モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 フレキシブル・アロケーション型 部門(対象ファンド:98本)
モーニングスター・類似ファンド分類:バランス ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

キャピタル・エマージング・ストラテジー・ファンドDコース(毎月分配/為替ヘッジなし)

設定・運用:キャピタル・インターナショナル株式会社

投資方針

 当ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、投資先ファンドを通じて、エマージング市場60カ国以上の株式・債券に投資を行う。株式では、大型株から中小型株まで、債券では、社債から先進国通貨建て・現地通貨建てソブリン債のほかインフレ連動債まで幅広く組入対象とする。市場環境に応じて、現金の保有比率も含め資産配分比率を機動的に変更する。ポートフォリオの構築は、アプローチやスタイルの異なったファンドマネジャーが行うマルチマネジャー制を採用している。毎月(20日)決算。

選定ポイント

運用成績・下落リスク抑制のいずれも優れ、資金流入も継続
 2014年のトータルリターンは9.69%と、フレキシブル・アロケーション型部門(以下、同部門)に属するファンドの平均を1.45%上回った。同部門内では、エマージング地域に特化したファンドのみならず、リスク水準を一定に保つリスク・バジェッティング運用を行うファンドや世界の株式・債券に広範囲に分散投資するファンドなどに対して優位となった。
 また、同期間のソルティノレシオ(※)は1.52と、同部門内に属し且つ、投資対象地域にエマージング地域を含むファンド内では上位となった。エマージング地域で政局不安が頻発したほか、米国の早期利上げ観測を考慮し、現金比率を12%〜22%弱で推移させたことや、債券種別では先進国通貨建ての比率を引き上げたことなどが下落リスクの抑制に寄与した。2014年の資金流出入をみると、全ての月で流入超過となり、年間でも22億円の流入超過となった。

(※)下落リスクに対するリターンの効率性を測る指標で、数値が大きいほど下落リスクを抑制しながらリターンを追求出来ていることを示す。
独自色の強い運用体制、運用チームの層の厚さが強み
 当ファンドの運用体制をみると、アプローチやスタイル、得意分野の異なる4名のファンドマネジャーが分担し、自らの確信度合いに応じて、銘柄選定を行い、ポートフォリオ全体を構築するマルチマネジャー制を採用している。この運用体制はキャピタル独自のもので、単独のマネジャー制やチーム運用制の長所を兼ね備えるだけに留まらず、各々の投資スタイルの弱点を補完することが期待される。
 4名のファンドマネジャーの運用・調査経験年数は、33年、26年、26年、25年と、経験豊富なメンバーで構成されている。また、2014年9月末時点で世界12拠点にエマージング市場の株式アナリスト21名、債券アナリスト16名、マクロエコノミスト8名を配置する強力な運用基盤で当ファンドをサポートしている。
キャピタルは世界で人気No.1、類似ファンドは46カ月中41カ月で4ツ星以上を獲得
 キャピタル・グループは、1931年に創業し、80年以上の運用実績を有する世界有数の独立系運用会社である。キャピタルが運用する戦略はいずれもアクティブ運用となっており、2014年12月末時点における純資産総額合計(世界のオープンエンドファンド対象。ただし、ETF、ファンド・オブ・ファンズ、フィーダーファンド除く、MMF含む)は1兆2,059億ドル(約145兆円規模)にものぼる。そのうち、アロケーションファンドは12本、2,827億ドルとなっており、全世界のアロケーションファンドの約9%を占め、運用会社1,270社中第1位の資産規模を誇る。
 投資先ファンドと類似の運用戦略である「キャピタル・グループ・エマージング・マーケッツ・トータル・オポチュニティーズA」(以下、外国籍当ファンド)の設定は2008年2月と7年弱の運用実績を有する。2014年までの過去6年間の外国籍当ファンドの暦年のトータルリターン(ドルベース)をみると、欧州モーニングスターカテゴリー「グローバル・エマージング・マーケッツ・アロケーション」平均を5年間で上回った。2013年に小幅に劣後することはあったものの、2009年の金融危機後の急反発局面や2011年の欧州債務危機にカテゴリー平均を上回っており、上昇・下落のいずれの局面においても優れた運用成績を維持している。欧州のモーニングスターレーティングでは、レーティング付与対象となった2011年3月から2014年12月までの46カ月間のうち、41カ月で4ツ星以上を獲得しており、日本でも優れたパフォーマンスとなることが期待される。