2018.07.31 / update

「メガトレンド」を捉えた
長期資産運用を

ピクテ投信投資顧問株式会社

ストラテジスト

田中 純平

Pictet Asset Management

シニア・プロダクト・スペシャリスト

マーク-オリヴィエ・ブフェル

PROFILE

田中 純平 氏
早稲田大学政経学部卒業後、大和証券投資信託委託株式会社に入社。一貫して外国株式の運用・調査に携わる。同社グローバル・エクイティ運用部においては、シニア・ファンド・マネージャーとして主に先進国株式を対象としたアクティブ・ファンドの運用を担当。ピクテ投信投資顧問株式会社へ入社後は、ストラテジストとしてストラテジー・レポートの配信、ピクテの投資戦略や相場環境について講演を行う。 日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。

マーク-オリヴィエ・ブフェル 氏
テーマ型株式運用チームにおいて、ウォーターなどサステナビリティ関連運用のプロダクト・スペシャリスト。また、ピクテ・グループ・サステナブル・ボードのメンバーを務める。2014年にピクテ・アセット・マネジメント入社。

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「メガトレンドを捉えた長期資産運用を」

ピクテでは、長期的なリターンを確保するために、「メガトレンド」に目を向けることが重要であると考えます。メガトレンドとは、社会・経済・成長に大きな影響を及ぼす構造的な変革の力で、投資家であれば無視できないものと考えます。

世界が現在、激変期にあるのは疑う余地のない事実です。地政学、環境、経済、社会や人口の劇的な変化が、人々に適応性や進化を余儀なくさせています。これらの重大な変化が、国や企業そして個々人に今後何年にもわたり大きな課題を突き付けることになります。このような変化に私たちがどのように対応するかによって、私たちの未来だけでなく次世代の未来が決まってくるのです。

未来を守るために、世界の国々は、気候変動を軽減させるための世界的規制といった多角的な枠組みを次第に取り入れています。同時に、進化する消費者行動によってビジネスの手法も革命的に変化しています。例えば、デジタル・ネットワークを利用した迅速な情報通信といったものにつながる、といったことです。

私たちにとって最も重要なメガトレンドのひとつがサステナビリティ(持続可能性)です。これは多くの投資戦略に影響を与えています。世界中の人々、国や企業の環境に対する意識が高まり、より低炭素な社会を目指さなければならないという理解が深まっています。高炭素から低炭素のエネルギーへの移行は、基本的に社会システムに対する認識の変化という大きな流れによって支えられます。つまり、それを実現できる技術開発を行う必要があるということです。

例えば、再生可能エネルギーを活用するためにはスマートグリッドが必要不可欠であり、それによって従来型エネルギーから再生可能エネルギーへの移行を完全なものとします。エネルギー移行を成功させるカギとしては、蓄電も重要な役割を果たします。蓄電池により長期間エネルギーを蓄えることができるようになること、こういったことが将来の大きな成長を見込める投資機会となりうるのです。

結果として、このような変化を続ける世界経済が生む新しい需要に応える革新的な製品やサービスを提供することに適応ができる企業は、他社の追随を許さない成長が期待できます。同様に、こういった企業の投資家は、明日の世界の勝者となることでしょう。