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新興国ニュース



<新興国eye>ギャップ上陸でいよいよブラジルもファストファッション戦争勃発か!?(1)

2013-09-13 13:47:00.0

 今月ついにと言うべきか、満を持してなのかはわからないが、ザラ(ZARA)に遅れること約15年、ようやくギャップ(GAP)がブラジルに参入する。今年中に2−3店舗オープンするようだが、実際のオペレーションは現地の同業でもあるGEPグループに任せる。ザラブラジルを設立して独自路線で行くインティデックスに対し、ジョイントベンチャーで参入するギャップ、どちらがブラジル市場で成功するか楽しみである。

 ブラジルの家電や自動車業界で、参入30年以上の日本企業を後発の韓国企業が瞬く間に抜き去ったように、一気呵成に攻めた企業が勝つ市場である。
 ブラジルにおけるザラは、ブラジルに住むラテンアメリカ出身者を安い賃金で雇って、過重な労働をさせたために、ブラジル政府から多大なペナルティを負わされたが、それをもろともしない勢いで伸びている。会社の設立は、日本が97年でブラジルが99年と近く、社員数も日本支社の2865人に対し、ブラジルが2398人となっている。
 しかし、店舗数は日本の90店舗に対して約半分の41店舗。デフレの日本に対して、現地生産した上に高級ショッピングセンターに入っているブラジルの客単価はおそらく日本の倍ぐらいではないかと思われ、同じぐらいの社員数に対し店舗数が半分でもブラジルのほうが利益は出ているであろう。

 それを迎え撃つ地元勢も安穏とはしていられなくなった。ブラジルのアパレル業界おける現在売上規模で一番なのは、レナー(Renner)というブラジルの南部ポルトアレグレに本社を置くグループ会社だ。ブラジル国内に大型店舗を中心に約195店舗を持ち、年間売上が19億4974万ドル(12年)。アパレルだけではなく、雑貨なども手掛けているが、あくまでメインはアパレルである。全国規模で考えると現在の店舗数195はまだまだ伸びしろがあり、実際11年からの伸び率も11.6%と2ケタ成長している。少なくともブラジル全土で500店舗の余地はあると考えられ、そうすると5000億円規模まではいくのではないだろうかと思われる。(2へ続く)

【筆者:株式会社クォンタム/輿石信男】
株式会社クォンタムは91年より20年以上、日本とブラジルに関するマーケティングおよびビジネスコンサルティングを手掛ける。市場調査、市場視察のプランニング、フィージビリティスタディ、進出戦略・事業計画の策定から、現地代理店開拓、会社設立、販促活動、工場用地選定、工場建設・立ち上げ支援まで、現地に密着したコンサルテーションには定評がある。11年からはJTB法人東京と組んでブラジルビジネス情報センター(BRABIC)を立ち上げ、ブラジルに関する正確な情報提供とよりきめ細かい進出支援を行なっている。

◎当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。

提供:モーニングスター社

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