見直しが進む、企業の退職金制度
日本の年金型の退職金制度は厚生年金基金と適格退職年金に代表されますが、前者は低金利下で解散が相次ぎ、後者は将来の廃止が決まっています。制度の見直しと再構築が進む企業年金について、理解を深めておきましょう。
■従来の企業年金の種類は3つ
■厚生年金基金のしくみ
■増える厚生年金基金の解散
2008年末時点の厚生年金基金数は617で、ピークの1996年度末から6割以上の減少。運用低迷による財政悪化を親企業が埋めきれなくなったことが主因です。予定利回りを確保できなくなった基金は、給付原資を確保するため母体企業が大幅な追加拠出を迫られています。この負担に耐えかねて厚生年金基金を解散する動きが広がっているといえます。
確定給付年金(基金型)
母体企業とは別の法人である基金を設立して、年金資産を管理、運用して給付を行います。
確定給付年金(規約型)
労使が合意した年金規約に基づき、企業が信託会社、生命保険会社等と契約を結んで、母体企業の外で年金資産を管理、運用して給付を行います。
