為替は通貨の相対的な価値をあらわすものであり、レートは基本的にその国の通貨に対する需給関係で決まります。変動要因には国際収支、金利、物価水準などがあげられます。円高になると円が強く日本経済が高い評価を受けており、逆に円安になると日本経済の評価が低いという見方もされます。
投資家は円高(外貨安)の時に外貨建ての資産に投資し、円安(外貨高)の時に資産を売却すれば為替差益を得ることが出来ます。
但し、為替相場は専門家でも予測がはずれることが多く、一般の投資家が予想することは難しいでしょう。
外貨資産に投資する手段としては、外貨預金、外債、外国投信などがあげられます。外貨資産のままで保有していれば為替リスクの影響を受けませんが、外貨から円貨に交換する際には影響を受けます。<図18>
前述のように、為替の動向は予測が難しいので、外貨資産への投資の際には、為替に対するリスクを取るのか取らないのかを決めておく必要があります。
外貨資産に投資する場合、その資金の性格がポイントとなります。まず、基本的には短期的に必要な資金でないこと、また、できれば海外旅行等、外貨のまま使用できればベターでしょう。
<図18> 為替リスク〜為替相場の変動によるリスク
例) 1米ドル=120円の時に外貨を1,000ドル購入(120,000円) |
| 円高 |
(1米ドル=110円)の時に円貨に戻す |
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110,000円(1万円の損失) |
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| 円安 |
(1米ドル=130円)の時に円貨に戻す |
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130,000円(1万円の利益) |
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投資信託と為替
投資信託を通じて為替に投資する場合、国際投資型のファンドと為替ブル・ベア型のファンドがあります。
国際投資型の投資信託を買い付ける場合は以下の点に注意する必要があります。
為替ヘッジあり
ヘッジをしていれば、単に投資国の株式、債券などの市場動向を追っていればいいでしょう。
ただし、ヘッジをしている分コストがかかりますので、基準価額にマイナスの影響を与えます。
為替ヘッジ無し
ヘッジ無しの場合は、投資国の市場動向と通貨の動向を見定める必要があります。つまり、株式、債券などの市場と為替の2 つの動向により、収益を得る機会も増えますが、損失を出すリスクも増えます。
機動的にヘッジ
上記の2つ以外にも、為替に対して機動的にヘッジするタイプのファンドもあります。この場合、為替リスクを取る時、収益を得る機会が多くなりますが、反面為替のコントロールがうまくいかないと損失を出します。また、急激な為替変動には対応が遅れてしまう可能性もあります。
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