当ファンドマネジャーは約23年の運用・調査経験年数を有しており、設定来一貫して担当している。投資先のリートには年2回の個別面談や物件視察を行って経営状況を把握しているほか、香港在住のアナリストの情報も活用し、投資判断に役立てている。