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資産管理のキホン

個人年金保険と確定拠出年金は何が違うの?

2015-11-20

 こんにちは、心とお財布を幸せにする専門家 ファイナンシャルプランナーの山中伸枝と申します。

 老後の生活、公的年金だけでは不安・・・、そう考える方多いですよね。

 確かに、若い世代より「恵まれている」と思われている、現在年金を受け取っていらっしゃる高齢者の方たちも、平均的に毎月5万円程度の赤字(公的年金だけでは不足する生活費)であると言われています。そうであれば、「恵まれていない」と感じる若い世代は高齢期のお金がもっと足りない可能性があります。

 高齢期の生活費の赤字は働いてお金を稼ぐということがなかなかできませんので、そのマイナス分は若い時からの貯蓄で準備する必要があります。

 老後の赤字に備えるための手段として、最もポピュラーな方法が、生命保険会社が販売している「個人年金保険」でしょう。月々決まった保険料を積立し、60歳あるいは65歳から一定額の年金を5年、10年と受け取るような仕組みの保険商品です。

 保険という名前がついていますが、契約者が保険料積立中に亡くなったとしても、通常の死亡保険のような大きな保険金がおりる訳ではありません。そのような場合は払い込んだ保険料相当額を遺族が受け取るのが一般的です。名前からのイメージで誤解しないようにしないといけませんね。

 メリットは、保険会社が保険料を徴収するので、忘れずに老後資金の積立が実行できることです。貯蓄を継続させるって、結構根気がいりますものね。また保険会社が予定利率(決められた利回り)で運用してくれるので、将来の受取額が確定しているというのも分かりやすいメリットです。

 最も大きいメリットが税制優遇です。支払った保険料が所得控除となるので、年末調整の際に保険会社からの保険料支払い証明書を会社に提出すると、所得税と住民税が一定額還付されます。将来のために貯蓄をして、税金が戻るのですからこれはありがたいですよね。

 気を付けないといけないのは、「インフレ」です。若いころから契約をした場合、その時点での貨幣価値で老齢期の年金額を決め契約をするので、積立中に物価が大幅に上昇したりすると思い描いたような老後の生活を維持することが難しくなります。

 もう一つの注意点は、保険会社の破たんです。万が一積立期間中に契約していた保険会社が破たんすると、当然ながら予定していた年金を受け取ることが出来なくなります。通常は保険のセーフティネットが機能するので、責任準備金(解約返戻金に近いもの)の90%を上限に契約者は保護されますが、いずれにしても生活設計は大きく崩れてしまいますので、やはり保険会社選びは慎重になりたいものです。

 実は個人年金保険ほど知名度はないものの、個人年金保険よりも格段お得な制度があります。それが確定拠出年金です。

 確定拠出年金は国が整備した「老後資金つくり専用口座」です。この口座をつくると、個人年金保険とはくらべものにならないほどの節税メリットが得られるのです。

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