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アナリストの視点(ファンド)

オプションファンドがトップ

2008-11-12

モーニングスターがレーティング付与対象としている追加型株式投資信託1,501本について、10月31日まで1カ月間の基準価額の上昇率をみてみました。

 10月の株式市場は、世界的な金融危機の影響を受けて、大幅な下落局面となりました。9月30日から10月31日までの下落率は、NYダウが14.1%、TOPIX(東証株価指数)が20.3%、日経平均株価が23.8%です。特に日経平均株価は、この間の安値(終値ベース)までの下落率が36.4%となるなど、過去最大の月間下落率を記録しました。国内株式については、世界的に景気後退懸念が強まった他、為替も一時1ドル=90円台まで円高が進んだことで、輸出関連企業を中心に業績見通しへの不安が強まりました。


 そういった中ランキングを見ると、今回1位になったのは「ポーラスター・オプションファンド」です。わが国に上場されている株価指数オプション取引等に積極的に投資しており、唯一20%を超える上昇率を記録しました。一方、2位から4位はいずれもAIGが運用する「米国優先証券」を投資対象としたファンドです。優先証券とは、株式と債券の性質を併せ持つ新しいタイプの有価証券で、投資家からみると額面、償還日、定率の利息・配当があるなど債券に近いですが、発行企業から見ると償還期限が長いなど、株式に近い性格を持っています。なお、発行体は、米国をはじめとする世界を代表する企業が中心です。また、株式市場の波乱が続いていることから、5位以下には前月同様にマーケット・ニュートラル(市場の変動に中立となる)戦略を採っているファンドが目立ちました。




◎基準価額の月間上昇率上位(モーニングスター調べ 10月31日現在)

順位 ファンド名 投信会社名 評価 上昇率
1 ポーラスター・オプションファンド フォルティス 25.56
2 AIG 米国優先証券オープンAコース AIG 6.09
3 AIG 米国優先証券ファンド(為替ヘッジなし) AIG 5.77
4 AIG 米国優先証券ファンド AIG 5.23
5 Action-4 三井住友 ★★★★★ 5.18
6 日本株コアα 日興 ★★★★★ 2.28
7 住信 LSオープン 住信 2.19
8 MUWM-日本株ダブルアルファ 三菱UFJ ★★★ 1.99
9 住信 マーケット・ニュートラル・ファンド 住信 ★★ 1.66
10 日本株マーケット・ニュートラル・ラップ 新光 ★★★★ 1.50

★の数が多いほど評価が高く、最高は5つ。上昇率に分配金は考慮していない。


モーニングスター提供
共同通信社「投信プラザ」(2008年11月7日配信)


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