アナリストの視点

2018年の国内株式は好スタート、5ツ星続く国内中小型株式ファンドをピックアップ

2018-01-18

 2018年の国内株式市場は好スタートを切った。2017年の国内5,000本以上のファンド(※)のパフォーマンスを資産カテゴリー別にみると国内中小型株式型の高パフォーマンスが際立っていたが、勢いは当面続きそうだ。

(※)国内公募追加型株式投資信託(確定拠出年金及びファンドラップ専用、ETF等含む)

2017年は国内中小型株式型がリターン上位を独占

 2017年の国内株式市場は非常に好調だった。日経平均株価は年間で19.10%、TOPIX(東証株価指数)は19.69%と大幅に上昇し、1996年につけたバブル崩壊後高値を更新するだけでなく、四半世紀ぶりの高値水準まで上昇した。投資信託においても、国内株式に投資するファンドが好調で、中でも、中小型株式に投資するファンドが一際好調だった。モーニングスターの73カテゴリー(79カテゴリーから特殊運用型の6カテゴリーを除く)の2017年のトータルリターンを見ると、国内小型・中型のバリュー、ブレンド、グロースの6カテゴリーすべてが上位10位以内に並んだ(図表2参照)。東京証券取引所の規模別株価指数の2017年の騰落率は、小型株が30.22%、中型株は21.82%、大型株は16.76%。すべての規模で高い上昇率を記録したが、中でも中型、小型株指数の上昇率が抜きん出る結果となった。株式市場の賑わいが継続する中でも、中東や北朝鮮などの地政学リスクが拭えなかったこともあり、外部要因に左右されづらい中小型株を物色する動きが続いたとみられる。

5ツ星が継続する国内中小型株式ファンドは?

 国内株式は2018年に入ってからも好調である。1月17日までの年初来の上昇率は日経平均株価が4.85%、TOPIXは4.03%。税制改革による米国株式への追い風や日米金融政策の違いを背景にした円安想定などから、国内株式は2018年も堅調に推移して始まると予想されていたが、想定以上の好スタートといえる。

 そこで、順張りの考え方をベースに、国内中小型株式に投資するカテゴリーに引き続き注目したい。国内中・小型のバリュー、ブレンド、グロースの6カテゴリーのうち、2017年12月末時点で5ツ星継続期間の長いファンドを調べたところ、2017年の1年間を通して5ツ星が継続したファンドとして以下の5本があった(図表3)。

 中でも、「三菱UFJ グローバルイノベーション」は57カ月連続、「DIAM 国内株オープン」は37カ月連続、「SBI 中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ」は27カ月連続となった。国内株式市場の堅調な推移が続く中で、関心を集めるとみられる。

(武石 謙作)

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