モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ > 国際REIT型部門

2014年の傾向(国際REIT型 部門)

低金利など背景に米・欧・アジア全面高、純資産総額は8兆円突破

 国際REIT型部門は、国内外のREIT(不動産投資信託)に投資する「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」などの4分類、特定地域のREITに投資する「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)」などの6分類、合計10の類似ファンド分類から構成されています。

 国際REITの市場環境は、米国や欧州など先進国の長期国債利回り低下を背景に、REITの資金調達コスト低下による収益改善期待が高まったほか、米国の良好な経済指標や中国政府による景気刺激策への期待感などから堅調に推移しました。海外REITの代表的な指数である「S&P先進国REIT指数(配当込み、除く日本、ドルベース)」の年間上昇率は24.27%となり、2009年から6年連続で上昇しました。国・地域別にみると「S&P米国REIT指数(配当込み、ドルベース)」が30.26%、「S&Pアジア・パシフィックREIT指数(配当込み、ドルベース)」が15.18%、「S&P欧州REIT指数(配当込み、ドルベース)」が9.21%と、いずれも上昇しました。

 こうした環境の中、2014年の国際REIT型部門のトータルリターンは、「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)」が40.74%でトップとなり、次いで「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が36.77%で続きました。なお、モーニングスター類似ファンド分類91種類のトータルリターンをみると、上位10位中6分類は国際REIT型部門が占める結果となりました。個別ファンドでは1年以上の運用実績を有する国際REITファンド155本の中で、通貨選択型ロシア・ルーブルコースの2本を除く153本(98.70%)がプラスのリターンとなりました。

 国際REIT型部門の年間の純資金流出入額は1兆2,101億円の純流入となり、3年ぶりに1兆円を超えました。その中でも、パフォーマンスが好調だった「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」と「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)」がそれぞれ6,187億円、5,045億円の純流入となり特に多くの資金を集めました。2014年末時点の国際REIT型部門の純資産総額は8兆7,136億円になっています。

 215本の候補ファンドの中から選出されたファンドは、市場環境が比較的良好だった国・地域のファンドが目立ち、北米REITファンドが2本、グローバルREITファンドが1本、アジアREITファンドが1本の計4本となりました。それぞれ高い人気を誇り、中長期的に良好な運用成績を残しています。