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保険財務格付け |
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保険財務格付け
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ムーディーズの保険財務格付けは、保険契約に基づいた債務を遅延なく履行する保険会社の能力に関する意見である。個々の保険債務の地位は、その債務と保険会社の双方に適用される法律に基づく相対的な評価によって左右されるため、個々の債務は、個別に格付けされない限り、格付けを取得しているとはみなされない。格付けした保険会社の債務が1933年の米国証券法の登録義務を免除されているか、また、その他の法律に準拠しているかどうかについて記述はしない点に、特に注意したい。また特定の保険会社の債務が法的に認められたものであるか、有効なものであるかについての記述もしていない。
損害保険会社の場合、保険財務格付けは損害保険会社グループ全体ではなく、グループ内の個々の企業の格付けを示すものであり、それはムーディーズの保険業界格付けリストに記載されている。個々の損害保険会社の格付けが、グループ内のプーリング協定に参加する利点に基づいていることも多い。グループ企業が外部の機関に売却されるなどしてプールから離脱する場合、その有効契約者債務がグループ内で引き継がれることを、プーリング協定が規定している場合もある。これらの格付けでは、プールに参加する利点が損なわれるかたちでメンバーがプーリング協定を改定したり、対象となる企業がプールを離脱することはないと仮定している。こうしたプーリング協定が将来に改定されることはないとムーディーズが記述ないし保証することはなく、格付けした機関が売却されるなどしてプールから離脱する可能性についてムーディーズが見解を表明することもない。
格付け記号
ムーディーズの保険財務格付けは、長期債の信用度を示すものと同じ格付け記号で表される。こうした格付け等級は、保険契約に基づいた債務を履行する保険会社の能力を、投資家が簡単に測定できるように設計されている。
格付けは9段階のカテゴリーに分けられ、各々の格付けは、それに該当する保険会社の支払能力の特徴がほぼ同じであることを示している。これらの格付け記号は、大きく2つのグループに分けられ、支払能力が最も優れている(投資対象として最高の品質)から、支払能力が最も弱い(投資対象として最低の品質)までのカテゴリーがある。カテゴリーの中での相対的な順位を表すため、数字による付加記号が用いられる。1が最上位、3が最下位である。とはいえ同じ文字記号(Aaなど)のカテゴリーの支払能力は、ほぼ同程度である。
Aaa
支払能力がきわめて優れている保険会社に対する格付け。財務力は変化する可能性はあるが、予見できる変化によって基本的な財務力が損なわれるとはきわめて考えにくい。
Aa
支払能力が優れている保険会社に対する格付け。Aaa格とAa格を合わせて、一般に優良保険会社と呼ばれる。Aaa格の保険会社と比較して長期的なリスクがやや高いとみられるため、格付けを低くしている。
A
支払能力が良好である保険会社に対する格付け。しかし、将来のある時点において、支払能力に影響を及ぼしうる要因がある。
Baa
支払能力が適切である保険会社に対する格付け。しかし、長期的にみた場合、確実性を支える要素のいくつかが欠けているか、その性格上、信頼性が不足している部分がある。
Ba
支払能力に疑問がある保険会社に対する格付け。これらの会社の保険契約債務支払能力はやや低く、したがって将来の支払に関して安全性が十分でない場合もある。
B
支払能力が弱い保険会社に対する格付け。長期的にみた場合、保険契約債務が期日どおりに支払われる可能性は低い。
Caa
支払能力がかなり弱い保険会社に対する格付け。保険契約債務支払に関してデフォルトに陥っているか、または保険契約債務の期限どおりの支払が困難であることを示す要素がある。
Ca
支払能力がきわめて弱い保険会社に対する格付け。保険契約債務支払でデフォルトに陥っているか、または重大な危険性がある。
C
支払能力が最低の保険会社に対する格付け。支払の安全性がほとんどない。 |

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