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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

ファンドラップ専用ヘッジファンドが大躍進、インデックスファンドは日経225、TOPIX連動型に変化の兆し
−2017年3月推計資金流出入

2017-4-4

 モーニングスターの独自推計によると、2017年3月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは5,934億円の純資金流入となり、2カ月連続の流入超過となった。モーニングスターカテゴリー別では、2月の76カテゴリー中第74位から3月は第4位にまで躍進した「ヘッジファンド」に注目だ。「ヘッジファンド」は、553億円の純資金流入となり、4カ月ぶりに流入超過に転じた。国内投信全体の純資金流入額ランキングを見ると、ファンドラップ専用である「ヘッジファンドSMTBセレクション(SMA専用)」が993億円の純資金流入で第1位に輝いた。モーニングスターカテゴリー「ヘッジファンド」に属するファンドの純資金流出入額トップ10で見ると、同ファンドが抜きんでており、流入のけん引役となっているものの、その他に「FWりそな絶対収益アクティブファンド」が25億円、「(ダイワFW)ヘッジファンドセレクト」が23億円、「(SMBC FW) ヘッジファンド」が8億円、「(野村FW) オルタナティブG ・アセット・モデル」が5億円と合計5ファンドがファンドラップ専用ファンドとなった(図表1)。ヘッジファンドの特徴の1つは、市場環境にかかわらずプラスのリターン確保を目指す「絶対収益型」の戦略を用いることであり、ファンドラップ口座に一定比率を組み入れることで安定的な収益獲得の役割を担っているようだ。

図表1:モーニングスターカテゴリー「ヘッジファンド」に属するファンドの純資金流出入額トップ10

順位 ファンド名 純資金流入額(億円)
1位 ヘッジファンドSMTBセレクション(SMA専用) 993
2位 AI日本株式オープン(絶対収益追求型) 39
3位 マイ・ウェイ・ジャパン 33
4位 ロボット戦略 世界分散ファンド 30
5位 FWりそな絶対収益アクティブファンド 25
6位 (ダイワFW)ヘッジファンドセレクト 23
7位 日本配当追求株ファンド(価格変動抑制型) 9
8位 (SMBC FW) ヘッジファンド 8
9位 (野村FW) オルタナティブG ・アセット・モデル 5
10位 AR国内バリュー株式ファンド 4

出所:モーニングスター
※ 国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※ モーニングスター推計値
※ 2017年3月末時点

“逆張り”狙い?日経225、TOPIX連動型が8カ月ぶりに流入へ

 運用手法別の純資金流入額では、アクティブファンドが5,065億円、インデックスファンドが869億円の流入超過となった。インデックスファンドの内訳を見ると、「その他」は740億円の純資金流入となり、2014年1月以来39カ月連続の流入超過が続く。一方、「日経225連動型」や「TOPIX連動型」は2016年7月から2017年2月まで流出超過が続いていたが、3月は前者が37億円、後者が92億円の流入超過と傾向が一転した(図表2)。
 もともとは国内株式市場が上昇したことを受けた利益確定目的の売りが増加しており、特にトランプ相場開始直後の2016年11月から12月にかけて、「日経225連動型」は1,000億円超の流出超過となっていた。しかし、3月は税制改革などのトランプ政権運営への不透明感が顕著となり、米国株式市場が下落したことが波及し、国内株式市場も下落したことを受けて、“逆張り”を狙った「日経225連動型」や「TOPIX連動型」の買いが進んだと推測される。

図表2:「日経225連動型」、「TOPIX連動型」の純資金流出入額推移

図表2:「日経225連動型」、「TOPIX連動型」の純資金流出入額推移

出所:モーニングスター
※ 期間:2016年4月〜2017年3月
※ 2017年3月はモーニングスター推計値

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください