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米国の401(k)プラン

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401(k)プランの歴史
  401(k)プランは1978年の歳入法(税法)で、確定拠出型企業年金のひとつの形態として導入されました。それまでは、企業年金は確定給付型が主流でしたが、401(k)の導入によって、企業の従業員が個人個人の意向によって年金積立を行い、個人で運用する確定拠出型の年金に、税制上の優遇措置が与えられました。 導入当初は、採用する企業も少なかったのですが、1981年に時のレーガン大統領が貯蓄増強の見地から、税優遇策を強化したことで1980年代以降、401(k)プランは急拡大を続けてきました。

 労働省の調べによりますと、 1975年から1993年の間に、確定給付型の年金プランの数は10.3万プランから8.3万プランに減少しているのに対し、確定拠出型プランは20.8万プランから61.9万プランへ3倍に増加してます。これは1978年から開始された401(k)プランの普及によるところが大きいといえます。

 確定給付型プランの加入者数は3,300万人から4,100万人へ1.2倍となったが、確定拠出型プランの加入者は1,200万にんから4,400万人と3.7倍に増大し、確定給付型を上回ったことが示されています。
また、連邦準備制度理事会(FRB)の統計で見ますと、1997年では確定拠出型の年金の資産残高は1兆7,970億ドルで、確定給付型の1兆7,860億ドルを上回りました。確定拠出型のうち9,850億ドル(55%)が401(k)の資産であり、401(k)が確定拠出型年金の中核であることがわかります。
401(k)を中心とする確定拠出型年金の普及によって、確定拠出型プランだけに加入している年金加入者の割合は、1984年の27%から1993年には88%へ高まっていきます。
ただ、企業年金でカバーされている勤労者の43%は、確定拠出型プランを選ぶか確定給付型プランを選ぶかの選択ができる立場にあるといわれます。一般に、新しい企業で規模が小さく組合も未組織な企業では確定拠出型が多く、古い企業で規模が大きく組合の組織率が高いところでは確定給付型が重要な地位を占めているといわれます。

.  米国の401(k)は企業年金の一種といわれますが、日本版401(k)の「企業拠出型」と理解してよいですね。そうすると、日本の「個人拠出型」に相当する年金は、米国ではどうなっていますか。
 日本の個人拠出型で確定拠出型年金に相当するものは、米国ではIRA(個人退職金勘定)という制度です。個人が任意に投信や株式、債券、預金等で年金積立し、毎年一定額まで拠出金は所得控除となり、運用益も非課税です。401(k)と同様、年金引出は退職等一定の要件が満たされなければなりません。
  米国ではこのIRAの方が401(k)よりも先に制度化されました。1974年に創設されています。個人拠出型は企業年金加入者には適用されなかったため、当然、確定給付型であった企業年金加入者にも、確定拠出型年金を認めるべきだとの声が強まり、1978年に401(k)プランが導入されたといわれます。