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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

国際株式は新規設定のAI関連に2,600億円以上流入、国内株式は「ひふみ」がテレビで人気化?−2017年2月推計資金流出入

2017-3-2

 モーニングスターの独自推計によると、2017年2月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは1,974億円の純資金流入となり、4カ月ぶりに流入超過に転じた。大分類別では、「国際株式型」が4,038億円の純資金流入となり、次に純資金流入額が大きかった「国際債券型」に約9倍の差を付けて全体のけん引役となった。

 中でも旺盛に資金が流入したのが、AI(人工知能)関連ファンド。国内投信全体の純資金流入額ランキングを見ると、第1位がビッグデータ・AIを運用に活用する2月の新規設定ファンド「GS グローバル・ビッグデータ投資戦略B(H無)」で925億円、第3位が同じく新規設定ファンドで世界のAI関連株式に投資する「野村 グローバルAI関連株式ファンドBコース」で809億円となり、それぞれ為替ヘッジありのコースもトップ10にランクインした(図表1)。これら4ファンドの純資金流入額は合計で2,659億円と、投資家の関心の高さを伺わせる結果となった。

図表1:2017年2月のファンド別純資金流入額トップ10

順位 ファンド名 カテゴリ名 純資金
流入額
(億円)
1位 GS グローバル・ビッグデータ投資戦略B(H無) 国際株式・グローバル・含む日本(F) 925
2位 ヘッジファンドSMTBセレクション(SMA専用) ヘッジファンド 842
3位 野村 グローバルAI関連株式ファンドBコース 国際株式・グローバル・含む日本(F) 809
4位 野村 グローバルAI関連株式ファンドAコース 国際株式・グローバル・含む日本(H) 710
5位 LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月) 国際株式・オセアニア(F) 491
6位 新・ミューズニッチ米国BDCファンド(H無・毎月) 国際株式・北米(F) 229
7位 フィデリティ・USハイ・イールドF 国際債券・ハイイールド債(F) 224
8位 GS グローバル・ビッグデータ投資戦略A(H有) 国際株式・グローバル・含む日本(H) 214
9位 ファンド・マネジャー(国内債券) 国内債券・中長期債 207
10位 (野村FW)債券プレミア 国際債券・グローバル・含む日本(F) 207

出所:モーニングスター
※ 国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※ モーニングスター推計値
※(F)は為替ヘッジなし、(H)は為替ヘッジあり

国内株式は「ひふみプラス」が孤軍奮闘、設定来で最高の107億円流入

 一方、大分類別の純資金流出額では、「国内株式型」が1,607億円と最大となった。その中で孤軍奮闘したのが「ひふみプラス」。純資金流入額は107億円と、2012年5月の設定以来で過去最高となった(図表2)。国内投信全体の純資金流入額ランキングでは第21位となり、「国内株式型」では唯一トップ30に入った。当ファンドをめぐっては、当ファンドを運用するレオス・キャピタルワークスの代表取締役社長・最高投資責任者、藤野英人氏の運用手法を取り上げたテレビ番組が2月16日に放送され、インターネット上でも話題となったことで投資家の注目が高まった可能性がある。

 また、資金流入を受けて当ファンドの純資産総額は2月28日に設定来で初めて1,000億円を突破。当ファンドの信託報酬は、純資産総額500億円までの部分は1.0584%(税込)、500億円を超える部分は0.9504%(同)、1,000億円を超える部分は0.8424%(同)が適用され、今回の大台突破でコスト優位性がさらに高まる格好だ。2017年1月末時点のモーニングスターレーティングは4ツ星と、相対的なパフォーマンスが良好な点も人気を集める理由と言える。

図表2:「ひふみプラス」の純資金流出入額(設定来)

図表2:「ひふみプラス」の純資金流出入額(設定来)

出所:モーニングスター
※ 期間:2012年5月〜2017年2月
※ 2017年2月はモーニングスター推計値

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください