モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページフレキシブル・アロケーション型部門 > インカムビルダー(毎月決算型)為替ヘッジなし
モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 フレキシブル・アロケーション型 部門(対象ファンド:98本)
モーニングスター・類似ファンド分類:安定 ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

インカムビルダー(毎月決算型)為替ヘッジなし

設定・運用:みずほ投信投資顧問株式会社

投資方針

 当ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、投資先ファンドを通じて、ハイ・イールド債券や転換社債など含めた世界の債券を中心に、高配当株式などにも投資を行い、インカム収入の安定的な積み上げと値上がり益の獲得を狙う。市場環境に応じて資産配分比率を機動的に変更する。毎月(23日)決算。

選定ポイント

トップクラスの運用成績・効率性、ハイ・イールド債引き上げが奏功
 2014年のトータルリターンは15.54%と、フレキシブル・アロケーション型部門(以下、同部門)に属するファンドの平均を7.31%上回った。同期間、同部門内では、リスク水準を一定に保つリスク・バジェッティング運用を行うファンドのほか、米国株式や日本株式に特化したファンドなどに対して優位となり、同部門内%ランクは22%と、上位の運用成績となった。
 年後半、主要な先進国の長期金利が低下し、株高となる中、ハイ・イールド債券と株式の投資比率を引き上げたことが奏功した。また、同期間のシャープレシオは1.82と、同部門平均を0.65上回り、同部門内%ランクは24%と、運用の効率性も上位となった。
類似ファンドは約20年の長期実績、海外で高評価を獲得
 投資先ファンドと類似の運用戦略である「ルーミス・セイレス ストラテジック・インカムA」(以下、外国籍当ファンド)の設定は1995年5月と20年弱の運用実績を有する。2014年12月末時点における外国籍当ファンドの米モーニングスターレーティングは4ツ星となっており、相対的な運用の効率性は海外でも優れている。また、米モーニングスターアナリストレーティングでも、良好な運用成績、一貫した投資スタイル、同種ファンドに比べて低い経費率、ファンドマネジャーによるファンドへの多額の自己資金の投入などが評価され、「Silver」(5段階の中で上から2番目)の評価を受けている。

(※)米国モーニングスターでは、主要なファンドについて、アナリストによる将来的な長期のパフォーマンスに対する相対的な優劣の判断項目として、運用プロセス、運用成績、運用・調査体制、会社全体、コストの5項目について3段階、総合評価として5段階の評価を公開している。
米MS「ファンドマネジャー オブ ザ イヤー」を2度受賞した“レジェンド”が運用
 投資先ファンドの運用はルーミス・セイレス・アンド・カンパニー・エル・ピーが行う。投資先ファンドは、3名のファンドマネジャーによるチーム運用制で、運用・調査経験年数は56年、27年、24年と、経験豊富なメンバーで構成されている。特に、56年の経験を有する主担当ファンドマネジャーのダニエル・ファス氏は、1995年、2009年に米国モーニングスターの「ファンドマネジャー オブ ザ イヤー」の債券部門を受賞(各年、1名のみ)しており、業界で“レジェンド”と呼ばれる存在である。
 外国籍当ファンドの設定から2014年までの暦年のトータルリターン(ドルベース)をみると、過去19年間のうち、マイナスとなったのは1998年のアジア通貨危機と2001年のITバブル崩壊、2008年の金融危機の3年のみとなっている。このうち、2008年を除く2年間は2%弱のマイナス幅に留めている。また、同期間、米モーニングスターカテゴリー「マルチセクター・ボンド」平均に対して19年のうち14年間上回っており、日本でも中長期にわたって優れたパフォーマンスになることが期待される。