投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

3カ月連続の流入超過、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」は前月比約8割増−2017年4月推計資金流出入

2017-05-02

 モーニングスターの独自推計によると、2017年4月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは2,314億円の純資金流入となり、3カ月連続の流入となった。ただ、流入額は前月の6,164億円から62.5%減少した。
 大分類別では、「国際株式型」が1,900億円の純資金流入と、8カ月連続の流入となり、6カ月連続でトップとなった(図表1)。4月の世界の株式市場は、北朝鮮情勢を巡る懸念の後退などから月末にかけて強含んだものの、それまではリスク回避の動きに上値の重い流れが続いた。「国際株式型」の流入額も前月比では44.8%減となった。「国際債券型」も581億円の純資金流入と、前月比では減少したものの4カ月連続の流入となった。
 半面、「国内株式型」は181億円の純資金流出と、10カ月連続の流出。「国内REIT型」は253億円の純資金流出と13カ月ぶりに流出に転じ、流出額でトップとなった。4月の東証REIT指数は前月比2.39%下落し、終値ベースで一時5カ月ぶりの安値水準となった。

  

図表1:「国際株式型」「国内株式型」の純資金流出入推移

図表1:「国際株式型」「国内株式型」の純資金流出入推移

出所:モーニングスター
※期間:2016年4月から2017年4月まで(2017年4月は推計値)
※国内追加型株式投信(ETF除く)

「野村 インド株投資」が個別第6位、AI、ビッグデータの人気も継続

 カテゴリー別では、全カテゴリー中でトップとなった「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」を始め、第2位に「国際株式・オセアニア(為替ヘッジなし)」、第4位に「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジあり)」、第6位に「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」と国際株式型が上位に並んだ。中でも目を引くのが「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」。「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」への流入額が前月比41.0%減の750億円となるなど、国際株式型の流入額が全般的に前月比で減少した中で、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」に対する流入額は231億円と前月比77.7%増加した。けん引役となったのは、個別ファンド全体で流入額第6位となった「野村 インド株投資」。4月のインド株式市場が主要企業の好決算などで上昇する中、同ファンドへの流入額は前月比50.7%増の178億円となった(図表2)。「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」に属する他のファンドでは、「(ノムラ・アジア)ノムラ・印度・フォーカス」が前月比2.1倍の94億円の資金流入となった。

図表2:モーニングスターカテゴリー「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」に属するファンドの純資金流出入額トップ10

順位 ファンド名 純資金流入額(百万円)
1位 野村 インド株投資 17,840
2位 (ノムラ・アジア)ノムラ・印度・フォーカス 9,415
3位 イーストS・インド消費関連ファンド 969
4位 高成長インド・中型株式ファンド 567
5位 BR・インド株ファンド 145
6位 ノーロード・インド株式フォーカス(毎月分配型) 124
7位 JPM インド株アクティブ・オープン 123
8位 ダイワ・インド株ファンド 92
9位 SBI インド&ベトナム株ファンド 41
10位 新光 ピュア・インド株式ファンド 29

出所:モーニングスター
※ 国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※ モーニングスター推計値
※ 2017年4月末時点

 個別ファンド全体の純資金流入額トップは「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月)」で491億円の純資金流入。同ファンドは2016年の国際株式型ファンドで資金流入額トップとなったが、2017年に入ってからも高水準の流入が継続している。第2位は4月に新規設定された「ダイワ・グローバルIoT関連株F-AI新時代-(H無)」で262億円の純資金流入。同じく4月に新規設定された「ダイワ・グローバルIoT関連株F-AI新時代-(H有)」は161億円の純資金流入となり、10位となった。また、第8位には「GS ビッグデータ・ストラテジー(米国小型株)B(H無)」が入った。AI(人工知能)、ビッグデータの人気が継続している。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

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