変額個人年金保険

キーワード解説


ソルベンシー・マージン比率

 保険業法で定められた、保険会社の経営健全度を判断する行政監督上の指標のことで、災害や株の大暴落など、通常の予測を超えて発生するリスクに対し、保険会社がどの程度保険金支払い能力を備えているかを示しています。決算時に各保険会社が発表することになっており、一般の方でも目にすることが多い数値です。
 ソルベンシー・マージン比率が200%を下回った保険会社には、監督当局によって健全性の回復を図るための措置がとられます。健全性の全てを判断できるわけではありませんが、契約者にとっては参考指標として、利用価値の高いものです。


アクティブ型とインデックス型

 特別勘定(ファンド)の運用形態を指す言葉。アクティブ型は積極的な投資を行うことで、指標となるベンチマークを上回る運用成果を狙います。一方インデックス型では、指標となるベンチマークのパフォーマンスと連動した運用成果が得られるように運用します。
 アクティブ型とインデックス型、いずれかを選ぶ際にはリターンだけでなく、リスクやコストも考慮する必要があります。アクティブ型はインデックス型に比べ高いリターンが期待できる反面、価格変動リスクは大きくなり、また専門的な調査が行われるためコストも高くなる傾向にあります。複数の特別勘定から、自分のスタイルに合った運用を選びましょう。


保険の権利関係者

 変額個人年金保険の契約の際には、4つの権利関係者を決める必要があります。保険会社と個人年金の契約を締結し、保険金を支払う義務を負う人間のことを「契約者」といい、その保険金は「被保険者」にかけられます。「被保険者」が健在であれば、「年金受取人」が運用期間終了後に年金を受け取り、死亡した場合は「死亡保険金受取人」が期間に応じて死亡保険金や死亡一時金を受け取ります。
 契約者本人が被保険者と年金受取人となり、死亡保険金受取人を配偶者や子供とするのが最も基本的な契約形態になりますが、契約者が年金受取人と死亡保険金受取人となり、配偶者を被保険者とすることもあります。これら権利関係者は、商品ごとに規定されている2親等や3親等などの範囲内で定めることが可能です。

■権利関係者のパターン

  契約者 被保険者 年金受取人 死亡保険金
受取人
被保険者が死亡した場合
運用期間中 年金受取中
1 子供 死亡保険金を
子供が受け取る
死亡一時金を法定
相続人が受け取る
2 死亡保険金を
夫が受け取る
死亡一時金を
夫が受け取る
3 死亡保険金を
夫が受け取る
死亡一時金を法定
相続人が受け取る



保険財務力格付け

 格付会社は、保険会社の財務状況をはじめ営業力や社会的な評価など、さまざまな視点から独自の調査を行い、格付けを行います。最新の格付けは各格付会社のホームページなどで見ることができ、契約者が保険会社の健全性を読み取る際の参考にすることができます。
 一般的な格付会社には「スタンダード&プアーズ社(S&P社)」、「ムーディーズ社」、「R&I(格付投資情報センター)」などがあります。審査基準やポリシー、方法論などは格付会社によって違うため、同じ保険会社でも評価が分かれることがあります。

■スタンダード&プアーズ社の保険財務力格付けの定義

「BBB」以上に格付けされる保険会社は、強みが弱みを上回る財務内容を特徴とし、保険契約債務を履行する能力を維持する可能性が非常に高いとみなされる。

AAA 保険契約債務を履行する能力は極めて強い。スタンダード&プアーズの最上位の保険財務力格付け。
AA 保険契約債務を履行する能力は非常に強い。最上位の格付け (「AAA」)との差は小さい。
A 保険契約債務を履行する能力は強いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境が悪化した場合、その影響をやや受けやすい。
BBB 保険契約債務を履行する能力は良好だが、上位の格付けに比べ、事業環境が悪化した場合、その影響を受けやすい。

「BB」以下に格付けされる保険会社は、強みを上回る不安定要因を有する可能性があるとみなされる。
「BB」はこのグループで不安定性が最も低いことを示し、「CC」は最も高いことを示す。



BB 保険契約債務を履行する能力は限界的である。強みもあるが、事業環境が悪化した場合、債務を履行する能力が不十分となる可能性がある。
B 保険契約債務を履行する能力は弱い。事業環境が悪化した場合、債務を履行する能力が損なわれる可能性が高い。
CCC 保険契約債務を履行する能力は非常に弱い。債務の履行は良好な事業環境に依存している。
CC 保険契約債務を履行する能力は極めて弱い。債務をすべては履行できない可能性が高い。
R 財務上の問題が理由で規制当局の監督下に置かれている保険会社 に付与される。違反行為など、財務上の問題と関係のない事由で規制措置を受けいる保険会社に「R」が付されることはない。
NR 格付けがなく、保険契約債務を履行する能力に関する意見を公表 していないことを示す。

「AA」から「CCC」の格付けには、プラス記号またはマイナス記号が付されることがあり、それぞれ、各カテゴリーの中での相対的な強さを表わす。

※出所:スタンダード&プアーズ社のウェブサイト(掲載日:2006年12月11日)




ページの先頭へ戻る