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外国為替レートの主な変動要因
 外国為替レートは、ある通貨を売る額の方が買う額よりも多ければ、その通貨の価値は低下します。逆に、買う額の方が売る額よりも多ければ、その通貨の価値は上昇します。この様に、通貨の価値の変動は、需要と供給の関係で決まります。その需給の変動要因、つまり為替レートに影響を及ぼす幾つかの要因は次のものです。

金利格差
 外国投資のポイントでも説明しましたが、当然、合理的な投資家は自国金利と外国金利を比較し、金利の高い方に資金を移動させます。そのため、高金利の通貨の価値が高まり為替レートが強含みに推移するわけです。例えば、1980年に入ってレーガンが強いドル標榜し、高金利政策を取った時が総でした。しかし、ただ金利が高ければ通貨が強くなるというわけではなく、エマージング諸国のようにインフレやカントリーリスクがある国の通貨には切下げリスクがあるため注意が必要です。

貿易収支
 貿易収支とは、一国の輸出量と輸入量の収支を指します。輸出とは、自国で作った製品を買ってもらうわけですから、自国の通貨に対する需要が発生し、その結果、自国通貨高・外国通貨安になる要因となります。逆に、輸入は、外国の製品を買うために自国通貨を売るということですから、自国通貨安・外国通貨高になる要因となります。輸出と輸入の差、つまり貿易収支が黒字か赤字かで、自国通貨、あるいは外国通貨に対する需要の格差が生まれ、それが為替レートに影響を及ぼすわけです。

その他の要因
 経済成長率や失業率など経済が強ければ、外国からは投資効率の面や金利動向の面から資金が流入し易くなり、その国の通貨が強くなる傾向があります。また、例えば、政府高官や金融当局者による「自国の通貨は強い方が良い」とか「自国製品を守る」といった発言や、ある国で何か不測な事態が起こったときなど、大きく為替レートが動くことがあります。例えば、戦争などが起こると、「有事のドル買い」などと言われ、米ドルが他の通貨に対して一時的に強くなることが過去にはありました。

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