モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 バランス型 部門(対象ファンド:581本)
モーニングスター・類似ファンド分類:安定成長 ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

コア投資戦略ファンド(成長型)『愛称:コアラップ(成長型)』

設定・運用:三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社

投資方針

 当ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、投資先ファンドを通じて新興国を含めた世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託)のみならず、貸付債権やコモディティ、ヘッジファンドなど10以上の多様な資産に分散投資する。株式、REIT、コモディティを実質的な投資対象とするファンドへの組入比率は純資産額に対して75%未満とする。年1回(7月10日)決算。

選定ポイント

低リスクを実現、組入ファンド24本中20本がプラスに寄与
 2014年のトータルリターンは7.89%だった。日銀による追加の金融緩和によって円安が進行したことで、先進国株式・債券が大きく上昇したほか、主要先進国で長期金利が低下する中、利回りの高さが注目されたREITなどが上昇し、組入ファンド24本中20本がプラスに寄与した。同期間の標準偏差は5.56%と、類似ファンド分類平均(ただし、フレキシブル・アロケーション型部門に属するファンドは除く。以下、同一条件)を2.32%下回り、相対的なリスクは低い。同期間、類似ファンド分類内では、エマージング地域に特化したファンドのみならず、世界の資産に幅広く分散投資するファンドなどに対しても相対的にリスクは低く抑えられ、同分類内%ランクは21%となった。
 2014年の資金流出入をみると、全ての月で30億円以上の流入超過となるなど、年間で1,219億円の純資金流入額となり、類似ファンド分類内で第1位、バランス型部門全体でも第1位となった。
ヘッジファンドを活用し、中長期でもリスクは低水準を維持
 当ファンドの特徴の一つとして、ヘッジファンドの組入比率を高位に維持し、ポートフォリオ全体のリスクを抑制している点にある。一般的なアクティブファンドの評価基準はベンチマークに対する超過収益率だが、ヘッジファンドの評価基準は絶対収益率である。そのため、ヘッジファンドでは、投資対象や投資戦略を多様化したり、以後の投資行動が縛られないように運用プロセスを明確化しないことで運用に自由度を持たせ、リスクの抑制をはかる。
 当ファンドにおける2013年8月末から2014年12月末までの1年標準偏差の推移をみると、類似ファンド分類平均を上回ったのは17カ月中1度もなく、リスク水準は低い。また、そのうち13カ月は類似ファンド分類平均に対して2.5%低く、ヘッジファンドを高位に組入れることで、2014年12月末時点の一時点だけでなく、設定来、リスクは極めて低水準でコントロールされている。
グループの運用力を結集し、積極的・継続的なメンテナンスを実施
 当ファンドは、年金運用など豊富な運用ノウハウを有する三井住友信託銀行の助言を受ける。資産運用において、資産配分の重要性は高く、「運用成績の9割は資産配分で決まる」と言われているものの、バランス型ファンドの中には、資産配分比率の変更や組入ファンドの入れ替えを行わないファンドもある。しかし、当ファンドは2014年10月末までの設定(2012年8月)来、資産配分比率の見直しを3回、組入ファンドの追加を7回(11本)しており、積極的・継続的なメンテナンスを実施している。