新興国ニュース

2018/04/11 10:35

<新興国eye>トルコ複合企業大手ドガス、取引銀行10行と債務再構築協議開始か

 トルコ複合企業大手ドガス・ホールディングは主要取引銀行10行からの借入金235億トルコリラについて、債務再構築の協議に入ったもようだ。地元紙ヒュリエトが7日に関係者の話として伝えた。
 
 同社の銀行借入金は17年末時点で前年比11%増の235億トルコリラ(約6120億円)で、このうち、18年内に返済期限が到来するのは75億トルコリラとなっている。ただ、関係者によると、同社の銀行借入金の大半はプロジェクト・ファイナンスのため債務再構築の必要はなく、借入金の半分弱について返済期限延長を求めているという。関係者の話では、債務を返済することは可能だが、キャッシュフローに問題があるため、返済期限の延長によって債務負担を緩和するのが狙い。
 
 しかし、これより先、トルコ複合企業大手ユルディズ・ホールディングも今年初めに約60億ドルの債務再構築の協議を開始しており、これに続くドガスの債務再構築はトルコ経済が厳しい状況に直面していることを示している。ドガスでは債務再構築の一方で、資産売却も検討しているもようだ。
 
 ドガスの17年通期決算は売上高が前年比16%増の204億トルコリラと、大幅増収となったものの、利益面では23億トルコリラの赤字を計上している。これは16年の20億トルコリラの赤字に続いて2年連続となる。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)

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